流産の診断から2日後
手術の朝を迎えました。
全身麻酔を行う為 前日夜21時から絶食し
起きたら哀しげに雨が降っていました。
旦那ちゃんが共有しているアプリの日記で
"お別れの雨に感じます"と書いていて
少し泣きました。
ですが自分でも不思議と落ち着いており
同意書などの記入を済ませ
着替えなど準備をして向かいました。
近隣では有名ですが
規模の小さな最寄りのクリニック。
着くとすぐに2階に案内され、
ベッドのある和室のような個室に行きました。
新生児室が隣で
赤ちゃんの声が聞こえたりしましたが
こちらも不思議と気にならず。
安定したメンタルに自ら安堵。
着替えてすぐに歩いて手術室に
向かいました。
手術台に横になり 真上のライトを見た瞬間
手術する実感が湧いたのか
涙が溢れてきました。
何も言わず優しく涙を拭われ
黙って脚をさすってくれる看護師さん。
思わず、病院がチップ制だったら
この方に結構払うなと
脳内でふざけてみました。
エコーで最終確認をし
いざ麻酔。
前日の採血が
史上最強に痛かったので
かなり怯えていました
わりと血管出てる方なんですけどね。
痛みを逃そうと気合を入れる前に
針が刺さっていたようで
前日と反してパーフェクトすぎる挿入やん
安心したのも束の間
「はーい!では天井が
ぐるぐるしてくると思うから
そのまま目を閉じてぇぇ〜」とドクター。
(えよくカウントしたりとかしません?
麻酔効く前に手術されたら
怖いんですけどっ!!!)
全く天井は回らず
焦った私は目を開けて
効いてないアピール
麻酔追加
↓
「ぐるぐるしません」
↓
麻酔追加
↓
キョロキョロしてみる
↓
麻酔追加
↓
ようやく脚が重たくなってくる
↓
麻酔追加
↓
「やっと脚がだるくなってきました」
↓
麻酔追加
↓
多分この辺りでようやく眠りました
少しずつの投与だったのか?
ちょっと焦った時間に
悲しみが紛れました
そしてしばらくすると
「凌さ〜ん!!!
起き上がれますかぁぁぁあ??」と
手術台にて起こされまして
自力で車椅子に乗り
先ほどの和室へ
車椅子からベッドも
抱えられているものの
自力でダイブ
麻酔の影響で吐き気をもよおす方が多いらしく
横向きに寝かされました
幸い吐き気もなく
なんとこのまま目が覚めてしまいました
出張中の旦那ちゃんと
お迎えに来てくれる友人に
無事に終わったメッセージを送り
楽天お買物マラソンで
体質改善に向けた調味料などをポチポチ
4時間ほど休んでから帰宅とのことで
ほぼスマホをポチポチして時が経ちました。
止血用のガーゼを抜いて終了とのことで
ナプキンを替えるよう言われ
看護師さんの到着を待機。
ガーゼを抜いてくださり
「はい。出血は、普通ですねっ」
痛くない点滴の神業を披露してくださった
看護師さんは真面目にこうおっしゃり
勝手にツボってしまい
吹き出しそうになりました
お会計 ¥36,390。
(何度も言いますが。移動はわりと自力です笑)
お会計後、駆けつけてくれた親友と
ファミレスにて食事
人生の半分以上一緒に過ごしている彼女と
久しぶりの場所で
ふざけた話、今後の話、身体の話、
産婦人科のクリニックの話...
色んな話をしました
大人になるとファミレスより居酒屋が増えますよね
なんかしあわせな時間でした。
クリニックと親友のおかげで
思ったよりも孤独を感じず
人の温かさを感じ
トラウマもなくサラッと1日が終わりました。
今度こそ
ちゃんと産んであげたい。
1回目の流産にはなかった
決意のようなものを感じました。
お読みいただき
ありがとうございます