スリッピング・スルー::ABBAの歌の背後にある物語を知ろう | 東山凛太朗のブログ

リリースから40年以上経った今でも、このスウェーデンのグループの歌は世界中の親たちに共感を呼んでいます。

 

1981年にリリースされた「スリッピング・スルー」は、ABBAのクラシックとなり、子供が成長する姿を見守る母親や父親にとって完璧な歌となりました。この歌はアルバム『ザ・ヴィジターズ』に収録されており、親が子供を少しずつ手放していく様子を描いています。

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ご存知の通り、ABBAは二組のカップルによって結成されたスウェーデンのグループであり、その歌詞には彼らの私生活の一部がよく反映されています。この曲も例外ではなく、ビヨルンが自分の7歳の娘との生活からインスピレーションを受けて書いたものです。彼はこの曲を歌うアグネタとその娘を共有しています。

 

2つの詩は、彼らが娘と共有した小さな瞬間を描いており、永遠に記憶に残ることでしょう。最初の詩は、朝学校に行く子供の姿と、手を振って別れる時の悲しみについて語っています。次に、彼らが一緒に朝食をとる様子や、これらの小さな瞬間をもっと楽しむべきだという罪悪感について書かれています。

 

しかし、この曲はプレコーラスとコーラスで感情のピークに達します。親が子供が少しずつ独立していく様子を見守る気持ちを非常に明確に表現しています。まるで子供が指の間をすり抜けるように:「永遠に彼女を失ってしまう感じ / そして本当に彼女の世界に入れないまま」。

 

この曲は『マンマ・ミーア!』のミュージカルでも非常に人気があり、母親のドナが娘のソフィを結婚式の準備を手伝うシーンで歌われています。このシーンは、母親が子供が夫と共に新しい人生を始める様子を見守るという歌詞にぴったり合っています。

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グループの個人的な経験に基づいているにもかかわらず、この歌詞はどの親の心にも響くでしょう。結局、それは人生の正常なサイクルです。子供は成長し、自分の家族を作ります。ビヨルン自身が言ったように:

 

「すべての親がその感覚を知っています。たとえ目覚めている時間をすべて一緒に過ごしたとしても、何かを見逃していると感じるでしょう」。

ビヨルン・ウルヴァース