一並びの日に一つ目のコメントです。
やはりこの季節は入試の話題を。


■大学入試シーズン到来、今年の傾向は…(産経新聞 2011年1月10日)
不況で費用削減、就職考慮

15、16日に迫った大学入試センター試験を皮切りに今冬の大学受験シーズンが本格化する。大手予備校の調査では、地方大学を志望する受験生が増えており、学部別では、看護師や教員などの資格が取得できる学部の人気が高い。予備校の担当者は「長引く不況で、地方からの上京費用がいらない『地元志向』、就職を視線の先に置いた『資格志向』が強まっている」と分析している。
独立行政法人「大学入試センター」によると、センター試験受験予定者は55万8984人。大手予備校「河合塾」の予想では、センター試験を受けない受験生も加えた大学志願者の総数は、前年比約5千人増の約68万5千人となる見通しだ。
(略)


この季節、大学入試の記事をよく見ますが、私は「受験生はどのように志望する大学、学部、学科を決めているのか。」が気になります。
おそらく、学力(偏差値)、将来の進路(就職)、興味、経済的理由、親の意向などを考えたうえで、できる限り有名な(偏差値の高い)大学と滑り止めを受験して、合格した大学のうち最も偏差値の高い大学を選んでいると思います。

もし本当にこれだけで決めているならば、大学職員としては非常にもったいないと思います。
大学というところは、みなさんが思っている以上に広く深く学べる場所です。
しかし、大学では黙っていても誰も教えてくれず、自分から学ぶことが非常に重要です。
その意味で、「大学で何を学びたいか」を見出すために情報を集めて、「自分の意志で大学・学部・学科」を決めて受験・入学をして欲しいと思っています。

いっぽう、大学側の受験生に対する情報提供も不十分です。
入学(受験)と卒業(就職)という点の情報ばかり強調して、在学中の教育の情報が欠けています。
今後の日本を支える人材を輩出する使命を担っている大学として、このあたりしっかりと取り組まないと自らの存在価値が問われるでしょう。

とはいえ、入試はもう目の前です。
受験生には体調に気をつけて、これまでの勉強の成果を発揮して欲しいと思います。

いち大学職員でした。