デビー・ドーソンが「ハッピー・ワールド」でABBAの影響を受けながらサバイバルを描く | 東山凛太朗のブログ

ここ数日、UMusic Song Contestの新しいエディションがフォーラムで開催されていました。今年で5年連続の開催となるこの「コンテスト」は、約2週間ごとに無名アーティストの楽曲を選び、勝者を決めるもので、今回はデビー・ドーソンが優勝しました。Frikomidというユーザーが彼女の楽曲「Happy World」を紹介し、私たちは今日の「ソング・オブ・ザ・デイ」としてこの曲を選びました。


デビー・ドーソンはミネソタ出身のシンガーで、『アメリカズ・ゴット・タレント』でアメリカ国内で知られるようになりました。その後、RCAと契約し、特にケイティ・ペリーのお気に入りとなりました。デビーは昨年、自主制作で最初のEP『Learning』をリリースしました。このEPには、「Eulogy for Nobody」のようなフォーク調の楽曲が収録されており、ケイシー・マスグレイヴス(「Even If It Kills Me」)や、さらにはスフィアン・スティーヴンス(「Eulogy for Nobody」)に近い音楽スタイルを披露しています。

今年の夏にリリースされた彼女のEP「How to Be Human」、5曲で構成されており、「Solitude」の冒頭のようなアコースティックな曲から、今回の曲のようにポップな要素を含むものまで幅広く展開しています。「Happy World」は、Zhoneのプロデュースのもと、ABBAの影響を強く感じさせるサウンドが特徴で、歌詞では安全な居場所を作り出そうとしています。

「この世界は勇気が必要だって自分に言い聞かせる/自分だけの小さな隠れ場所を見つけたんだ/ちょっと暗いけど、少なくともそれは僕のものだ」というサバイバルソングのサビは、別の箇所で「地面の下2メートルでも、僕はまだ生きている」と誇らしげに歌います。曲のサビは、その全体的な感情を再燃させます。

最近、デビー・ドーソンはオーヴィル・ペックと共にツアーを行なっており、実際に彼女は『Stampede』というアルバムのバラード「Back at Your Door」にも参加しています。