銀座白夜行…③ | オデヲンオフィシャルブログ「アタシはオデヲン!女装は本能!」Powered by Ameba

銀座白夜行…③

アタシはオデヲン!女装は本能!!-みな実ちゃん&なまはげに扮した私.jpg

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さっさと先を歩く男性陣との距離は、見る見るうちに離れていく。
だって…私とドナドナは、ハイヒールの�ブーツよ~!しかも爪先から雪が侵入して、その中は冷え切った沼地状態…。

「ちょっと、どこまで歩くのよね~!カラオケboxにでも入りながらぁ、ハイヤーに連絡し続けた方が、ずっと効率的じゃないのよね~!?」

「男ってさ、進むことしか脳がないのよ!単純な動物よね~?」
私たちはブツブツ罵りながらも、歩き続ける。何度も雪に滑
り、雪に埋まり、雪に転びながら…�

タクシーは拾えないまま、いつの間にか半住宅地に突入。ここで立ち往生しても状況は改善されないので、とにかく歩き続けると…。気づいたら何と、もう六本木まで歩いている!

これは、白き巡礼?または、寒さの煉獄…?
男性陣は我々を置きざり気味に、どんどん先に。我々熟女ペアは、横殴りの吹雪に体もふらふら。凍えた大気に声も氷結、愚痴や悲鳴も出て来ない…。

そして、気づいたら…ああ…ああ…もう赤坂まで来てる~!いったいどんだけ距離を歩いてきたの?いったいどんだけの時間を、踏みしめてきたのよ…�

そしてとうとう、川合君でさえも判断力が落ち始めた。寒さによる疲弊が原因だろう。いや…判断力低下なんて甘い表現よ。むしろ、ほとんど奇行とさえ言える状態を呈してるわ。

大東京の真ん中で、ほとんど凍死しかけない状況。心境はそのまんま、雪山の遭難者。
思春期の頃に見た映画“八甲田山”を思い出す。まさに…「天は我々を見放した~」の気分。

そして、最終的な決着として…。
ふと気づいたオデヲンが、スクランブルを見渡せる歩道橋に立つ。そして、車の獣道を発見。さらに、雪道における歩行者の心理を分析。そのしたたかな戦法で、無事にタクシーをゲットできました。

やるわね!ババァ�

でも、私がタクシーを捕まえた場所は、もう四谷付近…。つまり、かなり新宿寄りの場所。
凍てつく吹雪の中。我々は銀座から(ほぼ)新宿まで、ひたすら歩いたわけね~。雪と風で全身びっちょり。足指なんか凍傷になりかけながら… (後で調べたら、2時間半連続で積雪の中を歩いてましたわ!)

これなら、安心な場所で暖を取りながら、チャンスをじっくり待った方が良かった様な…。
遭難事故で生き残るのは、圧倒的に女子が多い…。その言い伝えを、また美熟女(笑)が確かにしたようねニコニコ

※添付画像=なまはげシリーズ。とりあえず、雪国つながりのイメージで…(笑)