昨日からものすごい強風が吹いている。
今朝は止んでいるかと思ったが、犬の散歩に外へ出たら昨日ほどではないがまだ強い風が吹いていた。
そのせいでヒノキの花粉が大量に飛んでいるようで、目がゴロゴロして、くしゃみが止まらない。
目のゴロツキはいただけない。
そもそも、『ゴロツキ』という言葉がなんかアレじゃないか。
いかにも、荒くれ者を連想させる。
西部劇のバーにいるようなああいう奴だ。
そんなことはどうでもいい。今日、今聴いているのがコレだ。
スーパー・バタードッグのヴォーカルだった永積タカシのソロ・プロジェクト、ハナレグミのベスト・アルバム『Hana-Uta』だ。
彼の作る曲は心の琴線に触れる曲が多い。
思わず涙ぐんでしまう。
1曲目の『家族の風景』は、離婚した直後は聴くことが出来なかった(大沢誉志幸の名曲でカバーしている12曲目の『そして僕は途方に暮れる』もそうだ)。
それなのに、頭の中で勝手に流れるのだ。
だから、吸っていた煙草のハイライトを辞めて違う銘柄の煙草に替えた。
永積の歌声は単に上手いだけでなく、情感を感じる歌声だ。
もう数十年あっていない友人、N君は永積に顔がそっくりなのだが、N君も歌がうまかった。
そういう顔というものがあるのではないか。
骨格とかなんかそういうのが関係しているのではないのか。
このアルバムはベスト盤なのでもちろん捨て曲はない。
逆にすべてが名曲だとレビューするのに困る。1曲づつのレビューで膨大になるからだ。
抒情的なものから可愛らしいハッピーな曲と多彩さがハナレグミの魅力だが、そういうのをギュッと凝縮して一枚にしましたというのが大枠の感想だ。
個人的に究極の曲を選べと言われても1曲には絞れない。
先にあげた『家族の風景』、4曲目の『ハンキーパンキー』、7曲目『明日へゆけ』、13曲目の松本隆と富田ラボが制作した『眠りの森』この4曲だ。
14曲入りのうち4曲に絞るので精一杯だ。
我が家にあまたある作品の中でもこのハナレグミのベスト盤は、マストな一枚だ。
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