どうも、おと虫ミュージックへようこそ。おと虫でございます。
今日はですね、プログラム『音楽の処方箋』でお送りしている「Music of The Day 2:00台に合う曲をセレクトしてみた」をお送りします。
皆さんの午前2時のイメージとはどんなイメージがありますか?
「丑三つ時」「深夜」「睡眠」「大人の時間」「闇」「フロー感」「非日常」パッと浮かんでくるのはそんな感じでしょうか。
今日はこれらのキーワードを基に、この時間を珠玉の音楽で描いてみたいと思いますので、是非、最後までお付き合いください。
それでは、始めていきましょう。
・一曲目、オッドロジックで、「レッツ・メイク・ホウェン・ライト・ナウ」です。
エレクトロニカ、アシッド・ジャズのカテゴリーに入ってくると思うのですが、中々情報がないアーティストです。ベースラインが特徴的でダウン系のしっとりとしたジャジーな一曲です。
・二曲目、ジョーダン・ラカイで「ミッドナイト・ミッシェフ」です。
オーストラリア出身のロンドンを拠点とする、マルチプレイヤーであるジョーダン・ラカイのネオ・ソウルのフレーヴァーを堪能できる一曲です。意外なのが本人はR&Bはほとんど聴かないらしく、エレクトロニカやフォークミュージックからエッセンスを得て曲を作るとのこと。このヴァージョンはトム・ミッシュのミックスで非常に洗練された音作りになっている。
・三曲目、WONKで、「ミッドナイトクルーズ」です。
日本のネオ・ソウルの期待の星で4人組のグループ。特徴的なのがそれぞれのメンバーがソウル、ジャズ、ヒップホップ、ロックのフィールドで活動するプレイヤー/プロデューサー/エンジニアという異色のバンド。特に江崎文武(エザキ・アヤタケ)は、去年爆発的に人気を博したKING GNUのキーボーディストとして参加していることで有名です。
・四曲目、モンド・ループスで「ドライブ・トゥー・ミッドナイト」です。
このグループもほとんど情報がないんですが、チル系やネオ・ソウルのグルーヴをしっとりと聴かせるこの曲は深夜の雰囲気がピッタリなかっこいい一曲です。
・五曲目、ハイエイタス・カイヨーテで、「フィンガープリンツ」です。
オーストラリア出身のネオ・ソウル系の4人組バンド。デビューアルバムで、Q-Tipをフューチャリングした「ナカマラ」がいきなりグラミー賞最優秀R&Bパフォーマンスを受賞するなど音楽通の間ではかなり評価の高いグループ。その繊細なグルーヴは本曲でもしっかり堪能できます。
・六曲目、ダニエル・シーザーで、「ゲット・ユー」です。
2019年のフジロックでも評判の高かったダニエル・シーザーのしっとりとしたグルーヴがたまらない1曲。日本では中々知名度がまだ高くはないですが、本曲はアメリカをはじめ大ヒットしたので曲は聴いたことがある人も多いのではないでしょうか。
スウェーデン生まれでロンドン在住の女性アーティスト、ファティマ。ジャイルス・ピーターソンが手掛けたデビューアルバムで本曲も入った「イエロー・メモリーズ」が話題になり、音楽通の間では非常に評価が高い歌姫です。
・八曲目、ニック・ハキムで、「アイ・ドント・ノウ」です。
2017年にデビューアルバム『グリーン・ツインズ』をリリースした米ブルックリンを拠点に活動するシンガー / マルチ・インストゥルメンタリスト / プロデューサーのニック・ハキム。米R&Bシンガーのマックスウェル、ハウ・トゥ・ドレス・ウェル、キングのツアーのサポート・アクトに抜擢され、日本でもそのソウルフルな歌声が話題となりディープなリスナーを中心に注目を集めていた彼。本曲も独特なグルーヴ感がたまらない一曲です。
・九曲目,ジェームス・ティルマンで、「カジュアル・エンカウンターズ」です。
ジェイムス・ティルマンは、米ワシントンDCの出身。アフリカ・バンバータからジョニ・ミッチェルまで、幅広いレコード・コレクションを持っていた両親の下、幼いころから音楽に親しみ、教会での音楽体験やクラシックの素養まで幅広いバックグラウンドを持った才能あふれるアーティストです。本曲は何とも言えないフロー感が魅力の一曲です。
・十曲目、ラヴィーナで、「イフ・オンリー」です。
マサチューセッツ生まれ、北インドのシーク教徒の両親によってNYやコネチカットで過ごし、現在はNYを拠点に活動する大注目インド系アメリカ人ソウルシンガー、 Raveena (ラヴィーナ)。
往年のソウルクイーン、ミニー・リパートンやパトリース・ラッシェンを彷彿とさせる、ジャジーでオーガニックなメロウグルーヴと可憐でインテリジェンスさを持ち合わせた歌声に魅了されます。R&B/ソウルでありながらも、ビジュアルだけでなくオーラから漂う南アジアのヴァイブが優しくあなたを包み込んでくれること間違いなしです。
・十一曲目、サブリナ・クラウディオで、「コンフィデントリー・ロスト」です。
マイアミ州で生まれ育ったクラウディオは、幼い頃より様々なジャンルの音楽を聴いてきました。最初は両親の影響でサルサやメレンゲ・ダンスにはまり、
高校に入ると、次第にジャズ・ミュージックにはまりグレッチェン・パーラドやエスペランサ・スポルディングの歌声に夢中になり始め、現在の彼女のセンシュアルで豊かな音楽性も、様々なジャンルの音楽を愛する彼女だからこそ生まれたと言えるのだと思います。サブリナ・クラウディオは類まれな才能を持つ者でありつつも、人々を共感させる事が出来る、まさに唯一無二のアーティストです。
・十二曲目、ダリル・リーヴスで、「エヴリタイム・アイ・シー・ユー」です。
ハービー・ハンコックがDisco、Hip-Hopに突入する前、マイルスの薫陶を受けてエレクトリック・ジャズを切り拓いていた、あのヒップな時代の音を、21世紀にアップグレードしたようなサウンドが魅力な一曲。
エレピの音がより深い夜の静寂を表現している心地の良い一曲です。
・十三曲目、サマー・ウォーカーで、「CPR」です。
ネクスト・エラ・メイの呼び声の高いサマー・ウォーカー。アンニュイな歌声、落ち着いたグルーヴが心地よい一曲です。
・十四曲目、UMIで、「バタフライ」です。
シアトル生まれのLA在住で南カリフォルニア大学に通う現在19歳のネオ・ソウル、ローファイ・オルタナティブR&B系シンガーソングライター、Tierra Umi WilsonことUMI(ウミ)。現代的アプローチでありながらノスタルジックでメロディアスなローファイR&Bサウンドの組み合わせが個性的で、耳に心地良く染み渡り癒されること間違いありません。
はい、いかがだったでしょうか。午前2時というフロ-感のある時間帯に相応しい14曲だったと思います。皆さんだったらどんなプレイリストにしていましたか?是非、ご意見ご感想を聞かせてください。
実際の楽曲は音楽ストリーミングサービスSpotifyにプレイリストを作っています。下の概要欄にリンクを貼っておくので、よかったら聴いてみてください。
https://open.spotify.com/playlist/1k6it8k3JKUxjU4Ompnlur?si=_AwQSOjpTA2nHLm9aIeWkA
最後まで、ご欄いただきありがとうございました。また次回お会いしましょう。