震災翌日。

長い夜が終わった。

朝ご飯の調達と、家の2階の布団を取りに。

カセットコンロ・お餅・お米・布団確保!

あると便利なものをとにかく調達しました。

昨晩から何も食べてなくて、朝はおせちのだし巻き玉子を一切れのみ。


この先どうしようか悩み、片付けようにもライフラインがこないとなかなか片付かない。私も旦那も阪神淡路大震災の経験者。旦那は特に被害にあっています。

帰るにも道が通れるか問題。

ガソリンの走行距離があと150km。430kmの距離。150kmだと被災地を抜けれるかどうかの距離。ガソリンスタンドが開いてるか⁈開いてなかったら実家にいた方がいい。


悩みに悩み、両親のことは心配ですがうちに避難する気は今はなく、被災地にはなるべく人は少ない方がいい。何よりこども達が怖がっているので神戸に戻ることを選択しました。


戻るにあたり、必要なものを家から取ってきて、温かいものが食べれる、暖が取れる、水分が取れる準備はしました。


両親を置いて行く選択は辛かったです。でも、絶対家から離れる人ではないことはわかっていたので。


家の中














金沢までの道がこのような状態でした。

今思えば、よく通れたなと。

通行止めでもおかしくない道路です。

倒壊した写真は辛くて撮れませんでした。


ガソリンは被害が大きい地域でしたが、唯一電気が通っている地域がありガソリンスタンドを開けてくれている所がありました。

10リットルのみですが神です🙏

これで大方は帰れるので。


金沢まで2時間でいけるところ、8時間かかりました。そこからの神戸…。13時間半かかりました。いつもの倍。


でも、無事に帰ることができて私たち家族は運がよかったのだと思うことにしました。


この震災で、1番ありがたかったのは

一般の方が道路の危険な場所の交通整理・誘導をしてくれていたこと。自分の所も被災したでしょうに、これがなかったら交通麻痺どころか、車の破損・事故にもつながります。感謝しかありません🙏 あとは陥没している所に何かしら目印を置いてくれてたり。本当に感謝です。


いつ災害がおこるかわかりません。

大事なことは

・夜は静かに待機。下手に車に乗ると、地面が暗くて道路の状況はわかりません。結構な車がタイヤをパンクしてそのまま走ったり、底を擦ってエンジンを破損してオイルを漏らしたりとしてました。

・道路の隆起している所はゆっくり走る!

この寒さで車が破損したら悲惨です。田舎は車が必須なので特に。家がつぶれ避難場所がパンパンだと車は必須です。


あとは

・ガソリンを空っぽにしない

・モバイルバッテリーは必要!

・ガスコンロ・カセットボンベは必要!

・水のストック

・米

・懐中電灯&電池



両親には、今回火遊び用に持っていってた飯盒とホットサンドメーカーを渡しました。

お米はなんとか炊けるはず。

ホットサンドメーカーでお餅をやいたり、パンを焼いたりできる。


復興はまだまだ先なので、道路がなんとかなったら、なんとかして両親、特に父を説得してこっちにくるようにしようと思ってます。