河合その子さんの7thシングル。
1987年に発売されました。
河合その子は、おニャン子クラブの第1回卒業生。
前年春に1年の在籍期間を経て卒業、ソロ活動へと移行しましたが、
僅か1年と少しで、ここまでガラリと印象が変わるのか・・・
と思うくらい「アーティスト」していたな、と思う1枚です。
8ビートと三連のリズムを融合させた、独特の世界観を持って
ヨーロピアン・クラッシックを表現しています。
年齢的にも、ルックス的にもアイドルだったし、出演する番組も
アイドルが中心となり出演する番組だったけど、どちらかとゆーと
「美しい容姿を持ったアーティスト」って風格があったなー。
初期の楽曲は甘いキャンディボイスを生かした可愛い曲中心で
構成していたけど、3rdアルバムあたりから、アーティスト色が強く
なり、甘い歌声は封印し、カッコ良く歌唱する様になりました。
でも、根底の声質は可愛いので、その片鱗が見えて、それが
魅力になっていたと思います。
一応、このシングルから「セルフプロデュース」とゆー触れ込みでした。
でも突然の路線変更では無く、徐々にアーティストなカラーを出して
いたから自然と受け入れられたかな?と思います。
B面「赤道を越えたサマセットモーム」も、フレンチポップスっぽい
仕上がりの楽曲ですが、こちらは割りと可愛く歌っていますね。
CBS SONYのこだわりと、河合その子の持つアーティスト性が
融合して、素晴らしい作品になった1枚だと言えます。