新田恵利さんの5thシングル。
1987年に発売されました。
日曜夜7時半から放送されていたアニメシリーズ「世界名作劇場」。
その13作目にあたる「愛の若草物語」の主題歌シングルとして
発売されました。
A面「若草の招待状」がオープニング。
B面「夕陽と果のメロディ」がエンディングでした。
ジャケットもアニメ絵バージョンのあるダブルジャケットでした。
第8作である「トムソーヤの冒険」から、キャニオンレコードが主題歌
を担当していましたが、前年の第12作「愛少女 ポリアンナ物語」が
何故かハミングバードの工藤夕貴が主題歌を担当。
また、この作品からキャニオンレコードに戻って来ました。
この頃から、アニメ主題歌もアイドル歌手のタイアップ戦法として
起用される事が多くなり、その一環だったのだと思います。
楽曲は、ミディアムテンポの優しい感じで、いかにも「名作劇場」
って感じの壮大な楽曲に仕上がりましたね。
しかし、歌ったのは新田ちゃん。
そう、彼女は音程が外れている事で有名なアイドル歌手です。
よっぽど苦情があったのでしょうか?
このOP・EDは僅か3ヶ月で、主役声優さんが歌う楽曲に差し替え
となってしまいました。(作品は1年放送されました)
なんでも噂では「子供の音階が破壊される」とかそーゆー苦情が
殺到したとか・・・。
世界名作劇場の主題歌が3ヶ月で変更なんて前代未聞でしたね。
後にも先にもこの時だけでした。
まあ、そんな評価もあってか、オリコン順位も3位止まりでしたね。
段々と、おニャン子ブームも終焉に向かい「何でも売れる」時代
では無くなっていたのかも知れません。
(まあ、新田ちゃんはこの時点で既に卒業していたのですが)
尚、この楽曲の正しい音階を知りたい方は、コロムビアカバー
の橋本潮さんのバージョンを聞いていただければ良いかと思います(笑)