里中茶美さんの3rdシングル。

1989年に発売されました。

 

アルバム「Cotton Candy」のラストに収録された楽曲「Fin」

が少し哀愁じみた楽曲だったのですが、これが好評だった、

との事で、その路線でシングルを、との事でリリースされた楽曲。

 

今までの作風と違い、ぐっと大人になった茶美ちゃんが

堪能できる1曲で、発売時期であった秋にぴったりの哀愁漂う

渋い楽曲に仕上がりました。

 

この曲は発売当時。CDプレーやーに入れて初めて聴いた時

衝撃でした。タイトルからして、明るい楽曲ではないのは想像

できましたが、若干14歳の少女がこんなに大人っぽく歌えるのか、

こんなに哀愁たっぷりに歌えるのか、そして、楽曲イメージを

最大に引き出せるのか、と感動すら覚えました。

 

「歌がうまい」とゆーのは、単に音程が合っていればいい、

と言うわけではありません。その中に個性があり、人をひき付ける

何かがあるのだと思います。彼女の声は、それだけ魅力的で、

そして感情を歌に込める能力があったんだと思います。

 

このブログに書いた大阪城ホールでのイベントで、イベント

ゲストが山田雅人・森脇健治の2人でした。この2人は当時

関西ローカルで「ざまぁKANKAN」とゆー帯番組を平日夕方に

やっていて、若者に超絶人気がありました。

 

そして、その番組にこの「失恋」のプロモートで茶美ちゃんが

出演しました。イベント会場でも山田雅人は彼女を絶賛していた

(激しい振り付けに抜群の歌唱力を褒めていた)のですが、

この番組内でも終始ベタ褒めしてましたね。あまりにベタ褒め

しすぎて、本人照れてましたわ(笑)

 

アイドル歌謡の真骨頂と底力を感じた1曲でしたね。