high-kam日記 -2ページ目
ヤン様は,
短期の出張から
帰ってくると
家に到着して
20分以内に
体の予備電源が
切れるらしく
釜としては
それまでに
風呂に入れて
ご飯を食べさせるのが
目下目標だ。
残業や出張移動で
深夜1時~2時に
帰宅し
翌日きっちり
7時前には
家を出る生活を
続けていると
普通は
ぐったりだと思うのだが
ヤン様は
特に
体の不調を訴えるでもなく
睡眠不足で
イライラすることもなく
淡々と自宅と会社を
往復している。
ニコニコしながら
毎日黙々と
仕事をこなす
ヤン様に,
「疲れないの?」
と,尋ねても
すっとぼけるので
釜なりに
ヤン様の疲れを測る
尺度を作っている。
寝る直前
ヤン様の電源が
完全に切れているのか
確認するスイッチは
背中の筋肉。
小さい頃に
鍛えた格別
柔らかい筋肉が
ほんの少し緊張しているだけでも
掌で触れれば
よーく分かる。
または。
手を握る。
リラックスしようと
完璧に電源を切ろうと
無意識に努力しているくらいの
状態だと
やっぱり不自然な
力が入っているのが
伝わってくる。
とりあえず,
異常に体温の高い
ヤン様の熱を
あの手この手で冷まし
冷めていく
その一番眠りに
入りやすいときに
邪魔せず
すっと手放して
あげると
完璧に
シャットダウンする
ヤン様。
普段と環境が
ちょっとでも変わると
恐ろしく寝つきが
悪く,
無理して寝るよりも
1週間くらい
緊張状態を持続した
方が,
楽だという
ヤン様の
時として
のび○くんの昼寝より
早い
その寝入り方は
見ていて
飽きない。
そして
数少ない
釜の嫁としての
達成感が
味わえる瞬間でもある・・・。 ←そこ?
どうでも良い事しか
このブログには綴っていないのを
既に了承済み
という認識で,
いつも
記事を書いている・・・ということで。
釜は,ヤン様以外と
3ヶ月以上続いたことがない。
ということで,
例の彼とは
とっくに終わってしまっている。 ←やっぱ早い。
友達にも戻れないのが
若干悲しいが。
釜の場合は,特に
人と感情グラフの上がり下がり速度と角度が
抜群に違ってしまうため,
仕方がないこと
なのかもしれない。
ヤン様は,世の旦那とは
色々違った構造で
釜の心の動きやら
悩みやらを
全て毎回受け止める
すごいヤツなのだが
今回,釜が
終わったなー(落ち着いたなー)と
思った後,
全て
洗いざらい報告すると
「俺,自分でもビックリするくらい
腹も立たなければ
悲しくもないんだけど・・・。
俺って,本当に君のこと
愛してるのかな・・・?
って思うくらい
何の感情も起こらない・・・。」
ヤン様,
やっぱり
変わってら。
何年経とうと,
この人が
私の興味の対象から
外れることは無いのだろう
と,思う今日この頃。
世に
釜さん程,
旦那に無条件に
ひれ伏している
妻は
居ない
と,
釜さんは
自身で勝手に
思っている。
ヤン様に会ったことのある
釜の知人は
皆
口を揃えて
「優しそうな雰囲気」
だとか
「可愛い顔」
だとか
「学生みたいに若い」
だとか
言うけれども,
釜は,
ヤン様の
そんなところに
ゾッコンなのでは
断じてない。
そんなものは
ヤン様の
カッサカサの
極小耳くそよりも
小さな長所に
過ぎない。
ヤン様という
存在の中の
その
最も
秀でているものとして
強いて挙げるならば,
「例え,
他人がどうでも良いと
捨てるようなガラクタであっても,
自分が欲しいと思ったものは
涙を流し,屈辱に耐えて
時間と労力を惜しみなく費やし
そのありったけのクソミソな忍耐力と
周到さで
確実に,手に入れる」
才能である。
釜は,それ故に
彼から逃れられた事は
一度たりとて
無い。
さて,今回の
釜さんの
恋人騒ぎ。(←騒ぎ?んー,まぁいいさ。適当。)
ヤン様は,釜さんの
撥ねっ返りの性格を
熟知しているため
前述した通り,
「君,俺と仲直りしようとして
無理に
その人との関係を
終わらせる必要はないよ。
いつか,たぶん
落ち着くところに
落ち着くと思う。」
と,言いながら
涙を流していた。
泣く
というと,
ヤン様は負け惜しみを
言っているのでは
ないか
もしくは,
悲しみと困惑で
どうしようもなく参っているのでは
ないか
と,一見
思われるかもしれないが
それは違う。
ヤン様は
泣きながら
釜の行動を
それは周到に,
読んでいる。
釜の行動や思考に
反対しても
より一層
反発する癖を
分かりきっている為,
そして
釜が
まさに釜である故の
熱しやすさと冷めやすさを
分かり腐っている為,
冷めた頃を
見計らって
どうしようもなくなって
足掻くしかなくなった
釜に
救いの手を差し伸べ
自分から
「わたしが全て,間違っていました」
と,
言わせてしまう
そういう結末が
彼には
泣きながらも,
冷静な頭の中では
見えているようだ。
釜は,
時折
このガラクタのような
自分を
何故,この完璧な
旦那が
釜という
ガラクタのような妻を
見捨てないでいるのか
不思議を通り越して
不可解過ぎて
ときに,恐怖を感じるが
まぁ,
彼の完璧と思われる
人生の
唯一の
無意味で贅沢過ぎる
ガラクタの
一つに
釜さんが
数えられるのは
悪くない。
この間,ヤン様と
釜さんの彼氏が
同時に
体調を崩した。
その日,最近
ずっと体調が悪い
という彼を
病院に
送って行こうと
思っていたのに,
ヤン様が
出張先から
「しんどいから,今日帰る。」
と,電話をかけてきた。
さて。
ヤン様は
飛行機含めて
片道5時間半かけて
帰ってくるんだが,
新幹線の駅まで
釜さんが,迎えに
行ってあげれば
4時間で済む。
いわゆる,板挟みって
やつで。
普通なら
悩むところだが。
しかし,釜さんは
アホみたいに
何も
悩まなかった。
「あ,旦那ダウンしたから
ごめん。じゃ。」
で,のこのこ
迎えに行っちゃう釜。
さらに,ついでに
迎えに行く前に
干していた布団に
洗ったシーツ付け,
帰ったら,すぐ
寝れるようにして
洗濯して干して
床,クイックルして
洗い物全部片付けて
風邪用の買い物全部
済ませて
玄関掃いて,盛り塩変えて
洗車して
を,仕事終えた
2時間で
何の疑問も持たず
大急ぎでやり終えて
ヤン様を
迎えに行ってやるっていう
そういう,釜は
ハチ公より
犬らしい
と,思わないか?
最近,ここ10年間
一度も感じたことのない
ストレスにぶち当たっていた
釜さん。
ヤン様に
会話が通じない。
え?
元々,あんたら
会話のキャッチボール
成り立って無かったよって?
いやいや,自分達の使える
最も端的な言葉で
会話してましたよ。
そして,楽しく
コミュニケーションして
意思疎通できてたんです。
それが,
何故か。
いくら言葉を尽くしても
一番分かって欲しい人に
分かってもらえない
この,もどかしさ。
釜さんは
この一年
ヤン様がいくら遅い時間まで
飲み歩こうと
いくら長期間出張に
行こうと
家事も何もせず
尽くされることが当然のように
ヤン様がぼけっとしていても
文句を言わず
世話を焼いてみた。
その頃の
ヤン様は,仕事にも
脂が乗りはじめた時期で
釜さんは
ヤン様のちょっとした
傲慢な発言にイラついては
何気なく諭してみて,
でも
全く分かってもらえない
もどかしさに
さらに,イラついていた。
そうすると,
我慢していないようで
やっぱり釜さんは
我慢していたらしく
ある日,ぷっつりと
気が付いた。
ヤン様に,
寂しさを泣いて甘えることも
子どもができない
苛立ちをぶつけることも
仕事の愚痴を言うことすら
もはや,
何もかも
素直に
できない。
そして,
その時丁度
話が合い,魔法のように
打ち解け合ってしまった
一回り年上の彼氏を
作ってしまったのだった。 ←オイ。
付き合い始めて,
早くも3か月になるが
釜の友人に言わせると
「何?その両手に花な感じ・・・。
あんた,贅沢過ぎ。
っていうか,何で
旦那に
彼氏の存在を
認めさせてんだよ。
可哀想な・・・。」
ということに
なるのだそうだ。
でも,釜さんは思う。
例えば
ヤン様に気になる女の子が
できたとして
その子と会話して
励まされたり,慰められたり
時にはそれ以上の
関係を築いてしまったとしても
それで,ヤン様が
元気に過ごせるならば
それでも良いと思う。
ヤン様が,私のみに
忠義を示すために
他の人間との付き合いを
狭めたり
我慢したりしたりすることで,
釜さんに購いきれない
何かがでてきたとしたら
むしろ,釜さんも
困る。
結婚しても,お互いの間だけで
処理できることばかりじゃ
ない気がするから。
一人じゃ生きていけない
人間同士が,結婚して
お互いに支え合って
購い合って
生きていくにしても
全ての要求,欲求を
相手に満たしてもらおうなんて
無理だし,
犠牲も大きい
気がする。
だから,釜さんの人生に
おいて
今というタイミングで
彼氏が存在したワケで,
それで,新たな
悩みやら問題やらが
発生するにしても
自分では,
今はそういう時期だから
仕方ない,と
諦めている。
ヤン様と
少しずつ,話し合って
打ち解け合って
お互いの綻びを
直しているけれども
きっと,その彼氏が
存在しなければ
直す前に
無性に苛立って,
綻びごと
勝手にハサミで
切ってしまって
いたのかもしれない。
人生において
必要なときに
必要な人間が
現れるもんなんだと
ヤン様に言うと
「君,俺と仲直りしようとして
無理に
その人との関係を
終わらせる必要はないよ。
いつか,たぶん
落ち着くところに
落ち着くと思う。」
だとさ。
他人から見ると
そして,彼氏から言わせると
何とも
不思議な夫婦関係
なんだそうだが
釜さんから言わせると
何とも
ぴったりで
素敵な夫婦関係なんだ。

