今、私が裁判で徹底的に戦っている相手。実は彼、昔からの同級生なんです。
今回は、なぜ彼と裁判沙汰にまで発展したのかを語る前に、
彼の「信じられないような経歴」についてお話ししようと思います。

踏まれても起き上がる男

20代前半の頃、彼はネットワークビジネスで大成功を収めていた時期がありました。
とにかく口が上手く、人を引き付ける謎の魅力があったのは確かです。
その後ネットワークを辞め、携帯電話の販売やアンテナ工事など、様々なビジネスに手を出しては、上手くいったり失敗したりを繰り返していました。

まるで「踏んでも踏んでも起き上がってくる雑草」のような彼を見て、私や周りの友人は冗談交じりにこう噂していました。

「あいつ、そのうち『金(ゴールド)』でも掘りに行くんじゃないか?」と。

冗談が現実になった日:モンゴルの金鉱山

2000年頃のことです。なんとあの冗談が、信じられない形で現実になりました。
彼が私のところにやってきて、真顔でこう言ったのです。

「モンゴルの金鉱山を落札しに行くから、お前もお金を出せ!」


当時のモンゴルは「政府の人間すら信用できない」という噂があったほど不透明な状況。
当然、私はきっぱりと断り、「本当に大丈夫なのか?」と彼を本気で心配しました。
しかし彼は、自己資金と周りからかき集めたお金約1億5,000万円を投じ、別の会社と合同で本当に鉱山を落札してしまったのです。

「マイナス何十度だから掘れない」

しかし、待てど暮らせど彼のもとに「金」や「配当金」が送られてくる気配はありません。
顔を合わせるたびに「大丈夫か?」と聞くのですが、彼はその度に、

 「今は冬でマイナス何十度にもなるから、掘れないでいるんだ」 などと、色々な理由を並べるばかり。


そのまま2年、3年と時間が過ぎ、私は「ああ、これは完全に騙されたな」と確信していました。
それでも彼だけは希望を捨てていませんでした。
結局、4年ほど経ってから「中間の人間が資金を持ち逃げしていた」と聞かされました。


その時、彼が背負った借金は1億2,000万円に膨れ上がっていたと聞きました。


不可解な漫画喫茶ビジネス

その後も彼は飲み屋をやるなど相変わらずしぶとく生き残り、ある時、居抜きで「漫画喫茶」を始めました。
心配になってお店を覗きに行くと、なんと大繁盛。
彼も「儲かっている」と豪語していました。

ところが1年ほど経った頃、「地主が建物の契約更新をしてくれない」と言い出したのです。

儲かっている繁盛店なのに、なぜ地主は更新を拒んだのか…今思えば謎が残ります。


さらに不可解だったのは、その立ち退きの話が出た直後、
すぐにもう一軒、別の漫画喫茶を居抜きで始めていたことです。

新しいお店に行ってみると、お客さんはほとんどいません。
「これ、本当に大丈夫か?」と聞く私に、彼はこう言い放ちました。
「現金が回るから、これでも助かるんだよ」

私にはその理屈が全く理解できませんでしたが、案の定、1年も経たないうちに2つの漫画喫茶は両方とも潰れてしまいました。

そして、あんかけスパゲッティへ…

1億超えの借金、不可解な漫画喫茶の連続閉店。
普通ならここで心が折れるはずですが、しばらくすると彼は、
今度は「あんかけスパゲッティ屋」を始めていました。


この「異常なまでの生命力」と「どこか危うい金銭感覚」を持った同級生。
彼が今、私が徹底的な証拠と理論武装で立ち向かっている「裁判の相手」なのです。