Billy Wooten /『In This World』 | ongaku:キョウノイチマイby『飄逸庵』

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音楽は『目に見えないインテリア』。
音楽は『耳から入れる薬」。
音楽マイスター「おと虫」の、音楽処方箋。
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桜が満開を迎え、空気が温もりを帯びてトレーナーでも日中は暑く感じる。

 

晴れて心地がいいが今年はどうやら花粉の当たり年らしい。

目は痒くなるし、鼻水も出る。

 

それでもやはり春は気持ちいいから、家の中にじっとしているのがもったいなくて散歩に出かける時間も増えた。

 

海が近いから風の中に潮の匂いが混じっている。

そして、菜の花の独特な香りも感じる。

 

頭の中に、爽やかなサウンドが流れる。

 

誰の曲だったかな。

 

そうだ、ビリー・ウッテンの『ダンシング・アンド・シンギング』だ。

 

しょっちゅう思いだす曲ではない。

今日みたいな飛び切り春めいた気持ちのいい日だからだ。

 

帰宅して、収録してあるこの一枚を聴いている。

 

ヴァイブ奏者のビリー・ウッテンの1979年作で彼の代表作のひとつだ。

 

サウンドは軽やかなフュージョンでテンポ感のいい曲が収められている。

スティーヴ・ウィークリーのエレキギターがいい。

この人のことは良く知らないが、このセッションでのギターの役割は大きい。

 

個人的に好きな曲は6曲目の『ダンシング・アンド・シンギング』、8曲目の『タイムス・オブ・ユア・ライフ』。

 

『ダンシング・アンド・シンギング』は先述したように春の天気のいい日に散歩をしたくなるような心地よさのある曲だ。

『タイムス・オブ・ユア・ライフ』は、ウッテンのヴァイブを思いっきり楽しめるメロウでブルージーな曲だ。この曲は最早初夏を感じさせるような趣がある。

 

この一枚は、いかにも70年代後半を感じさせるグルーヴを持った一枚だ。

 

現代風に言えばチル感がふんだんに施してある作品だ。

 

この一枚が我が家のライブラリーにあって良かった。

今日一日の幸福度が上がった。