三田寛子さんの6thシングル。
1983年に発売されました。
映画「みゆき」の挿入歌でした。
あだち充原作の漫画で、同年春からはアニメも放映されていた人気作品の
実写映画でした。
作品にはふたりの「みゆき」が出てくるのですが、寛子ちゃんは若松真人の
クラスメイト「鹿島みゆき」役として出演しました。
(もうひとりのヒロイン、妹の「若松みゆき」役は宇佐美ゆかりでした)
映画、見に行きましたね。
まあ「みゆき」も好きだったし・・・。
映画の内容は、正直「なぞり過ぎてて面白みに欠ける」でしたけど・・・(汗)
あの独特の間、とか実写でやるのは難しいんでしょうね。
寛子ちゃんのリリースとしては「初恋」以来半年振りとなりました。
作詞はいつもの阿木耀子さん、作曲は「初恋」でお世話になった村下
孝蔵さんです。
阿木耀子さんの歌詞も、村下孝蔵さんの曲に乗せるとこんなにも
哀しげになるんだな、と思いました。直接的では無く、情景などを交えた
なんとも言えない淡い恋の雰囲気がなかなか良い感じです。
B面の「秋麗(あきうらら)」はマイナーコードでアップテンポな楽曲。
こっちがA面でもいいのでは?くらいに良い曲です。
久々のリリースだったので、かなり気合入っていたのでしょうか?
結構ハッピーエンドな曲なんですが、曲調がマイナーコードなので、
どこか哀しげに聴こえますね。でもイントロ・間奏などはメジャーコード
進行で、ボーカル入る前に転調するんですよ。この辺りのテクニック
がニクいなぁ、と思います。
このシングルは2曲とも名曲でしたね。
今でも好きなシングル盤です。