[感涙必至]反骨のボクサー、グレート金山のドキュメンタリー | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?

素晴らしい動画をみつけました

ありがとうございます

https://youtu.be/xaHXcHlnzjY



韓国からやってきた反骨のボクサー、グレート金山さんを扱ったNHKドキュメンタリー…






世界チャンピオンになるために、日本にやってきた韓国人ボクサー



第54代日本バンタム級チャンピオン 

グレート金山



涙なくしてはみられない一本…

あぁ、あの8度目の防衛戦のジャッジペーパーがより公平公正なものであったら…

判定内容に不服だとして、しかし、署名運動が起こるほど…というのは本当に稀だ

しかし、因縁の対戦相手となってしまった川益設男さんを責めてはならん

元オリンピアンの川益さんもまた、その後、非常に苦しいボクサー人生を送った印象が強い

オール・オア・ナッシング…の、弱肉強食の世界なだけに、その切実はドラマチックに我々に突き刺さるわけですが、その光と影のコントラストがあまりに強すぎて胸が張り裂けてしまうのが、この、グレート金山さんの拳跡だ…

…2008年に書いたグレート金山さんの記事をちょっと貼らせていただきます

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…吉野家と言えば牛丼、で、この牛丼を食べる度に思い出すのが、いつかの日本バンタム級チャンピオンのグレート金山さんだ…

韓国から日本へやって来て、貧しさと戦いながら日本タイトルのベルトを掴んだ彼でありましたが、再試合の署名運動がおこるほどの疑惑の判定負けで王座陥落…

で、その再試合が、実施されるも、再び判定負けを喫してしまう

そして、試合直後に昏倒…

その試合の4日後、ついに帰らぬ人となってしまった悲運のボクサー…

その彼にまつわる文章で、いつか読んだ記憶がある…

僅かなファイトマネーさえも前借りしながら、それでもボクサーとして生きていた彼は、五百円玉を握りしめ、この牛丼をよく食べに出掛けていた…と言う

安くて、おいしくて、さらに、スタミナもついて…

残念ながら、僕はグレート金山さんの戦いをちゃんと見たことがない…

が、僕は牛丼を食べる度に、彼を想う…

そして、頭の中で、彼、グレート金山さんがホールのまばゆいリングの上で一生懸命に生きる姿を妄想し、ゴクン…とゴハンを飲み込む…

大盛、生たまご、つゆだく…

腹一杯の幸福に感謝…

そして、忘れてはならない…と箸を置く

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このグレート金山さんと牛丼のエピソードは、確か、ボクシングにまつわるノンフィクション作品、福島泰樹さんの作品を読んで知りました…


さて、今、韓国のボクシング界は完全に衰退してしまった…といってもいい状態だ

今、コリアン・ファイター…という言葉は残念だけど死語のように響く…

勝利への飽くなき執念と渇望が、彼らを全身全霊のエンドレス・ファイターへと変貌させる

この貴重なるドキュメンタリー映像の中のグレート金山さんの大味なるフックと猛進こそ、まさに、人生を賭した死に物狂いのボクサーの姿であり、その眩し過ぎる生命の燃焼であります



あぁ、胸が、心臓が押し潰されるような、感覚に囚われてしまう




素晴らしい動画、ありがとうございます

久々に、牛丼、食べようかなぁ、と思います

グレート金山…

イ・ドンチュン…

牛丼を掻き込みながら、素晴らしい日本チャンピオンの記憶をもう一度胸に刻もう


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