これ、先日古本屋でみつけたボクシング関連書籍2冊…
その「テンカウント」読み終わりました…
これはヨネクラジムの創世記から同ジム5人目の世界チャンピオンとなった川島郭志さんの初防衛戦まで「縁の下」で選手を支え続けた奇蹟の名トレーナー、松本清司さんを扱ったノンフィクション…
松本さんは不器用にして、寡黙で、しかし、その「背中」で雄弁に語るトレーナーであったそうな…
さらに、選手の自主性をこれ以上ないほど尊重し、そして、それが湧き上がるのを待ち、その上で選手達の長所を最大限伸ばすことに、その生涯を捧げた方であった…
お酒と煙草が好きな方で、自分の育てた選手達が勝利した後、その選手のインタビューも聞かずに花道を下がり、舞台裏の長椅子に腰掛けて「一服」している姿が、かつては度々見られたそうだ…
ボクシングとは紳士のスポーツ…
それが「松本先生」のボクシング観であり、その教え子たちの数はのべ数千人にも及んだそうだ…
いやぁ、大変興味深くて、感動した素晴らしい一冊でした…
新しい価値観をいくつも発見させていただきました…
御愛読感謝
つづく