昨日寝すぎたせいか、今日は早起きだ。早起きすぎだ。
午前1時前。
寝たのが22時位だったので4時間ほどで目を覚ましている。
起きるには早く感じたので、もう一度寝ようと思いベッドに入る。
眠れない。
人はこういう時、何をすればいいのだろう。
羊を数える。
飽きた。10頭ほど数えたところで飽きてしまった。
何故なら、眠れたためしがないからだ。
ちょっと待てよ。数えていたのは果たして羊だったのだろうか。
角が生えていたぞ。
ヤギだ。確かに毛がモコモコしていなかった。チクショウ。
もう、寝るのを止めればいいのではないか。
そうだ、いつもより早起きをしたのだ。だいぶ。
いつもの朝のルーティンをすればいいじゃないか。
いつもなら、まず犬の散歩だ。
犬の寝床を覗いてみる。
爆睡だ。
そりゃそうだ。相手には相手のルーティンがある。
そこで、寝室を抜け出し、書斎に入る。
そして、執筆をすることにした。そして、音楽をかける。
今聴いているのはこれだ。
フジファブリックの『シングルス 2004-2009』だ。
彼らを知ったのはTVKの朝のバラエティー番組だ。
歌手になる前の木村カエラとサイコロの頭を持ったジゴロ―というキャラクターがやり取りをするシュールなサブカルチャーな番組だった。そこでは、新人バンドや新人歌手がゲストで来てトークをするコーナーがあるのだがそこで知った。番組名が出そうで出ない。老化だ。
その番組のエンディング曲がしばらくフジファブリックの『陽炎』だった。
不思議な歌詞と情緒を感じさせるメロディー(意外と激しいのだが)が、気に入って名前を憶えていた。
そうこうしていたら、あっという間に人気バンドになっていた。
なんとなく、自分に関係はないが鼻が高くなったのを憶えている。
バンドのフロントマン、志村正彦(ヴォーカル・ギター)を中心に2000年に結成。2002年に1stミニアルバム『アラカルト』をリリース。2004年、山内総一郎(ギター)、金澤ダイスケ(キーボード)、加藤慎一(ベース)、足立房文(ドラムス)
の5人編成でシングル『桜の季節』でメジャー・デビュー。
しかし、2009年12月24日にバンドの中枢である志村正彦が急逝。
出演予定だった12月30日『Count Dawn Japan』出演をキャンセル。同フェスに28日に出演していた奥田民生はステージでフジファブリックの曲を演奏し、途中感極まって涙を流した。
志村の死後も活動をゲストミュージシャンを入れたりしながら活動を続けている。
ここのところ、早くして亡くなったアーティストのレビューが続いていて原稿を書きながら泣きそうになる。
この盤は、志村時代のベスト盤と言えるだろう。
朝早起きして、この盤を久しぶりに聴いて色々なことを思い出した。
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