今夜はワールドカップ予選、日本VSオーストラリアの生中継を今観てますが、観客はなんと「7万人」…と実況されてますね…
7万人…
凄いですね…
日本のボクシング界では、さすがにこうはいかないかぁ…
さて、下の写真はですが、アルビン・R・カーン博士と日本人最初の世界チャンピオン白井義男さんであります…
1952年5月19日… 後楽園球場で行われた世界フライ級タイトルマッチ…
敗戦に打ちひしがれた日本人に勇気と希望を与え、そして、日本ボクシング史上、燦然と輝く日本人初の世界チャンピオン、白井義男さんがタド・マリノを破ってその世界の頂を掴んだ決定的な瞬間でありますが、そこに集まった観客は4万人であったそうな…
サッカーは規模の大きなスポーツであるし、大きなコートを駆け巡る選手とボールを目で追う…ということで、会場へ押しかけて観戦するのも楽しそうですが、ボクシングは小さなリングで球場クラス…はちょっと現代では厳しいか…?
また、「日本代表」…という意味の重さに関して言えば、ボクシングよりもサッカーの方が理解しやすいし、感情的にも燃え上がれる…ってのも解りますね。
しかし、白井義男さんやファイティング原田さんが活躍した頃の日本のボクシング界をよく想像して、ブルブル…と震えるような気持ちに僕はなるのですが、みなさまはいかがであろうか?
庶民とボクシングがもっともっと密接で、さらに、その選手達の大活躍が激しくよりダイレクトに人々の心に響き渡った時代…というものが確かにあったのだ…
現代の個人主義最盛期的時代を生きていると、なんだか時々「味気なさ」をどうしても覚えてしまう…
また、ボクシングの代名詞とも言うべき、ある一つのキーワードに関しても、その「意味」が変わってきている…なんてよく聞きます。
「ハングリー精神」…
昔は食えなかった…が、今は食えるが自ら食わない…という選択を自らに課すという意味で、同じボクシングにおける「ハングリー精神」という一語の意味もやや違うなんて語られることも多いように感じます。
敢えてボクシングを選択し、それを全うしようとする勇気とその意味の重さと険しさ…がもっともっと世間に伝われば良いのに…とは度々考えることであります。
さて、今夜のサッカー日本代表は強敵オーストラリアを撃破出来るのでしょうか?
そして、白井義男さんのような国民的ボクサーの再登場はありえるのか…?
サッカー日本代表がワールドカップで優勝するよりも、それは難しそうだ…とは感じてしまいますね…
しかし、僕はボクシングが死ぬほど好きなんだなぁ…とサッカー中継を見ながら感じている。
御愛読感謝
つづく