2023 10 7 3150ファイト 大田区立総合体育館
IBF世界ミニマム級王座統一戦
正規チャンピオン ダニエル・バラダレス
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暫定チャンピオン 重岡銀次朗
一度戦った2人、その時の一戦は不可解さが残る「無効試合」の裁定…
挑戦者が圧倒的な展開だったにもかかわらず、チャンピオンはバッティング後、試合続行不能を訴え、「逃げた」ようにも見えた…
その後、その時の挑戦者は「暫定チャンピオン」となり、ついにリマッチの時を迎えたわけであります
バラダレス×銀次朗
暫定チャンピオンの銀次朗選手がKOすると予想するも、果たして⁇
1R サウスポースタイルの銀次朗とオーソドックススタイルのバラダレス 銀次朗の左にバラダレスがダウン‼︎
バラダレス立ち上がる そこから荒々しく反撃 頭が当たる バラダレスの左目、銀次朗の右目が切れた 銀次朗10-8
2R いきなりの流血戦 バラダレスが頭から突っ込み レフェリーがバラダレスに減点1 バラダレスの長い右が銀次朗を捕える 危ない が、気に止めない 銀次朗の鬼気迫る表情が凄まじい 銀次朗のボディ、さらに左が有効 銀次朗10-8
3R バラダレスの右も銀次朗の左も当たる流れ が、銀次朗の方が有効打やや多い 銀次朗表情を変えずに強打を放ち続ける まさに「鬼神」よ
4R 銀次朗の左ボディストレートが随所でヒット さらに、バラダレスの右オーバーハンドの打ち終わりに鋭い左を捩じ込む 銀次朗10-9
5R 銀次朗の左にバラダレスの膝が揺れた 銀次朗の殺傷能力が爆発
銀次朗が追撃、圧倒
レフェリーが割って入り、「正規チャンピオン」のバラダレスを豪打乱打から救い出す
勝者、5RTKOで「新・正規チャンピオン」重岡銀次朗‼︎
危ないバラダレスの右もあった
が、危険を顧みず、いや、意に介さず「ぶっ倒した」
重岡兄弟の「弟」が先ず、勝利を掴む
「弟」やばい
「兄」も「鬼」になれるか⁈
なるだろぅ⁇
WBC世界ミニマム級王座統一戦
正規チャンピオン パンヤ・プラダプシー
×
暫定チャンピオン 重岡優大
ぶっちゃけ、IBFチャンピオンのバラダレスよりもWBC正規チャンピオンのパンヤの方がヤバい
40戦29KO1敗の4度防衛中の猛者よ
さらにムエタイで200戦のキャリアを誇る
唯一の黒星が唯一の海外転戦で中国の地で判定負けしたものだという
ミニマム級でこのKO数…となる
一方の優大選手はアマ91戦プロ7戦7勝5KOよ
兄弟揃って同日開催の「正規×暫定」という奇遇、いや、必然…よ
「兄」も続けるか⁇
1R パンヤはオーソドックス 優大はサウスポー 優大が積極的にジャブからボディを繰り出す パンヤの右強打も入ったか⁇
接戦の予感 優大10-9
2R 優大の左が刺さる パンヤはポーカーフェイスでカウンターの右を狙う 優大のアグレッシブが優る 優大10-9
3R 優大の左強打モロ炸裂‼︎ さらに追撃‼︎ が、パンヤは相打ち覚悟の左フック パンヤの右打ち終わりに左を合わせる 優大10-9
4R パンヤが長い右を伸ばしてくる 優大がややカウンター狙いが過ぎたか⁇ パンヤ10-9
公開採点 39-37×3 優大を支持
5R 優大の左が当たる パンヤは距離を潰して接近戦を狙う 優大の右にパンヤがたたらを踏んだ 優大10-9
6R 優大の右アッパーにパンヤの頭が跳ねる パンヤの右も当たる 優大が左強打から右フックをクリーンヒット 優大10-9
7R 優大の左連打炸裂に、ポーカーフェイスのパンヤが笑った 効いてる⁇ パンヤが前に出る が、優大の迎撃カウンターが的確 パンヤの右が1発クリーンヒットするも 優大10-9
8R パンヤの右に被せた優大の左が当たる ついにパンヤが退がる 優大のカウンター狙いが決まりまくる パンヤはしかしタフだなぁ 優大10-9
公開採点 79-73×3 優大を支持
9R 優大のカウンターが随所に突き刺さる パンヤは倒さねば厳しい展開 優大10-9
10R 優大が倒しに行く 待ちの迎撃だけにならない 倒すしかないパンヤが退がる 優大がノーガードでにじり寄る 優大10-9
11R 横綱相撲な展開 優大が自在に攻める 乗ってきた パンヤの顔面が変形してる 優大のボディ打ちにパンヤが嫌な顔をする
女性解説「なんでパンヤはこんなに打たれ強いの⁇」
内山高志「我々は打たれ弱いのでわからないです」
谷口将隆「…」
えっ?
優大10-9
12R 優大は手を緩めない 雄大はパンヤの右を喰っても退がらない 手を緩めない 護りには入らない 優大攻め抜く 優大10-9
判定決着…が、勝敗は明らか
公式の採点 117-111 119-109×2
勝者、ユナニマスデシジョンで重岡優大‼︎
兄は「鬼神」とはならず「凶暴なる業師」となった
いやいや 「恐るべき兄弟」であります
史上初の同日開催となる「兄弟」世界王座統一戦勝利の「正規チャンピオン」誕生…と
どっちも「倒し屋」だけど、弟は「極暴系アグレッシブ」、兄は「アサシン系アグレッシブ」…って印象かなぁ⁇
お2人「揃って」の大勝利、おめでとうこざいました‼︎
IBF世界フェザー級2位決定戦(⁇)
IBF5位 亀田和毅
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IBF8位 レラト・ドラミニ
「亀田家の最終兵器」も32歳かぁ
フェザー級転級初戦だな
1R 両者右構え 鋭いジャブの牽制 決定打なしも手数はやや和毅か 和毅10-9
2R ドラミミがアグレッシブ 和毅は「見」に徹したか ドラミニ10-9
3R 和毅のジャブは早いが有効に機能しない ドラミミが自由に戦えてる ドラミニ10-9
4R 和毅の警戒心が強すぎるのか⁇ やはり、フェザーの「圧」と「パワー」に慎重にならざるを得ないか⁇ ドラミニの有効打しか印象に残らない ドラミミ10-9
5R 南アフリカからの刺客はガードも固く隙も少ない ドラミニのコンビネーションが見栄えがよい ドラミミ10-9
6R ダメだわ 和毅は警戒心解いてアグレッシブに行かなけりゃダメだわ これで 「モンスター打倒」はないわ ドラミニが優る ドラミミ10-9
7R 和毅の有効打はほとんどない が、ここで左5連打 が、ブロックされた ドラミニの重いパンチが優るか ドラミニ10-9
8R 和毅のジャブはガードの上 危ない被弾もないが、決定打もない ドラミニも決め手欠く おまけの和毅10-9
9R 重岡兄弟の「勝利への飽くなき渇望」を観てなかったのか⁇ と和毅に言いたくなるな これがメインはない が、ゴング間際 和毅の1発が当たる
和毅10-9
10R ドラミニ、和毅のボディ後にダウン いや、スリップ 和毅がやっと前に出る が、行ききれない ダメだわ 見過ぎだわ 和毅10-9
11R 和毅は手数少ない にじり寄るだけ ドラミニはパンチを上下繰り出す 和毅の単発は浅い が、ドラミニが退がる 和毅10-9
12R まさに「塩試合」 ポイントは微妙 ドラミニが気圧されて来たのは確かか ドラミニ、露骨なクリンチ。いや、ホールドだな 和毅、攻め切れない 逃げても手数だけはあったか ドラミニ10-9
higege91の採点 115-113 でドラミニの勝ち(和毅選手におまけありかな)
採点は…
なんと、スプリットデシジョンで勝者…
レラト・ドラミニ〜‼︎
公正な判定結果…
いや、これは「ユナニマス」じゃなきゃぁ
日本の染谷さんだけサービスで和毅選手につけたな
さて、亀田和毅選手、引退かぁ⁇
確かにスーパーバンタム級時代の指名挑戦権の行使ならず…は不幸だったけど
やはり、これでは「勝つ気」が見えなかった…となる
なってしまう、が、ボクシングかなぁ
重岡兄弟の後だけに、それが際立ってしまったな
「井上尚弥」の名前はこれで出せなくなった…のは間違いない
御愛読感謝