三田寛子さんの4thシングル。

1983年に発売されました。

 

年が明けて1983年になり、前年末の賞レースなども終わって

それぞれ82年組も2年目に突入してゆきました。

 

寛子ちゃんはデビュー年でシングル3枚、アルバム2枚と結構な

ハイペースでのリリースでしたね。

 

そしてこのシングルも年明けすぐの1/21に発売です。

「卒業式」とタイトルにありますが、卒業ソングでは無く、

失恋のラブソングだったりします。

失恋した事を卒業と言い換えて、色々と比喩している、

そんな楽曲です。阿木耀子さんの詞のセンスが光る楽曲です。

 

デビューして約1年が経過し、寛子ちゃんの歌唱力も安定して

きたと思います。顔の表情も含めて、歌でちゃんと演技が出来る

様になって来た頃かな?

 

こーゆー切ない感じの歌、寛子ちゃんに似合っていると思いますね。

この当時は普通にアイドル歌手ではあったのですが、演技派と

ゆーか、歌う時の表情とか、上手に表現していたと思います。

 

C/Wの「カサノヴァ・サンバ」は明るくポップな感じの楽曲。

男子に対してちょっと上から目線の女子の歌で、ちょっと艶っぽく

歌っている寛子ちゃんの表現が面白いですね。

 

尚、このシングルはAB面共オリジナルアルバムには未収録。

後に発売されたボーナストラック入りのCDには、メランコリー・カラー

に収録されました。(まあ、夢路よりはイメージ的にこっちかな、と)

 

アルバムで寛子ちゃんのレコードを集めていた人には知らない

曲になってしまいましたね。

 

そんな2年目の寛子ちゃんのシングル盤のお話でした。