海外のパーマヘア事情!? | フィリピンに移住したヘアサロンオーナー

フィリピンに移住したヘアサロンオーナー

MakatiのHair Salon Manager と Academy Instructor などやってます。
美容歴35年のケミカル、メディカルなどマニアックな発信も!


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フィリピンでは、、
まだまだ パーマスタイルが少ないです。

先日 一時帰国した際
やはり 「日本は パーマスタイルが多いなぁ~」
と改めて思います。
( 前髪を作っている人もホント多い )

フィリピンだけでなく 他のアジアの人の髪質は 
見た目 日本人と同じ様でも
パーマやカラーリングの
《 薬剤反応 》
が 結構 違います。

ので、ローカルの 薬剤 は、、
結構 強い反応 になってます。

強くないと 
パーマが かからない
カラーが 染まらない
のです。

逆に 日本人 海外生活の あるある ですが、、
フィリピンだけでなく 以前 お仕事をさせてもらっていた
 NY   Paris   Vancouver  でも、、

日本の方が 現地サロンで 
パーマやカラーリングをして、、
スゴいことに なってしまい、、

お客様:「何とかなりますか?」
私:「う~ん(汗) 、、、、 何とか がんばってみます、、」
と 言うことも。

※ もちろん 必ず その様な ヒドい事になる訳ではありませんが


フィリピンのパーマ事情に戻ります。
以前 フィリピンのパーマと言えば、、
日本では懐かしの
ソバージュ ヘア でした。

日本では 当たり前の ゆるふわ カールを 
通常のパーマ で しようものなら
3回も シャンプーしたら 落ちてしまうでしょう。

なので 「かけた」=「持たなければダメ」
、、で (写真の様な) クルンクルン と なる訳です。

ここ数年の 韓国系サロンの躍進で
フィリピンでも《 デジタルパーマ 》の知名度が
グンと上がりました。
( Degi Perm と 現地のみなさん言ってます )

ただ これも 色々と調べてみると、、
ソバージュほど ではありませんが 
ちょっと 懐かし 感じの パーマ理論。

以前 当サロンにも 導入を考え、、

私:「この デジパーの機械は 熱は 何度まで 上がるの?」 に

ディーラーさん :「130℃ ~ 上がります!」

私:「50℃ 設定は出来るの?」 に

ディーラーさん:「え? 100℃以下にはなりませんが、、」

なぜこんなこと 聞くかと言うと
10年前 日本で デジパーが出始めの頃は 
100℃以上の 高温を当てて かけるのが当たり前でした。

が、、 タンパク質で出来ている髪は
《 熱変性 》 と言うものを起こし
パーマはキレイにかかっても
パッサパサの髪質になってしまいます。

1回目はまだ良くても 2回 3回目となると、、
毛先は もう 耐えられません。

まだまだ 日本 → 韓国(中国) → フィリピン と 
美容技術(理論)が伝わる 時間差 を感じます。

後半につづく、、