ようこそ、おと虫ミュージックへ。
どうも、おと虫でございます。
ここは、空間音楽コンサルティングやらなんやらをやっている私が音楽という『薬』の処方箋をお出しするところでございます。
今日は最近の続き物である、「時間を音楽で表現する処方箋」の『Music Of The Day』の22:00台に相応しいお薬を調合し、ご説明いたしますので是非服用してみてください。
それでは、始めていきましょう。
1曲目、キリンジで「エイリアンズ」です。
珍しく和モノでございます。といっても、世界に通じる名曲でございます。夜に彷徨う恋人たちのちぐはぐさを歌った歌詞も素晴らしいですが、センチメンタルなメロディがこの時間帯にピッタリでございます。
2曲目、ルー・リードで「コニー・アイイランド・ベイビー」です。
こちらも、センチメンタルなメロディにポエトリーリーディングのような歌い方が特徴で、リラックス効果が期待できる名曲でございます。難解な曲も多いルーの作品の中では非常に効き目が解りやすいものになっています。
3曲目、ギル・スコット・ヘロンで「ザ・ゲット・アウト・オブ・ザ・ゲットー・ブルース」でございます。
ジャズ界の詩人で70年代に名を馳せた彼の歌うブルースになります。鎮静効果がありつつも、覚醒効果も期待できる曲で、深くなってきた夜の嗜みにより一層のエッセンスを与えてくれます。
4曲目、ザ・ブルース・プロジェクトで「フルート・シング」です。
アル・クーパーが在籍していたグループとしても知られるバンドです。サイケデリックな伴奏にフルートの音色をフューチャーした名曲で、心静かになりながらも深いグルーヴで快楽を享受できる一曲になっております。
5曲目、マディー・ウォーターズで「トム・キャット」です。
たかがロケンロー。失礼しました。ある年齢よりも上の人にしかわからないことを口走ってしまいました。ブルース界のゴッド・ファーザーマディの中でもロック色の強いブルースが心地よい一曲でございます。よりディープな夜を演出してくれる効能があります。
6曲目、ニック・ケイヴ・アンド・ザ・バッド・シーズで「Red Right Hand」です。
少し経路をストレンジな方向性に持って行くために、この曲を処方してみました。ニック・ケイヴ特有の歌詞とサウンドが一風変わった夜を演出してくれること間違いなしです。
7曲目、ロッド・スチュアートで「ダ・ヤ・シンク・アイム・セクシー」です。
ここで、すこし、ポップな70年代のディスコ調のロックを注入しておきたいと思います。
いきなりテンポアップしますが、闇に沈み込むにはまだ早い時間です。アドレナリンを出していく効果が期待できます。
8曲目、The Theで「オーガスト・アンド・セプテンバー」です。
タイトル通り夏の終わりと秋の気配を感じさせてくれる名曲です。ブラッシングのドラミングとベースが実にジャズっぽいサウンドですが、ある種一癖ある曲で常習性のある曲です。
9曲目、テイ・トーワで「テクノヴァ」です。
ハウス・グループ、ディーライトのフロントマンとして名を馳せ数々の名曲を生み出してきたサウンドメイカーの大人なテクノです。ボサノヴァを基調としつつしっかりとお洒落なテクノに仕上がっております。
10曲目、ア・トライブ・コールド・クエストで「ファインド・アウェイ」です。
先ほどの「テクノヴァ」をサンプリングに使い、Q-Tipの心地よいライムが持ち味のこの曲。ヒップホップでありながらもセロトニンの分泌を促してくれる心地よい曲です。
11曲目、トム・ウェイツで「トム・トラバーツ・ブルース」です。
サビの部分はオーストラリアのポピュラーソングである「ワルチング・マチルダ」を引用しているが、トムによると放浪のメタファーとしてこの曲を使ったとのこと。センチメンタルな雰囲気がこの時間帯の締めに最適ではないでしょうか。
はい、いかがだったでしょうか?
22時台を彩る珠玉の11曲を処方いたしましたが、比較的リラックス効果の高い処方箋になった気がします。
実際の楽曲は音楽ストリーミングサービスSpotifyのプレイリストにありますので、服用されたい方は下にリンクを貼っておきますのでそちらより服用してください。
https://open.spotify.com/playlist/6cqcjP8qDZ4RedLWzN2E8r?si=gdz8FM9rR-2TcE0xpp3KUw
そして、ご意見ご感想を是非コメントお待ちしております。
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最後までご欄いただきありがとうございました。
また、次回お会いしましょう。