昨日は気温が低かったんで庭の手入れとも思ったのですが、気が変わって、桃ノ木川の使われなくなった堰を見に行きました。「四ケ村堰」という名の農業用水の取水堰です。


場所は下小出町と北代田町をつなぐ観音橋のすぐ上流です。下小出の桃ノ木河畔の桜並木が始まるところです。桃ノ木川も広瀬川と一緒で、利根川から取水した広桃用水の水が大量に流れ込んで、水位も上がり、流れが勢い良くなっていました。


観音橋の上から上流を眺めても堰らしきものはありません。でも、すぐ左手に取水用の水門と堰の管理小屋が見えます。右手の護岸を見と白っぽい三角形が見えています。ここにはかつて可動堰があったんです。無くなったのがいつであったかは覚えていません。

 
取水口の水門の周りには草が生い茂っています。水が流れ込んでいる様子は見えません。左岸の可動堰の構造物を取り除いた跡はコンクリートで埋められて、そこだけ白っぽいんです。使われなくなった4か村堰の跡です。

 堰の管理小屋にはこんなプレートが付けられています。ここに堰ができた時期はよくわかりませんが、でも江戸時代みたいです。そしてもっとも最近では、昭和57年(1982年)に改修されたみたいです。堰の名の「四ケ村」は、1889年(明治22年)に前橋町が成立したときに吸収された才川村(現若宮町)、清王寺村(現日吉町)、一毛村(現城東町)、それと国領村(現国領町・若宮町の一部)だとおもいます。

 

 
桃ノ木川の堤防の内側の道沿いに水路があります。堰からの水は全く流れていません。ほかの水路からの排水が少し入り込んでいますけど、流れはほとんどありません。淀んだ水になっています。堰から農業用水を供給する必要がある農地がなくなってしまったみたいです。

 
観音橋の下流の橋、才川通りから北代田へ渡る橋ですが、「二ツ橋」という名です。「なんで一個しきゃないのに二つって名前なの?」、「昔はさ、桃ノ木川の脇に四ケ村堰の水路が流れてて、橋が二つかかってたんだいね、今は水路は道の下に潜っちまったけど…」、子どもの時に才川町の人に教さったことです。いまも、川沿いの道の下に四ケ村堰の暗渠があります。

 
暗渠は、二ツ橋の直ぐ下で住宅地の中へ入り込んでいます。水路にふたをした道が続いています。私が子どものころにはこのあたりに家はなくて田んぼでした、田んぼの中の水路だったんです。

 
ところどころにある鉄格子の上に立つと、足下に水が光っていますけど、水の流れる音は聞こえてきません。その暗渠も若宮町交差点の信用金庫裏で赤城県道に出るとその先は分からなくなってしまっています。あとは私の記憶です。

 


群馬大学付属小学校の外周の土手、南東の角です。この河原石を積み上げた石積みはもっと下の方までありました。土手の外側には幅2mほどの堀があったんです。私は6歳の時からこのすぐ近く清王寺町で暮らしていました。堀の水は四ケ村堰で取水され水路を流れてきた水でした。当時の清王寺町にはたくさんの田んぼがあって、そこへ水を届ける水路が縦横に流れていたんです。


県民会館の外周です。子どものころには群馬大学学芸学部でした。その外周にも立派な堀が巡っていたんです。子どもの私には水路や堀は楽しい遊び場でした。夏はドジョウやフナを捕りました。冬は減水した堀に張った氷の上を滑りました。

 

 
使われなくなった堰をたずねた帰りに、青井食堂で昼食休憩、それから三河町を通って帰ってきました。私の自転車の前を猫が横切っていきました。私はちゃんと停まって猫に道を譲りましたよ。それから、馬場川沿いの道来たら、コンクリート擁壁が造られて渡ることができなくなった丸木橋が気になったんです。


渡れないのならば、座るしかないってんで、ちょっとだけ座ってセルフタイマーで記念写真を撮りました。なかなかの座り心地でした。

 

 
カワラナデシコが咲いているわが家に戻って、丸木橋に座った話をCOCOにしたら、<お前が乗って、もし橋が折れたらどうすんだい、あぶねえぜ、いい歳しておかしなことすんなよ!>って、マジで説教されました。

 


冷たい汁の10作目は、トウモロコシの冷製ポタージュです。直売所で買った生のゴールドラッシュで作ったんです。ものすごく甘みの強いコーンポタージュでした。まるでお菓子みたい。

 
そして、豚ヒレ肉と野菜のソテー、アンチョビ風味のスパゲッティーでした。おいしく食べられました。

 ユキ子さんの両親へは、豚ヒレ肉をピカタにして届けました。もちろんトウモロコシの冷製ポタージュも添えて。

 

 
夕食を食べ終えて、使われなくなった四ケ村堰を見に行った時に、堰の近くの北代田町の菜園にでキキョウとダリアの花がすごく素敵だったのを思い出しました。最近ダリアの花をあんまし見なくなった気がします。

 

 ヒゲじいさんの連れ合いの三代目若柳吉駒でございます。           

1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会、毎年春に公演会を開催しまいりまして本年4月の公演で79回目を迎えることができました。そして、来る7月24日には浴衣ざらいを開催いたします。
  令和5年7月23日(日)午後1時半開演
  昌賢学園前橋ホール(前橋市民文化会館)小ホール
  入場無料 どなたでも自由にご観覧いただけます
また、来春4月7日には第80回美登利会公演を予定しております。会員一同これからも精進を重ねてまいりますので、あい変わりませず宜しくお願い申し上げます。


《最近の美登利会と吉駒リサイタルの舞台をご覧になりたい方は…》
第79回美登利会と第4回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧ください

第78回美登利会と第3回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
第77回美登利会と第2回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
第76回美登利会と三代目吉駒襲名リサイタルはこちらでご覧下さい
お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧下さい