釜さんには
縁のない話だが
ヤン様は,昔から
よく同窓会に
出かける。
仲の良い同級生が
多かったんだなあ・・・と
感心するが
この間
ヤン様の実家に
帰省したとき
お姑さんから
世間話のついでに
妙な事を聞いた。
「あの子(ヤン様),この間
同窓会で女の子から
”ねえ,奥さんと別れて
私と付き合おうよ。”
って言われたらしいわよ。
傍で聞いてた子の,お母さんから
聞いた話なんだけどねー。」
さて,
あなたならどうする? ←笑。
まだ何をした訳でも
ないのだから
とりあえず,様子見?
怪しい事は,問い詰める?
釜さんの友達に
それを話すと
「そりゃ,相手の女に
今すぐ電話しな!」
なーんて,言い放った
激情家の女の子が
いたのだが・・・。
それは,薮蚊だろう・・・と,思う。
どっちにしろ
何となく,女の反感を買うような
発言をする人であることは
間違いないので ←釜さんに,回り回って伝わってるし・・・。
釜さんも
いい気分ではない。
さて,
釜さんは
そういう面倒臭そうな人には
ヤン様に近付いてほしく
ないので
ほとぼり冷めた頃に
「ねえ,その人の名前だけ
教えといて。
別に何もしないけど,
とりあえず覚えとく。」
と,言うと
案の定
渋るヤン様。
酒席の冗談の範囲
ということは
ヤン様の説明を
聞くまでもないけれども
その話を
聞いてしまった以上は
一応,頭に入れておきたい
釜さん。
しばらく渋った後に
苗字は
言ったものの
名前までは
やめた方が良いかなと
考えている様子のヤン様。
しかし
釜さんは,
何故かその苗字に
なーんとなく
聞き覚えがあった。
「○子・・・?」
と,思い浮かんだ
名前を言うと
「何で知ってるの!?」
と,びっくりするヤン様。
釜さん自身も
何で知ってたんだろう,と
よくよく思い返すと・・・
大学生の頃に
ヤン様の携帯を
いじってた時のこと
受信ボックスには
いろいろな女の子からの
メールがあったが
メールの中身までは
よく覚えていないまでも
その中の一つに
何となく引っかかる
メールの差出人について
「この人って,どんな人?」
と,ヤン様に
聞いてみたことがある。
わざわざそんなことを
聞くと,
「もー。勝手に見ないの!」
と,怒られるので ←でも,ヤン様の目の前でしか見ないけども。
いつもは
そんなものは聞かないが。
その名前が
たぶん
その子だったような
気がする。
と,言うと
ヤン様が
「君の記憶力に
びっくりしたというか
呆れたというか
ちょっと,怖くなったというか・・・。」
うーん・・・
むしろ,釜さん自身も
びっくりしたよ・・・。
そして,前述の通り
どうする
という事もないのだが
ヤン様の実家で
テーブルに,放置してあった
卒業アルバムを開いて
念のためその子を
確認してみた。 ←ちょっと,いじらしい。
結果,
ヤン様のタイプでは
なかったので
これにて
終了ということで。
そして,それを
前述の激情家の友人に
言ってみると
「卒業アルバムなんて
分かんないもんだよ!
女なんて化粧すれば
変わるんだからー!」
と,言うが
ヤン様の好みは
極力厳しく
骨格が好みでないと
化粧もほぼ無意味に
なっちゃうような人なので,
問題なし。
次の日,
ヤン様がふと
「昨日,君が
いなくなる夢を見たよ。
どこ探しても見つからなくって
だれに聞いても答えてくれなくって
探し回って
やっと見つけたと思って
起きたら泣いてたよ・・・。」
とか,言うもんだから
ヤン様・・・やっぱ可愛いな・・・。←ノロケ。オエ(´Д` )
って,ヤン様のが
一枚上手って事か・・・!