今夜は自宅に戻ってから昨年末購入の液晶テレビの、「YOUTUBE」鑑賞機能をじっくり試そうと言うことで、さて、頭を捻りまして…
大きな画面で過去の名勝負をお気軽に検索が利くってことで、大変便利なわけです…
もちろん、ネット回線からの鑑賞になるので解像度と画質は悪いですが…
うーん…
で、こう打ち込みまして…
---六車 ボシング …
おおっ、出た出た…
で、「恐怖の不審ジャッジ」が炸裂した伝説的タイトルマッチを眺めまして…
WBA世界バンタム級タイトルマッチ
チャンピオン ウィルフレド・バスケス
×
挑戦者4位 六車卓也
1987年にアサエル・モランとWBA世界バンタム級王座決定戦を争って六車さんは5RTKO勝利で王座を獲得、が、続く初防衛戦で韓国の朴に敗れて僅か2ヵ月半で世界王座を手放してしまう…
そこから再起してついに王座返り咲き成るか!? という背景のこの世界タイトルマッチ…
試合はプエルトリコの強打者、後の3階級制覇の名チャンピオン・バスケスに対し、挑戦者の六車さんは徹底的なる前進あるのみのエンドレスファイトを展開、当時の実況も、また解説の輪島さんも「よくやった六車!!!」、で、実況も「放送席の採点では挑戦者六車の3ポイント~4ポイント勝利となっております!!!」と、自信満々声高に叫んでいたのだが…
さて、試合結果は御存知の通り…
---ドロー!!!
つうっ!!!
当時、誰もが六車さんの勝利を確信した内容であったが、結果は恐怖の「1-1」…
1名が挑戦者・六車を支持、1名がドロー採点、そして、もう1名がチャンピオン・バスケス支持だったのですね…
で、当時のこのタイトルマッチでありますが、ジャッジに黒人女性が含まれていて、この女性ジャッジがチャンピオンに3~4ポイント優位な採点をしていたのですが、で、この試合後の談話がまた驚愕の内容であったのですよね…
---「六車は手数とアグレッシブな点では勝っていたが、顔が腫れすぎ。私はボクサーの腫れあがった顔は好きではない、だからバスケスに付けた」(ウィキペディアより)
ぐぐっ…
ボクサーにとって、顔の腫れはその戦いの証、勲章のようなものではないか…!?
試合内容と顔の腫れは別物ではないのか?
そりゃぁ見栄えは大事でしょうが、素人観客・素人視聴者ならばいざ知らず、崇高なる世界タイトルマッチの優劣を判断するジャッジが、そのような「主観的美意識」を採点判断の基準にするとはなんたる理不尽っ!!!
で、六車さんはこの後にさらに再起を果たし、今度はWBAのスーパーバンタム級で世界挑戦に漕ぎ着けるも当時のチャンピオン・エストラーダの前に11RTKO負けを喫し、引退…となったわけですが、まさに、悲運のボクサー…とも言えそうですが、しかし、その強烈なる猛進ファイトは今なお色褪せませんね…
しかし、この女性ジャッジの試合後の談話でありますが、これだけの時を越えてもなお、本当に…
ムカツク!!!
まさに、今なお信じられない、驚愕の伝説的コメントでありましたね…
むむむっ…
とはいえ、今なお、もの凄く悔しいけれど、でも、六車さんのバスケスをコーナーに追い込んでの猛烈なるボディー打ち連打には痺れましたね…
あのボディー連打は最高でありました!!!
勇気が足りなくなったらまた観よう!!
御愛読感謝
つづく