どうも、おと虫ミュージックへようこそ。おと虫でございます。
今日お送りするプログラム『ongaku,キョウノイチマイ』。我が家のライブラリーより1枚を抜き取りその作品の紹介をするプログラムとなっております。
音楽が好きなマニアックな方から、音楽リスナー初心者まで楽しめる内容となっていますので最後までお付き合いいただき、是非チャンネル登録をお願いします。
本日ご紹介するのはコチラ。
チャールス・ミンガスの「直立猿人」です。
ミンガスの代表作であるばかりでなく、50年代を通じての重要作品と呼ばれている本作ですが、僕は正直初めてこの作品を聴いたときこの作品の良さが理解できなかったんですね、ところが、色々な作品を聴いていくようになって、1956年にすでにこのような音を作ったというのはかなり先駆的で前衛的だったといえると気づいてからはこのミンガスという人の感性に脱帽しっぱなしで、今では大好きな作品になっています。
タイトルである「直立猿人」は、60年代に至って表面化する白人世界に対する黒人の怒りを力強く表現した先駆的傑作だと思います。
たったの5人編成ながらビッグ・バンドのようなサウンドを発しているのは、ミンガスのビッグ・トーン・ベースによるところが大きいです。
「進化」「優越感」「衰退」「滅亡」という4つのパートからなるこの作品は、まさに直立猿人の興亡を描いており、そういう意味でもこのコロナ禍の時代において聴くジャズに相応しいのではないでしょうか。
興味を持たれた方のために実際の楽曲が聴ける音楽ストリーミングサービスSpotifyのリンクを貼っておくので是非、そちらからお楽しみください。
https://open.spotify.com/artist/1W8TbFzNS15VwsempfY12H?si=HZ_o6TwPRSCf5ldmXSqJdg
最後までご欄いただきありがとうございました。
また次回お会いしましょう。