ブルース・スプリングスティーン全曲未発表!
『American Beauty』全世界7500枚限定アナログ・オンリーでリリース!
ブルース・スプリングスティーンがRecord Store Day用に完全未発表曲4曲を収録した12インチ・アナログEPを4/19発売した。なんと4曲すべてが未発表!最新作『High Hopes』や近年のレコーディング時に録音されつつも、アルバムのテーマに合わなかったり、何らかの理由で収録されなかったもの。未発表曲とはいっても4曲ともすべて、アルバムに入ってもおかしくないクォリティ、完成度。
ブルース・スプリングスティーンがロック界でも屈指の多作家であることは広く知られている。だが、「アルバムは長い物語のひとつの章なんだ」と考え、単に10数曲の新曲を集めたものではなく、主題や基調音に沿った作品のみを慎重に選んで、「アルバムをひとつの完全な世界に仕上げることが気に入っている」ために、数多くの名曲が書かれ、録音されたにもかかわらず、少なからずの作品が未発表なままに終わってしまう。その結果、宝物がごろごろと眠っているわけだ。以前のインタビューでブルースはこう答えている
「俺たちがレコードを1枚録音するときは、アルバムの2、3枚分に値する曲を録音してきたんだ。その結果、たくさんの曲が使われないままに残っている。アウトテイクじゃなくって、“未発表曲”がね。それらは今から思うとレコードに入れるべきだった曲もあったし、レコードになった曲と入れ替えてもおかしくない曲がたくさんあって、99%仕上がったままで保管室に眠っているんだ。俺はレコードとレコードの間にとても長い時間がかかるから、何らかの音楽を発表する、ずっと長い間発表したかった音楽を世に出す機会を探していた。俺の作品を辿る同じ旅だけど、ちょっぴり異なった道筋なんだね」
今作はレコード・ストア・デイ用に限定のアナログ盤(150 GRAM VINYL)で登場!プレス枚数は全世界で7500枚。超レアなアイテムになること間違いなし!
●Bruce Springsteen『American Beauty』
A1. American Beauty
A2. Mary Mary
B3. Hurry Up Sundown
B4. Hey Blue Eyes
全世界7500枚限定12inchアナログEP(輸入盤)で発売。
ソニー・ミュージック・ショップでお買い求めいただけますのでお早めに!
(在庫無くなり次第終了となります。ご了承ください)
http://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?site=S&ima=5837&cd=00AX000004149
【『American Beauty』曲目について】
A1. 「American Beauty」
『High Hopes』の「Frankie Fell In Love」をちょっとテンポ落としてズッシリとしたリズムにした感じ。ブルース自ら弾くスライドギターがいい味付けになってます。メジャーコードでどーん!まさにアンセム的なR&Rナンバー。ボスはシャウトも最高です。これはきっと「Frankie Fell In Love」や「Just Like A Fire Would」を『High Hopes』に収録することによってはじかれちゃったのかもですね。
A2. 「Mary Mary」
近年のアコースティックサイドのブルースといった感じ。ちょっとリフが「We take Care Of Our Own」を彷彿させる感じもします。ブルース、パティ、ロン・アニエロ、チャーリー・ジョルダーノ他参加。Violin,Cello,Stringsも入ってじわじわと盛り上がっていきます。
B3. 「Hurry Up Sundown 」
ストレートなメジャーコードの王道のR&R。でも最後のほうでちょっと今までのボスにはないようなタッチも感じられる珍しいポップナンバー。この曲はドラム以外ブルースが一人で演奏!リード&バックヴォーカル、ギター、ベース、キーボード、ピアノ、グロッケンシュピール(鉄琴)など全部演奏してます。他参加してるのはドラムのJosh Freeseのみ。彼は『High Hopes』の「This Is Your Sword」でもクレジットされてるので、その頃のセッションなんでしょう。彼はセッションドラマーとしてSting,Devo,The Offspring,Nine Inch Nails etc.に参加。ちなみに1997年から2000年にかけてガンズ・アンド・ローゼズに参加してました。
B4.「Hey Blue Eyes」
この曲はEストリート・バンドのマックス、ロイ、ゲイリー、ニルス、パティ、スージー他参加。プロデュースクレジットをみるとこの曲はブレンダン・オブライエンになってるので最初は『Magic』『Working On a Dream』の頃でしょうか?曲調としては「This Hard Land」のアコースティック版のような感じで、途中からかぶさってくるブルースとパティ?のふわふわしたようなファルセットのコーラスと遠くで鳴ってるニルスのペダルスティールが相まって、とても深遠で美しい雰囲気に仕上がってます。