うしろゆびさされ組の6thシングル。

1987年に発売されました。

 

ラストシングルです。

うしろゆびさされ組は、会員番号16番 高井麻巳子の

おニャン子クラブ卒業に伴い、解散が発表されました。

アニメ「ハイスクール!奇面組」の主題歌担当ユニット

として結成され、1年半の間ずっと同番組の主題歌

を担当。シングル6枚は全て、この番組のタイアップ

となりました。

 

最後を飾るこのシングルはタイトルも「かしこ」と、

女性が手紙を書く際に文章の締めに使う言葉。

歌詞も、ラブレターをテーマにした淡い恋の歌で、

こーゆー所って秋元氏のセンスが光るな、と

思いますね。

 

明るいポップス調の曲調で、うしろゆびらしさを

忘れずに、明るくラストを飾った名曲です。

 

このシングルもオリコン1位を獲得。

ラストも1位で、これで5作連続の1位となりました。

(デビューシングルのみ5位でした)

 

元々、アニメの主題歌用ユニットとして結成。

「帰る方向が一緒」とゆー理由と、アニメのヒロイン

2名のイメージで、この2名が選出されたワケですが、

その偶然がこんな素晴らしいユニットを作りました。

声の質、お互いの身長差、ルックスのタイプの違い

など、色々な意味でバラバラだった2人。この2人で

しか出来ない化学反応が起こったと思います。

 

高井麻巳子はおニャン子卒業後も芸能界に残り

ソロ活動の予定だったし、奇面組も続く予定だったので、

このまま解散せずにユニットだけ残すとゆー選択肢

もあったと思うのですが、そこは「終わりの美学」を

追求したのでしょうね。でもそれが結果的に、この

ユニットを「伝説」にしたんだと思います。

 

本当に素晴らしい2人組だったな、と改めて思いますね。