色々な船宿さんの釣果が、1束を超えるようになってきました。
昨年の終わり頃から、シロギスが減ったように感じていたのですが、やっと盛期に入ったようです。
浅場釣りの楽しさと、もしや自分も・・・との一抹の期待感に突き動かされて、今日も金沢八景の荒川屋さんからシロギスの一日船に乗ることとなりました。本当に身の程知らずな爺ちゃんです。
やはり最盛期なんですね、今日は午前キス船も出船するそうで、常連のみなさんからは、「倒れないようにしてくださいよ」と、嬉しくも哀れみを含んだお言葉です(笑)
本日の同船者は、私を含め9名、いずれも腕に覚えのみなさんのようです。
毎度のミッくん船長からは、「大分良い感じじゃあないですか、今日も木更津沖の浅場中心に攻めるつもりです。でも昨日も潮が速かったですから、そこがキモかなぁ?」と中潮の下げ対策が重要だとのヒントがありました。
なるほどね、昼まで殆ど下げなら後ろでしょ・・・と、良く考えもせずに左舷のトモをチョイスしました。
朝8時前、船は桟橋をスタート、八景沖から一路中ノ瀬の東を目指します。先週の頭に船底のメンテナンスを済ませた船は、快調にスピードアップ、15分程で木更津沖に到着しました。
最初のポイントは水深7m前後の場所です。思いの外東っ気の風があり、船は右舷?前側に流れます。そしてまた下潮の流れが半端なく早いんですヨ。
丁度、右手斜め後ろに30m程投げた仕掛けが、3〜4回しゃくる間に手元に来てしまう。まるで渓流でアップストリームに投げて釣るような感覚です。
魚はいるのに、天秤仕掛けが張るどころか、止められない。(天の声があるならば、「おいおい良く考えて席を決めろよ」でしょうか?)
ラッキーなことに、4投目の落とし込みで、振り分け仕掛けの短い方(30cm)にヒット22cm位の良型です。15分も同じことをやったでしょうか? ここまでの釣果は3匹です。
ここで温厚な?爺ちゃんシビレを切らせます。天秤の錘を勝手に 20号にし、振り分け仕掛けの長い側を45cm仕様で臨みます。錘の流れは少しマシになった程度ですね。
それでも、魚の活性の良さに助けられ、天秤に手前マツリすることも減り、丁度9時につ抜けしました。その時点で、右舷ミヨシのIさんは 20匹のラインを超えた模様です。
錘さえ止められれば・・・呪文のように心の中で呟くのですが、まあ無理ですね。
しょうがないので、男は黙って一本竿の誓いを破り、 20号錘を付けた天秤仕掛けを船下へ入れ時々シェイクして誘います。
昼前の潮止まりまで、4〜5ヶ所程の場所を流しますが、潮向きは変わらず、私の場所は所謂潮ケツのままでした。
それでも2本竿の効果もあり、何とか12時過ぎに区切りの50匹に到達しました。
上げ潮が流れ出した辺りで、第一海堡の北側に移動しました。風の影響もあったのですが、潮の流れは想定内なレベルに緩く、 20号錘のままでヤリ通しました。
14時30分の沖上がり時点で83匹、次頭でした。置き竿での釣果は21匹と、置き竿に助けられた一日でした。
トップのIさんは、113匹と束釣りを達成、お見事です。
この早潮の中、潮ケツで善戦と言って頂いたのですが、久々に束釣りの期待出来るコンディションだっただけに、他にも何か方法がなかったのか?反省がつきませんネ(汗)