断崖絶壁に掛かる吊橋の上で

吊橋の向こう側にいる異性を見ると


本当は吊橋が怖くてドキドキしているのに


脳みそが吊橋の向こう側にいる異性を好きでドキドキしてる・・・


って勘違いして、その異性を好きになってしまうらしい。


大昔にこの吊橋の法則で恋に落ちてしまったっぽい男子がいた。

友達の紹介で会ったその子は

今じゃ顔も思い出せないような~~ごく普通の2歳年下の男の子だった。


紹介してもらった次の日に

「明日はお休みだからどこかに一緒に行きませんか?」って言葉に


「ごめんなさい。私、明日は免許証の更新に行くんです。」

どうーーーー考えてみてもお断りモードの発言のつもりだったんだけど


「あ、じゃぁ~俺、免許センターまで乗せていってあげますよ。」


・・・・・・・気の弱い私は「あなたと行きたくはないんです。」

きっぱり!!と断る勇気が無かった・・・・。

大体「乗せて行ってあげる。」の「あげる!!」って発言はなんですと?

べーーつーーにーーそんなもったいぶって連れて行ってくれなくても

免許センターくらい 自分で行けるもんーーだ

べろべろべろべろ~~~~!!

↑・・・・・と、心の中で叫びつつ、

「まぁ~紹介してくれた友達の顔も立てないとなぁ~」

とかどうでもいいような自分への言い訳もかましつつ、

次の日免許センターに連れて行ってもらうことにした。


免許センターに向かう途中・・・・・・

真っ赤なスポーツカーに乗ってたその子は、

高速道路をびゅんびゅん飛ばす、飛ばす!!

お前は頭文字Gかよ!!みたいな???


結果、お家に付く頃には私の中に淡い恋心が芽生えていましたとさ。ちゃんちゃん