北海道の酪農


都会の喧騒から解放され、地平線の見えるような大草原でウシがのんびり草を食べてる。


時間は止まったかのようにゆっくり流れ、聞こえてくるのは動物たちが戯れる声だけ。


わずらわしい人間関係もないし、天気がいい日は草原で昼寝でもして過ごせる。



・・・・・・・・・・・・と、思ってる人は確実に打ちのめされます。


酪農のタイムスケジュールはかなり慌ただしいです。


場合によっては分刻みという芸能人ばりの忙しさになります。


ちなみに俗に言う3K(汚い、臭い、キツイ)は本当です。酪農家を目指したものの、途中で挫折したという人は多いと思いますが、大抵の理由はこの3つのどれか(もしくは3つ全部)です。


ある程度の都会で育って小学校から高校まで普通科、大学も文系・・・という人は実際の酪農現場を見たときの第一印象は最悪といっても過言ではないと思います。


これが第一関門ですが、しばらく我慢して働いていると人によっては慣れてきます。


第一関門をクリアした人に待ち構えている次の関門は、『田舎の人間関係』です。


性格にもよりますが、第一関門よりこっちの方が辛いという人もいると思います。


簡単にいうと、集落全員が親戚のような親しさ、みんなが自分を知っていて自分もみんなを覚えてないといけない。みんな自分の家の場所を知ってるし、噂はあっという間に広まる。


噂の広まるスピードは本当に早いのでおかしな行動をとると自殺行為。ほんと、光回線かっていうくらい。


これが第二関門です。第一、第二関門をクリアしてやっとスタートラインになります。



こういう風に聞くとかなり嫌な感じですが、慣れてくるといい面も結構あります。


近所の人や酪農家さんから野菜や肉、卵などをいただくことも多々あります。


気づいたら今日の食事の材料費が0円だったってこともしばしば。


何か困ったことがあってもすぐに近所の人が助けてくれる。


などなど、都会ではありえないことが日常の風景として存在します。



では、次回はスタートしてから越えなきゃいけないハードルをご紹介したいと思います。