本日会社に来て見たら、BTR 30周年盤のもろもろの紙サンプルが届いていた。いわゆる本ちゃんのディスク(CD,DVD)だけが入っていない、それ以外は実際に商品となるもの。印刷会社で印刷され、製本され、工場へ納品されるわけだが、そのタイミングでこちらにも見本が届いた。


「箱」、あけると上部に「3枚分の見開きジャケット」(CDとDVD、各ディスクが別々に入る紙ジャケのようなジャケット)、下部に正方形の「英文ブックレット」、そして「日本語ブックレット」が重なって入っている。


今回の日本盤のボックスはUS盤よりも小さくコンパクト。見た目はそんなに変わらないが、日本独自のボックス仕様になっている。最初こういった形態になるという設計図のようなものが届いた時、まず問題だったのは、箱の中で上記の3つのジャケットとブックレットを入れるプラスティック製と思われるトレイのようなもの。全く同じものを最初から作るとなると型からつくって数ヶ月、もちろん30周年中の発売なんて間に合わない・・・。輸入する手も考えたが、納期が全く当てにならない(パッケージ見本がなんて結局最後まで届かなかった・・・)ってこともあり、「トレイ」をなしで日本は行きたいとUSへお願いした。いろいろ検討されたが、結局中に入れるものをずれないようにするため、その分箱を小さくする方法論でマネージメントは意外と簡単にOKしてくれた。そして新たにコンパクトボックス用のデータがUSから送られてきて、ことなきを得た。。。(箱のサイズが小さくなったため、右端の絵柄が若干見えなくなっているけどデザイン的に全体を縮小することのではなく、幅を縮小することでOKとなったものなので、その辺はお許しいただければと。。


あと輸入盤との違いは盤面。これは以前に輸入盤が届いたときにも書いたが、輸入盤はCDの盤面が表裏とも黒いディスクなんですが、日本盤は両面シルバー。輸入盤のはブラックディスクというプレステとかゲームとかで使われているような両面黒のディスクなんですが、日本では再生できない機種もあるということで、採用できないため、しかたなく通常のシルバーディスクでいくことになりました。本当は黒い方が味わいあることはわかっているんですけどね。表のレーベル面だけでも黒の方がいいと思う方もいるかもしれませんが、これは結局USから改めて届いたデータを元に作成してますので、こちらもご了承いただければと。


こうしてみると完成一歩手前、もうすぐ工場でおばちゃんたちが手作業でCDやDVDを丁寧に一枚づつこのジャケットに入れて、箱に詰め込んで、シュリンクして、ステッカーなどを貼って製品化してくれる。こういった一連の作業は全て「手作業」、一日に作れる数も限られてくるので、その作業はぎりぎりまで続けられる・・・。