三田寛子さんの3rdアルバム。

1983年に発売されました。

 

1年ぶりのオリジナルアルバムです。

2ndアルバム「メランコリー・カラー」と全く同じ11/21発売。

最近は、殆どの音楽ソフトは水曜日に発売されますが

当時はレコード会社の締日の関係で、特にCBS SONYは21日

発売が多かったんですよね。

なので、丁度1年ぶりのアルバムとなりました。

 

この間に発売されたシングルは「ひとりぽっちの卒業式」

「初恋」「野菊いちりん」の3枚でしたが、収録したのは2枚のみ。

「ひとりぽっちの卒業式」のAB面はアルバム未収録でした。

 

「初恋」「野菊いちりん」でお世話になった村下孝蔵さんが、

このアルバムのタイトル曲でもある「夢路」を作曲されています。

(作詞は阿木耀子さんです)

 

この「夢路」とゆー楽曲がなかなか名曲です。

マイナーコードのアップテンポですが、孝蔵さんのメロディラインは

どこかもの悲しさがありますね。寛子ちゃんの魅力を上手く引き出せて

いると思います。

 

他には「初恋」は別テイク・オケ違いのアルバムバージョンだったり、

京都弁で歌う「かんにん」など、魅力一杯のアルバムに仕上がりました。

 

あとはジャケットの写真がいいですね。

寛子ちゃんのLPジャケットの中で、一番好きな写真です。

どことなく、色っぽくも感じますね。

 

レコードの帯が上についている、とゆー珍しい商品でした。

これは、顔のドアップなジャケット写真の特性を生かした

感じだったんでしょうね。

 

尚、同時にカセットも発売されました。

 

寛子ちゃんのアルバムで一番の名作では無いかな?

と思っています。だんだんと彼女の歌声にも魅力が出てきた頃

かな、と思いますね。