フィラリア症を患っている愛犬ペロ君は先日、長きに渡って仕事として行ってきた”番犬”を卒業し、家の中で飼いはじめたのだが、そのお世話が意外と大変で朝からクタクタになる。
その要因として、”薬を飲ませる””おむつを穿かせる”の二つが大変なことだ。
薬は昨日までは魚肉ソーセージに埋め込んでいたが、今朝から、食べてくれない。しばらく見てると薬(錠剤)だけ器用に吐き出して、食べている。それでもめげずに魚肉ソーセージをちぎってかなり奥に差し込んだら今度は成功。
次はおむつだ。
胴回りのだけのおむつは朝起きると脱ぎ捨てられ、廊下のどこかしらでおしっこをしているので、人間の赤ちゃんが穿く様なおしりをスッポリ覆うタイプのものにした。しかし人と違って犬には尻尾がある。
尻尾を通さないときれいに穿けない。
しかし、動物にとって尻尾は敏感なもので触られるものを好まないのは良く知られたことだ。おむつに空いている尻尾を通す穴から始めなければいけないのだが、いかんせん素直にじっとしていてくれない。苦戦すること30分、散歩用のリードをつけ、リードを足で踏んで動きをほとんど出来ないようにして穿かせることに成功。
クタクタだ。
朝一の行動がこれだ。一時間ほど茫然として、書斎に入る。
今日も天気が良くポカポカである。
そもそもこの『ポカポカ』だが、誰がはじめに言い出したんだろうか。今では日常的に使われるのでなんとも思わないだろうが、改めて音にするとどこかしら間抜けな響きだ。
「今日もアレだな。」
「え?なんです?」
「ほら、アレだろう。ポカポカじゃないか」
「まぁ、なんです?ポカポカって」
こんなことになっていたんじゃないのか。
そんなことは、どうでもいい。
『音楽』だ。ここは、我が家のライブラリーにある一枚を抜き取って紹介するブログだ。
それで、今聴いているのがこれだ。
ハイ・スタンダードの『メイキング・ザ・ロード』だ。
このアルバムは1999年に発表されて国内外で100万枚売り上げた彼らの代表作のひとつだ。
ゴリゴリのハードコアの中に、ボサノバ調のサウンドを入れたり、最後の曲では、ひたすら波の音を聴かせていつまでこの波の音を聴かされるんだと聴いている者を不安にさせたり中々面白い作品になっている。
その中でもこのアルバムを代表するのは6曲目の『ステイ・ゴールド』ではないだろうか。
全体のバランスが良くて、ノリもいい。ただハードなだけでなく、爽やかさも兼ね備えている。
今日のような『ポカポカ』な日に持ってこいだ。
そう、『ポカポカ』が似合うアルバムだ。
『ポカポカ』は、散歩やサイクリングが似合う。そんな時に聴きたい一枚だ。