スウェーデンの会社ポップハウスが、エルヴィスの曲の権利を所有するソニーと協力。
ABBA VOYAGEのクリエイターが、新しいホログラムショーを制作し、エルヴィス・プレスリーを蘇らせる計画について交渉中と言われています。
＊スウェーデンのエンターテインメント企業ポップハウスが、エルヴィスの楽曲の権利を所有するソニー・ミュージックと交渉中（クレジット: NBC/Getty Images Contributor）。
ビヨルンが共同設立したスウェーデンのエンターテインメント企業ポップハウスは、ABBAター形式のシンガーをフィーチャーしたライブショーを立ち上げる計画を模索しています。
同社は、エルヴィスの曲の権利を所有するソニー・ミュージック、および彼のイメージと肖像権を所有するオーセンティック・ブランズ・グループとプロジェクトのパートナーシップについて話し合いを行なっています。
もし実現すれば、これは最近開発中のエルヴィスのホログラムショーの二つ目となります。
英国の没入型エンターテインメントグループ、レイヤード・リアリティは、人工知能を活用したエルヴィスのコンサートを11月にロンドンで初演し、さらにラスベガス、東京、ベルリンでのショーも計画していることを既に明らかにしています。
これは、メディア企業や権利所有者が、2022年以来ロンドン東部の専用アリーナで上演されているABBA VOYAGEの大成功を模倣しようとしている中での出来事です。
このショーは、スウェーデンの4人のポップスターの実物大のABBAターとライブバンドをフィーチャーしており、既に200万枚以上のチケットが販売されています。
＊ABBA VOYAGEは、ポップスターの実物大アバターをフィーチャーしたショーで、200万枚以上のチケットが販売されています（クレジット: Johan Persson）。
ポップハウスは2022年に音楽への投資を開始し、スウェーデンのダンスミュージックアクト、アヴィーチーとスウェディッシュ・ハウス・マフィアのカタログを取得しました。
同社はまた、シンディ・ローパーの権利の過半数を購入し、4月には報道によると3億ドル（約235.72億ポンド）相当のロックグループ、キッスの音楽と画像の権利に関する契約を締結しました。
ポップハウスはニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでデジタルKISSショーを制作する計画を発表し、他の権利カタログのオプションを模索しています。
しかし、ソニーとオーセンティック・ブランズ・グループとの交渉は、フィナンシャル・タイムズが最初に報じたように、エルヴィスの権利を取得するための取引ではなく、商業的なパートナーシップに焦点を当てていると言われています。
ソニーとポップハウスはコメントを控えており、ABGにはコメントを求めています。
1977年に42歳で亡くなったプレスリー氏は、推定1億枚以上のレコード売上を誇る史上最も売れたアーティストの一人です。
