関連会社との飲み会で



酔っぱらった


ヤン様が,




深夜ご帰宅後




「店の女の子に



 『(若くして)結婚して,後悔してませんか?』


 って聞かれてさ。



 『うん。してない。』って答えたら


 その場に居た一同に




 『即答!?』って,


 すんごく驚かれた。」







とか,ご報告してくる



ド・天然夫,ヤン様。






そんな質問,する方も


どうかと思うけど





そんな事は,特に


深く考えない天然さに



釜さんも,思わず閉口したわ・・・。









そんな事より,結婚して


後悔してる人が



そんなに多いのかと


驚かされた。





何だかんだ,みんな


色々抱えて生きてるもんなんだなぁ。









さて,久々に


就職した時の同期と


会合を開いたが,




育休明けの転勤に加えて,


ダメ上司と,激務と育児に


激やせしちまった子が



仕事辞めたいと


思っちまったみたいだ。





思わず,辞めた時と


その後の心境を


色々と,語ってしまった。





いつまでも


同じ調子で続く訳がないけど,



仕事してる限り



別れ道や


回り道があっても,



いつかは


思った事に近い仕事が


出来るようになったり,



色んな経験をして


色んな人間を見て






たくさんの思い出ができる。






それが,本当に


宝物みたいなもんだと思う。







でも,


釜さんは行き止まりに


なっちゃったから



もう一度


その道に戻ろうと思っても


そうは上手くいかない。




病気のせいでもなく,


やっぱり辞めたから。




休む事は,


いつか戻るってことだけど



辞めるってことは,


終わりってことだった。






「勝ち負けで言うのは,


 おかしいけど



 何か,負けた気がする。」



とか言うと,




ヤン様は,




「辞めたのは,


 俺が転勤したせいじゃん。



 お前は,最後までやりきった。」






とか,涙が出てくるんだが





転勤のせいだとか,


他人のせいじゃない。



釜さんの人生が


行き詰ってた所に,


転機が訪れただけだと思う。







自分に出来ることは


何なのか,


考えて行かなきゃなんない。





目標が無い,


夢が描けない,



そんな事が


こんなに苦しいもんだとは


思わなかった。





加えて,目標が無い人の


周りには,同じような


持て余している人しかやって来ないんだって


事も分かった。





同期のような


友達は,今の状況では


中々見つからないだろうな。





90人の中から


見つけた


尊敬できる同期,3人。





仕事の相談に


のってるうちに,




自分が4年半の間


思ってる以上に,




研究に真面目に取り組んで


仕事上の引き出しと知識が


増えていたことにびっくりした。




色々教えてもらってたんだな,とか。





そう言えば,


授業は最後まで


楽しかった,とか。




ほら,やっぱり



思い出は,宝物じゃないか。