ジャズギターの開祖として名高いチャーリー・クリスチャン。
もう一人のジャンゴがアコースティックなのに対し、チャーリーはエレキギターという点でもレジェンドである。
彼はベニー・グッドマン楽団に所属し、またグッドマンの相談役でもあった。その一方で若きジャズマン達と夜な夜なセッションを繰り広げそれがビバップの流れに。
それを象徴している作品がガレスピーとのセッションを収めた『ミントン・セッション』で、未だに名盤と名高い作品である。
今回紹介している本作も負けず劣らずの人気盤で彼の卓越したセンスがよく出ている。
天才によくある事だが、彼も放蕩の限りを尽くし25歳にしてこの世を去る。
未だに彼に影響を受け、多くの天才ギタリストに愛されるのには彼のキャラクター自体人を惹きつけるに他ならない。
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