手紙は覚えている ホロコーストの亡霊 | ヒゲテツのブログ

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久々の映画レビュー

日本語題名 手紙は覚えている 

私のおすすめでレビューはユーチューブでも雑で数少ない

その原因は題名にあり 英題名は RIMEMBER

サブタイトルを付けるならズバリ

ホロコーストの亡霊

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今も実際に苦しむナチス、アウシュビッツの題材で

全編 重くはないがマッタリとコーヒーでも

飲みながら休みの午後に見る映画だが

ラストは心の奥の扉をドンドン叩かれる程

揺れる映画でもある

2度見 3度見しても楽しめるので

このような映画を名作と言うのだろう

主演は今は亡きクリストファープラマー

名画サウンドオブミュージックの旦那役が熱演

アウシュビッツに収容され家族を殺され

ドイツが敗戦と同時に解放された過去

晩年、施設の同居人にある秘密を知らされる

その彼もアウシュビッツの生き残りであった

家族を殺したナチス収容所員が敗戦と同時に

捕虜に紛れユダヤと身分を隠し偽り、

ニセの人生を歩んでいる

それを知った主人公が復讐を決意

許せないナチに復讐を果たす

一見、画面は年老いた老人が這いずって

探しまくるテンポの遅い展開だが

心は死ぬまで許せない相手を深追いしていく

そんな呪われた過去に苦しむ

今どきの高齢者社会を彷彿とさせる映画である

見どころはこの映画を2度見した時に訪れる

2人目のアウシュビッツ生き残りと再会するシーン

それがラストシーンとの深いつながりと

呪われた亡霊がいざなう地獄に迷い込む

そんな深すぎる現代の課題をもつながっていく

流浪し傷つき疲れ果てた挙句に探しあてた

その相手は名作Uボート艦長役

ユルゲン・プロホノフ

ドイツ、ベルリン生まれのプロホノフ

これほど適任な名優は存在しない

かつての名優が軒を連ね、熟年の演技で

生まれるべくして生まれた名作

料理をしながら?ゲームの合間に?

そんな時に見る映画ではない

夜中に目が覚め寝られない深夜などがおすすめだ

 

追記だが キトリッジ!

そうあの有名作 ミッションインポッシブルの

陰の主役 MIBのボス キトリッジ

彼が息子役で出ているが オーラのような存在感は

脇役で収まらない 名作臭を醸し出している

 

最近 ベトナムコーヒーに凝ってんだが

あの濃くて甘いなんとも言えない風味の

ベトナムコーヒーでも飲みながら

マターリと見るのがいい

それも ナポレオンの絵で有名な

幻のコピルアクでじっくりいくのがいい