ようこそおと虫ミュージックへ。おと虫でございます。
このプログラムでは音楽を形のない薬と見立て、処方するプログラムとなっております。
ここ最近は「時間と音楽」をテーマに、その時間が持つニュアンスやグルーヴを音楽で表現するシリーズものをやってまして、今日は深夜0時台をお届けしたいと思います。
昨日が終わって、今日がやってくるというある意味特殊な時間でございます。そして、深夜の始まりでもあります。
そんな時間を珠玉の音楽で彩ってみましたので最後までお付き合いいただけたら幸いです。
そして、よかったらフォローをポチって頂けたらこれからのやる気につながってきますのでよろしくお願いします。
それでは、早速はじめていきましょう。
1曲目、ヴァンゲリスで「ラヴ・テーマ」です。
ご存じ、名作映画『ブレード・ランナー』の挿入曲でございまして、真夜中意外に当てはまらないだろうっていうくらい、深夜帯に相応しい甘いグルーヴのインスト曲でございます。
2曲目、ケニー・ドーハムで「ロータス・ブラッサム」です。
この時間の僕のお気に入りの曲ですね。そこまで、しっとりとしているわけでもないんだけど、深夜臭がするんですよね。このフレーヴァーは睡魔を起こさせるので、運転中は気を付けましょう。ドライブ感のある曲だから余計に油断しちゃうんですよね。
3曲目、ハービー・ハンコックで「処女航海」です。
後にVSOPという名義で活躍する面子で新主流派の狙いが明快な一曲。インテリジェンスという言葉がふさわしいジャズで、深い夜の鼓動みたいなものを感じさせてくれる名曲です。
4曲目、マイルス・デイビスの「ソー・ホワット」です。
音楽史において、マイルストーン的な作品というのがありますが、この曲もそんな曲の一つであることは間違いないでしょう。計算しつくされて生まれたのか、成り行きで生まれたのか。どちらにしても、音楽業界の座標軸に大きく影響を与えた一曲であることは待ち甲斐なぼい作品です。
5曲目、ウェイン・ショーターで「ターデ」です。
その時代のにおいを感じさせる音というのがありますが、この曲はそんな曲だと思います。今までのジャズとは一線を画したこの曲は70年代のクロスオーヴァーなグルーヴを含んでいます。深夜という静寂の中でこの曲を聴く心地よさはなににも代え難い至福でございます。
6曲目、ロニー・フォスターで「ミスティック・ブリュー」です。
ヒップホップのサンプリングとして使われ、多くの人にも知られるようになったレア・グルーヴの良作。夜中の幻惑的な雰囲気を表すのに持ってこいの一曲です。
7曲目、ロイ・エアーズで「エヴリバディ・ラヴズ・サンシャイン」です。
タイトルもそうですが、夜中というのは明日の明るい朝日を望む時間帯でもありますよね。
じゃあ、音楽聞いてないで早く寝ろよって言われちゃいそうですが、そんな睡眠導入剤的な効果もあるカッコいい一曲です。
8曲目、レス・マッキャンで「サムタイムズ・アイ・クライ」です。
渋い一曲で、この曲をこの時間に流しているだけで言葉はいらないというくらいじっくりと耳を傾けてしまう深い曲です。エレピの音って真夜中との相性抜群ですよね。
9曲目、ボビー・ハッチャーソンで「ブーケ」です。
この時間帯にこの曲を聴いて睡魔を感じない人はいるのか知りたいですね。それくらい、この時間の持つ力と、音の力が合わさったものすごい名曲です。僕はこれを「大人の子守歌」と呼んでます。歌モノではないですが。
10曲目、ジョン・コルトレーンで「ナイマ」です。
ダメ押しの一曲です。真夜中にこの曲を聴けば心地よい睡魔にいざなわれること間違いなしなのではないでしょうか。ちなみに、コルトレーンの曲で一番私が好きな曲がこのジャイアント・ステップの「ナイマ」です。
11曲目、トム・ウェイツで「クロージング・タイム」です。
この時間帯のボーナストラック的な感じで入れ込みました。あと、お店でいえば閉店時間を表します。インスト曲ですが、トム・ウェイツの世界観が如実に出ている一曲です。
はい、いかがだったでしょうか。
ジャズを軸に置いたセレクトにしました。一日の始まりでありながら、一日を終えるために眠りに入る時間でもある0時台として表現してみました。
実際の楽曲は、音楽ストリーミングサービスのSpotifyにプレイリストのリンクを貼っておくのでそちらからお楽しみください。
https://open.spotify.com/playlist/5rGKOetgpni0cvtJV8YMwO?si=22rUIDizTQ2d0QWs239TZQ
そして、このプレイリストで最後まで眠らずに聴けた人はコメントお待ちしてます。
僕の周りではいまだに1人も起き続けられていたやつがいません。
こんな感じで、音楽を処方しておりますので、また処方されてもいいという方はフォローをお願いいたします。
最後までご視聴いただきありがとうございました。
それでは、次回お会いしましょう。