三田寛子さんのベスト盤。

1983年に発売されました。

 

初の三田寛子さんのベスト盤です。

カセットテープで発売されました。

 

1983年当時は、カーステレオはもっぱらカセットテープが

主流でした。また、レコード盤が主流の時代だった為、

取り扱いが難しいレコードと違い、手軽に再生出来る

カセットテープでソフトを購入するユーザーも少なからず

ですがいました。

 

それに、音楽はアルバムで聴く、とゆーユーザーも

いた為、レコード会社としては

「ヒット曲が収録されたベスト盤」

とゆーのを、出す傾向にありました。

 

三田寛子さんもこの時点で6枚のシングル、2枚の

アルバムを発売しており、「初恋」がそこそこヒット

したのもあり、年末商戦に向けてのベスト盤だった

んだと思います。

 

収録曲は以下の通り。

SIDE A
1 野菊いちりん(6th SG)
2 初恋(5th SG)
3 秋風メランコリー(2nd AL)
4 何故ですか(1st SG B面)
5 カサノヴァ・サンバ(4th SG B面)
6 レモン・センセイション(1st AL)
7 色づく街(3rd SG)

SIDE B
1 駈けてきた処女(1st SG)
2 夏の雫(2nd SG)
3 ピンク・シャドウ(3rd SG B面)
4 季節のファンタジー(2nd AL/5th SG B面)
5 ふたりぽっち物語(2nd SG B面)
6 12月のデクレシェント(2nd AL)
7 ひとりぽっちの卒業式(4th SG)

 

殆どのシングルAB面が収録されています。

(6thシングルB面の「秋麗」以外は収録してますね)

 

レコード会社が主導で出す、いわゆる「勝手なベスト盤」って

のは、まあシングル曲が中心になります。このカセットも例に

漏れずそんな感じの選曲です。

 

まあ、妥当な選曲だったんでしょうね。ニューシングルだった

「野菊いちりん」からスタートしてツカミはOK的な感じで、

次にヒット曲の「初恋」です。村下孝蔵2連続って所が、

当時の売りたい部分を反映しているんだと思います。

 

でも、同じCBS SONYでも松田聖子さんの場合は、レコードで

出して貰えた(彼女の場合は半年に1枚、ベスト盤のLPが出てた)

のに対して、寛子ちゃんはカセットのみ・・・。せめてLPで出て欲しかった

なぁ、とか思ってしまいますね。

 

そんな寛子ちゃんの初ベスト盤でした。