Dancing Dreamが公演する際、内なる「ダンシング・クイーン」を解き放とう | 東山凛太朗のブログ

スミスゴール・アーツ・センター(※)でABBAトリビュートバンドが公演、内なる「ダンシング・クイーン」を解き放とう!

ABBAトリビュートバンド「Dancing Dream」が、2024年のピーチステート・バンク&トラスト・サマーコンサートシリーズの最後を飾り、9月14日(土)にアーツ・カウンシル・スミスゴール・アーツ・センターでステージに立ちます。

ニューヨーク市を拠点とする「Dancing Dream」は、スウェーデンのポップグループABBAのトリビュートバンドです。このバンドは、ポーランドで育ちながらABBAのサウンドに魅了されたハリナ・ウラトフスキーとアグネス・ジャウィーンによって、2009年に結成されました。

「私と友人のアグネスは70年代にポーランドで育ちました」とウラトフスキーは語ります。「ABBAはポーランドで非常に人気がありました。彼らには、みんなが愛するタイムレスな曲がたくさんあります。ユーロビジョンで優勝してから50年が経ちますが、今でもみんなABBAが大好きですし、映画『マンマ・ミーア!』が彼らの音楽をさらに人気にしました。2008年にABBAのトリビュートバンドを見て、これは素晴らしいアイデアだと思いました。そして、そのアイデアは成功しました」。

ウラトフスキーとジャウィーンは、2009年にデュオとしてこのABBAトリビュートバンドを始めました。

*Dancing Dreamは、70年代ディスコ時代の華やかさと魅力をABBAの音楽と共に、今週土曜日9月14日にスミスゴール・アーツセンターのメインステージに届けるトリビュートバンドです。  写真提供:Dancing Dream。

 

「実際にABBAへのトリビュートバンドが結成されたのは2009年です」とウラトフスキーは言います。「最初は私とアグネスの二人だけで、彼女は今でもバンドで歌っています。私はもう歌っていませんが、バンドのマネージメントをしています。私たちはデュオとしてスタートし、このバンドがどれほどの関心を集めるか興味がありました。しかし、小さなウェブサイトとFacebookページだけでバンドを宣伝していたのに、反響があまりに大きくて驚きました」。  
ウラトフスキーとジャウィーンは、ABBAの音楽を愛し楽しむのは自分たちだけではないことをすぐに理解しました。  
「信じられませんでしたが、1年以内にバンドへの演奏依頼がたくさん来たんです」とウラトフスキーは語ります。「デュオとしてスタートし、最初の数年間は自分たちだけでトラックに合わせて演奏していましたが、それでも多くの依頼をいただきました」。  
Dancing Dreamの大きな転機は2012年、タイムズスクエアにあるB.B.キングズでのライブバンド公演を依頼された時でした。  
「7月1日のB.B.キングズでの公演にフルバンドでの出演依頼が来た時、そんな有名な場所がフルバンドに興味を持ってくれるなら、何かしなければと思い、実際に行動しました」とウラトフスキーは語ります。「ABBAの音楽を演奏したいというミュージシャンたちを見つけ、それ以来、順調に進んでいます」。  
Dancing DreamのB.B.キングズでの公演は、スティーブン・コルベア・ショーのスキットでバンドがカメオ出演したこともあり、さらに注目を集めました。

*Dancing Dreamは、観客を楽しい時間へと引き込む方法を知っています。ABBAトリビュートバンド「Dancing Dream」は、今週土曜日9月14日にスミスゴール・アーツセンターで公演を行ないます。  写真提供:Dancing Dream。

 

「私たちの最初のニューヨークでの公演は実際には2012年7月1日に予定されていて、スティーブン・コルベアの出演は、確か2012年6月21日でした」とウラトフスキーは回想します。「タイムズスクエアのB.B.キングズでの公演のわずか1週間ちょっと前のことでした。ですので、ABBAトリビュートバンドに対する関心が高まったのだと思います。そのショーは満員になりましたからね」。  
ウラトフスキーは、「コルベア・レポー」での出演がバンドに多くのギグをもたらしたわけではないものの、バンドのコンセプトへの関心を引き起こしたと考えています。  
「スティーブンがやったあの4分間のスキットがどれほどの影響を与えたかはわかりませんが、あの番組は何百万人もの人々が見ていたので、私たちはギグの依頼ではなく、質問が寄せられたメールをたくさん受け取り始めました」とウラトフスキーは言います。

 

その問い合わせが次第に増え、バンドは全米の大きな会場で演奏するようになりました。フロリダでは劇場、大学、人気クラブ、屋外コンサートで公演し、さらにカリフォルニア、ノースダコタ、ニューヨーク、ニュージャージーで開催されるスカンジナビアンフェスティバルでも演奏しました。バンドはまた、エンパイアカジノやリゾートワールドカジノなど、ニューヨークのカジノや、タイムズスクエアの有名なクラブでもよく公演しています。

 

昨年、Dancing Dreamはスミスゴール・アーツセンターでディスコスタイルの衣装を身にまとった大勢の観客を引き付けました。今年も同様の期待をしています。  
「とても楽しみです。私たちはこの観客と全体の体験が大好きです」とウラトフスキーは語ります。「今年も楽しみにしていて、コスチュームコンテストがあると聞いています。また70年代のディスコスタイルに身を包んだ人々を見るのが楽しみです」。

*経験豊富なミュージシャンによるフルバンドをバックに、Dancing Dream: An ABBA Tribute Bandは、ABBAを過去50年間にわたり誰もが知る存在にしたメロディー、ハーモニー、音楽を届けます。  写真提供:Dancing Dream。

 

Dancing DreamによるABBAトリビュートショーで何を期待すべきか?  
経験豊富なミュージシャンと才能あるリードシンガー(「アグネタ」と「フリーダ」)が、70年代の華やかさと魅力に満ちた懐かしい旅へと案内します。Dancing Dreamの公演では、ABBAの最大級のヒット曲「マンマ・ミーア」「ダンシング・クイーン」「テイク・ア・チャンス」「悲しきフェルナンド」などが、あらゆる年代の観客を魅了すること間違いありません。ショーには、豪華な衣装やエキサイティングな振り付け、そして心地よいハーモニーが詰まっています。今年は、70年代のディスコスタイルの衣装で決めて参加すると、賞品を獲得できるチャンスもあります。  
「とても楽しいショーになるでしょう」とウラトフスキーは言います。「ABBAの音楽が好きな人、『マンマ・ミーア!』が好きな人は、ぜひショーに来てください。この音楽は家族をつなぐような力があります。楽しい夜になること間違いなしです」。  
詳細、ビデオ、Dancing Dreamに関する情報は、dancingdreamtribute.comをご覧ください。チケットに関する情報は、theartscouncil.netをご覧ください。

*Dancing Dream: An ABBA Tribute Bandが、2024年のピーチステート・バンク&トラスト・サマーミュージックシリーズの締めくくりとして、9月14日土曜日にアーツカウンシル・スミスゴール・アーツセンターのメインステージに登場します。  写真提供:Dancing Dream

 

※スミスゴール・アーツ・センター(Smithgall Arts Center):アメリカ・ジョージア州ゲインズビルに位置するアーツ・カウンシルによって運営される文化施設です。このセンターは、地元の芸術や文化活動を支援し、多様なパフォーマンスやイベントが行われる場所として知られています。スミスゴール・アーツ・センターは、特にコンサート、演劇、アート展示、ワークショップなどの会場として利用されており、地域のアーティストや訪問者にとって重要な拠点となっています。
元々は歴史的な建物であったスミスゴール・アーツ・センターは、文化遺産を大切にしつつ、近代的な用途に適応させられており、屋内外でのイベントが可能です。敷地内には、広々とした屋外ステージやガーデンエリアもあり、サマーコンサートシリーズなどの大規模なイベントが開催されています。
地元コミュニティに根ざした場所であり、アートを通じて人々が集まり、楽しむことができる施設です。