アスペルガー症候群について、

よく勘違いされることがあります。

 

それは、アスペルガーは「心の病気」なのでは? ということです。

端的にいうと、アスペルガー症候群は、脳の障がいです。

(発達障害との違いはまた別の機会でまとめます)

 

『脳機能の状態が原因で起こる自閉症の一種』なのです。

 

なので、

「甘えてるだけ」「根性が足りない」といったような、精神論はむしろ、

アスペルガー症候群を持っている方を追い詰めてしまう一因となります。

 

また、励ましとわかっていても、

「理解しようとしていない」「やればできるよ」

といった言葉も、

水泳が苦手な人にオリンピック選手を目指せ、というくらいには難しいことなのです。

 

アスペルガー症候群は、発達障害の一種ではありますが、

知的障害ではないため、文字を読んだり書いたりすることができます。

むしろ、突出した才能があることも珍しくありません。

そのため、周囲との軋轢を感じると改善しようとし、けれど、上手くいかなくて、躓いてしまう例もあります。

 

専門家を筆頭に、周りの理解と協力が必要不可欠です。

また、本人も周りに任せきりにせず、

時には意思表示をしたりして、まわりと協力していくことが大切です。

 

そういった理解者、周囲の人たちとの距離感……「層」については、

またまとまったら記載していきたいと思います。

 

粘り強く、互いが協力することが一番大事なのでは、と思い、

今回書いてみた次第です。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

 

 

 

参考:上野和彦 著

 「大人のアスペルガーを知る本」

 

 

 

 

 

少しずつ、過去の失敗談も書ければと思います。

自分が、アスペルガーではないかと自覚した瞬間があります。

 

20代の前半。

私は客商売に従事していました。

仕事についてからは、一年半ちょっと。

自分なりにがんばり、シフトマネージャーくらいになりました。

けれども、仕事が増えていくにつれて、やりにくさと、息苦しさ、そして、体調の不調が見えてきました。

 

くっきりと体調の悪化として現れた症状は、

微熱、めまい、全身のかゆみ、咳、鼻水……。

これらは、しかるべき病院で見てもらったところ、

「自律神経失調症」「メニエール病」「逆流性食道炎」「カンジタ病」でした。

 

それらが、すべて、同じ時期に襲ってきたものですから、

なんといいますか……ボロボロでした。

 

元々、10代の後半に就職した際に患ったうつ病も相まって、

その時の自分は、本当にひどい有様だったと思います。

 

体調の不良は心にも影響し、余裕を奪っていたとみえます。

とある、事件がありました。

 

 

私は、上記の体調不良をおしながら仕事をこなしていました。

5月の連休後……くらいだったと思います。

 

休憩時間になり、スタッフヤードに戻ろうとしたところを、

お客さんに声をかけられました。

品物をたくさん、カゴで三つくらいもった、お客さんでした。

その人が言うには、重いのでレジまでもっていってほしいとのことでした。

けれども、私の中に芽生えた感情は、

「なぜ、私が……?」でした。

 

もちろん、店員さんに頼む要望としては当たり前のことかもしれません。

けれども、私はそれが理解できず、

また、少し相手が高圧的であったためか、つい言ってしまったのです。

 

「すいません、休憩に入ってしまったので……」

その一言で、元よりイライラとしていたらしいお客さんは、ついに怒り出しました。

つけていた名札の名前を叫ばれ、

最後は本社のカスタマーセンターに苦情をいれられるという結末でした。

 

次の日、謝罪に奔走したらしい店長から言われました。

「もう限界だよ」

なにに? と思った次第です。

 

なんとなくの予感はあったのですが、それでも、「どうして?」「なぜ?」と店長さんを責めることしかできませんでした。

 

(私はがんばっているのに)

(どうして理解してくれないのか)

(このがんばりは無駄だったのか……)

 

などと考えました。

今になって思えば、色々と問題を起こしていたのも事実です。

ひとつひとつは、自覚もなく、ここでは書けないこともありますが……。

周りを困らせている、そんな気はしていました。

 

事実上の解雇を申し付けられて、その日は裏口から黙って帰りました。

以来、元スタッフの方とは連絡をとっていません。

店長からの謝罪のような……少し私には理解できない文章で送られてきたメールも、あまり見ないままに削除しました。

 

 

今となって。

家族や友人に事の顛末を話した中で、自分は間違っていたのか……と思っていますが。なぜ、そうなってしまったのかは、今でもわからないでいるのです。

 

 

ここまで読んでくださってありがとうございます。

 

他人と違う

他人とずれている

他人がわからない

 

そういった症状がアスペルガーではないかと思った箇所です。

実際、受診し、検査をしてもらった上で、アスペルガー症候群と診断されました。

 

他人と違う

他人とずれている

 

それはやがて、自分は欠陥品なのでは? と思うに至りました。

 

対人関係で問題が起こりやすい、

「社会性の障害」

 

それが、アスペルガー症候群なのです。

 

今回はここまで。

次は、いくつか書籍で得た情報をまとめられたらと思います。

 

 

アスペルガー症候群。

テレビやネットで見かけることもあるかと思います。

 

よく、言われるのが

「人の感情がわからない人達」です。

私自身、アスペルガーと診断されてから数年。

生きにくいな、と感じる中をなんとかして生きてきました。

様々な周りの支えのおかげと感じつつも、

まだまだアスペルガー症候群に対しての理解者も少ないのが現状です。

 

周りの方を責めているわけでもなく、

すべてをわかって欲しいと思うわけでもないのですが、

自分自身の体験や失敗をマニュアル化して、忘れないように……と

せめても思い、このように書き始めた次第です。

 

体験談や失敗談、時に愚痴交じりになるかと思いますが。

よろしければお付き合いくださいませ……