【連載206】熊本地震取材日誌(2016年の今日、熊本で何があったのか? | 東山凛太朗のブログ

『適当な認証!死者また増える。なぜガラス張りにしない死者認定方法!』

11月5日土曜日昼

【熊本地震・被災者生活・復旧復興情報】

*下記熊本情報はあらゆる箇所で重複しています。ご了承ください!

皆様こんにちは。熊本地震で被災し、その後、死亡した熊本市の60代と80代の男女4人について、市は、避難生活に伴うストレスなどで病気を発症したなどとして、新たに災害関連死と認定し、一連の地震で亡くなった人は137人になりました。

熊本市は、熊本地震の被災者の遺族から災害弔慰金の申請を受け、避難生活での体調悪化などで亡くなった災害関連死に当たるかどうか、審査委員会で審査しています。

その結果、4月~6月にかけて亡くなった60代の男性1人と80代の男女3人について、避難生活や病院の転院に伴うストレスなどで病気を発症したなどとして、新たに災害関連死と認定しました。

一連の熊本地震で市町村が災害関連死と認定したのは、これで81人となり、熊本地震で亡くなった人は地震のあとの6月の大雨で発生した土砂崩れで死亡した5人を合わせて137人になりました。

また死者が増えました。我々国民に認定の様相を見せないで勝手に決める自治体。お亡くなりになったご家族には認定されるのは喜ばしいことでしょうが、いつまでこの「適当な死者認定方法」は続くのでしょうか?

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熊本地震で、熊本刑務所(熊本市中央区)が矯正施設では初めて避難所に活用されたことを受け、法務省は、刑務所や拘置所を災害時の避難所などに活用するための環境整備を進めています。頑丈な施設構造に加え、非常食も備蓄されるなど防災機能は高いのが特徴です。同省は、2017年度予算の概算要求で、施設の耐震改修費などを今年度の約1.8倍に増額しました。

同省によりますと、矯正施設は全国に約300か所。入所者の逃亡を防ぐため壁を厚くするなど頑丈な構造となっています。また、受刑者は災害救助法の適用外とされ、施設には1週間分の非常食を備蓄しています。

熊本刑務所は、築40年以上経過していますが、熊本地震でほとんど損傷がなく、受刑者の動揺も少なかったようです。そこで、発生直後から地域住民に避難所として開放。5月24日に閉鎖されるまでの間、最も多いときで約250人が身を寄せました。

懲役10年以上の刑に服する約490人がいる収容棟から離れた職員用の武道場や職員待機所を、避難者に提供。井戸水と発電機を使ってボイラーで湯を沸かし、早い段階から簡易風呂での入浴もできました。常勤医が被災者の健康管理も行いました。同刑務所の松原明彦・総務部長は「今後も地域のためにできることをしたい」と話しています。

同省は、従来進めている矯正施設の建て替えや耐震化に加え、防災拠点や避難所としての機能強化を目的として、新たに武道場や浴室の耐震改修費を今年度補正予算に計上。17年度予算の概算要求でも前年度比8割増の377億円を盛り込んでいます。

東日本大震災以降、矯正施設を災害時の物資集積などに活用する防災協定を自治体と締結する動きも進んでいます。

同省は、全国の施設長を集めた6月の会議で、熊本刑務所の事例を紹介し、避難所として積極活用する方針を伝えました。

同省矯正局は「熊本地震で、矯正施設が地域の防災拠点になり得るという新たな価値と役割に気づきまし。防災機能をさらに強化したい」としています。

◆21施設自治体と防災協定

法務省によりますと、福岡や長崎、府中刑務所など21施設が23自治体と防災協定を締結します(9月9日現在)。中には、自治体の指定避難所となっている施設もあります。

福岡県宇美町は2013年3月、町内にある福岡刑務所と協定を結び、大規模災害時の指定避難所の一つとしています。有事には、刑務所の道場(最大収容人数約310人)に避難者が身を寄せることが可能です。

町の担当者は「人口規模の割に、町内には指定避難所となる施設が少ないので刑務所の協力は助かる。医療従事者も在籍しており、住民も安心できるのではないか」と話しています。

また、大分市は、大分刑務所に隣接する官舎を「津波避難ビル」に指定。津波が来た場合は官舎の階段に逃げてもらう。熊本地震を受け、刑務所側も道場を災害時の避難所として開放することを検討しています。

このほか、福井刑務所や名古屋拘置所なども自治体の指定避難所となっています。

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福岡管区気象台は昨日4日、阿蘇中岳第1火口について、1日に高森町などで観測した火山ガスの放出量が10月8日の爆発的噴火後で最多の2600トンだったと発表しました。火山活動は依然活発だとして、噴火警戒レベル3(入山規制)は維持します。

10月31日~11月3日の火山性地震は53~78回とやや多かくありました。一方、火山性微動の振幅は小さく、孤立型微動の回数も1日当たり3~5回と少なかったようです。同気象台は「火山性地震の規模は小さく、全体として大きな変化は見られない」としています。

 

1.被災地情報

①外国人旅行客呼び戻しへ!台湾で熊本の観光アピール

台湾で昨日4日から始まった旅行博覧会に、熊本県北部の市や町で作る団体が初めて参加し、一連の熊本地震の影響で大きく落ち込んでいる海外の旅行客を呼び戻そうと、観光の魅力をアピールしました。

台湾で最大規模となるこの催しは、毎年、台北で開かれていて、ことしはおよそ60の国と地域から旅行業者や航空会社などが参加して、昨日4日に始まりました。

日本からは最も多いおよそ140のブースが出展し、このうち熊本県からは山鹿市や菊池市など4つの市と町で作る観光協議会が初めて参加しました。

観光庁によりますと、熊本県では外国人の宿泊者数が、ことし8月は前の年の同じ月に比べて62.2%減少するなど、一連の熊本地震の影響による観光客の落ち込みが続いています。

担当者は、台湾の人たち向けに新たに作った熊本の温泉や名所などを中国語で紹介するパンフレットを旅行業者らに配り、観光地の安全性をアピールしました。

また、和紙で作った灯籠を頭の上に載せて踊る「山鹿灯籠踊り」の保存会の女性たちが、台湾でも人気の高い「くまモン」のうちわを配って、笑顔で記念写真に応じていました。

熊本県の県北観光協議会の高山英雄さんは「台湾の観光客は、日本のことをよく知っていて、マナーもよいと言われています。ぜひ多くの人に熊本に来てほしい」と話していました。

 

②熊本で被災した経験を出雲で!高校生が復興支援

熊本地震で被災し、出雲市に避難した高校生が明日6日、市内で復興支援イベントを開きます。東日本大震災をきっかけに、10歳の頃から得意の絵や歌を生かして被災地支援を続けてきました。今度は当事者の立場で被災地に関心を持ってもらうよう訴えます。

県立出雲高校1年の針貝奎輝(はりかいけいき)ソフィアンさん(15)。日本人の母とフランス人の父を持ちます。

4月14日、熊本城にも近い熊本市内の自宅は大きな揺れで庭に亀裂が入るほどの被害を受けました。県内の親類宅に避難した時、2度目の震度7を経験。「悲鳴も出せなかった。人が死ぬってこんな時かと思った」。

まもなく、知り合いがいる出雲市に避難。今は家族で市営住宅に暮らしています。地震の影響で、今でも大きな音を聞くと胸が苦しくなります。先月の鳥取県中部地震も校内で揺れを感じ、気分が悪くなって保健室に行きました。

そんな針貝さんが復興支援に力を入れる理由は「今までやってきたことだから」。

10歳の時だった東日本大震災で、自分と同じ小学生が親を亡くし、震災孤児になったことを知りました。彼らの支えになればと、水彩画の個展を開いたり大学祭で歌を披露したりして参加者に支援を呼びかけました。たまった募金は岩手県を拠点とする支援団体などに送っていました。

「熊本で描いた絵を生かしたらどうか」。今回の復興支援は、その岩手の団体から助言を受けたのがきっかけです。出雲の災害支援グループも実行委員会の立ち上げに協力しました。代表の野津寛延さん(53)は5月に熊本の支援に向かう時、頼まれて針貝さんを車に乗せたのが縁で知り合いました。今回の試みについて、「自分もつらい状況にある高校生が、被災地のために何かしたいというバイタリティーに心打たれた」。

針貝さんは、2012年の九州北部豪雨で被害を受けた阿蘇地域を訪れた時に会った被災者のおばちゃんたちが印象に残っているそうです。「つらい経験をしたのに笑顔で迎えてくれて逆に元気をもらった。被災者になって、被災地の支援を訴えるという使命感がより強くなった」と話しています。

イベントは午後14時半から出雲市駅南町1丁目のビッグハート出雲で。絵を使ったカレンダー(壁掛け800円、卓上600円)や特製ノート(250円)の売り上げを「ソフィアン基金」と名付けて熊本や東日本、鳥取への支援金にするとのことです。自分の震災体験を話すほか、専門家の防災講話、地元のフルート奏者のコンサートもあります。入場無料。問い合わせは野津さん(090・3375・4273)まで。

 

③益城の被災農家、熊大生の助けで米収穫

熊本地震で塞ぎ込み、収穫をあきらめていた益城町の農家のコメが実り、昨日4日、熊本大学の学園祭で提供されました。コメを作って食べること・・・・・・地震で失われかけた営みが、大学生の手によって取り戻されました。

コロッケや馬すじの煮込みなどの注文が入るたび、せわしく調理をする学生たち。昨日4日、熊本市中央区の熊本大学で始まった学園祭「紫熊(しぐま)祭」では、有志で作る実行委員会が被災地の食材を使った「元気食堂」を出店しました。メニューのお茶漬けで使われるコメは、益城町の赤井仮設団地に住む坂井謙二さん(65)が作った新米「ヒノヒカリ」です。

このコメは、学生たちの助けがなければ実ることはありませんでした。

同町赤井の坂井さんの自宅は地震で全壊。6月末に田植えをしましたが、自宅を失ったショックで田んぼに向かう気持ちになれず、収穫をあきらめていました。「お先真っ暗で、周りから取り残されたようだった」。仮設住宅で塞ぎ込む日々。雑草は稲穂の高さを超えました。

そんな時、坂井さんと妻寛美さん(68)の夫婦のもとを同大政策創造研究教育センターの研究員、佐藤嘉洋さん(34)が訪れました。佐藤さんが所属する研究室では、町から町内の仮設住宅の全戸聞き取り調査を委託されています。学生とともに訪れた佐藤さんに、寛美さんは謙二さんの状況や、農作業ができない悩みを打ち明けました。

すると、佐藤さんが学園祭実行委員の学生らに協力を呼びかけ、計3回、雑草取りなどを手伝いました。10月上旬に雑草を刈った教育学部3年の菊池豊さん(20)は「自分にもできることがあると思った」と感じました。

「温かいものを食べて、温かい気持ちになってほしい」と、学園祭では坂井さんから買った新米をお茶漬けにして販売。売り上げは全額被災地に寄付されます。

この日、元気食堂に駆けつけた坂井さんに、菊池さんは「みんなにおいしいって言ってもらいました」と報告しました。「沈んだ自分に活を入れてもらった」と坂井さん。「幸せを感じる。笑顔が出るから」と、収穫したコメをかみしめていました。

 

➃サンタビズ、もうスタート!天草市職員

熊本県天草市観光振興課の職員11人らが今月から、サンタクロースの衣装や帽子をまとって働く「サンタビズ」を始めています。仕事納めの12月28日までサンタの姿で業務に当たります。

天草では、キリスト教禁令下の江戸時代にも潜伏キリシタンが「霜月祭」としてクリスマスを祝っていたことなどから、2013年9月、グリーンランド国際サンタクロース協会公認のサンタが天草市に集まって開催された「世界サンタクロース会議」で、「サンタクロースの聖地」として決議されました。

「サンタビズ」はこの年12月から始め、毎年の恒例となっています。今年は「あまくさン・サンタクロースフェスティバル」が11月26日に幕開けするため、1カ月早まりました。天草市観光振興課(愛称・サンタクロース課)の鳥羽瀬一文課長は「サンタの聖地がブランドとして根付いてほしい」と話していました。

 

⑤熊本城の天守閣「予想以上」の被害!市が内部の動画公開

熊本地震で大きな被害を受けた熊本城の天守閣内部を撮影した映像を、熊本市が昨日4日、初めて公開しました。天守閣の下部の石垣が内部も激しく崩れている様子が明らかになりました。

映像は約15分。熊本城調査研究センターの鶴嶋俊彦・文化財保護主幹(61)が地震から約5カ月後の9月21日、被災状況を記録するため、天守閣前の広場から内部に入り階段を上って最上階に至るまでを撮影しました。

天守閣は1960年に復元された地下1階地上6階の鉄筋コンクリート造りで、城を築いた加藤清正などの資料が内部に展示されています。鶴嶋主幹によりますと、外からは見えなかった石垣の内側の崩れが特にひどく、足の踏み場に困るほどの「全壊状態」だったそうです。「予想以上。復旧工事が難しくなるのではと思った」と話しています。

熊本市は熊本城を復興のシンボルとして、天守閣を3年で、石垣など全体を20年で復旧させる方針。鶴嶋主幹は「熊本城の復旧に多くの人が心配し、城への愛情を感じている。修復に向けて精いっぱいやろうと思っている」と話していました。

市は熊本城復旧には630億円以上かかるとみています。

 

⑥イタリアの避難所に簡易個室、建築家の坂茂さんが実演

紙製のパイプ(紙管)を使った仮設住宅の建設などで知られる建築家の坂茂さん(59)が3日、イタリア中部連続地震の被災地カメリーノの避難所で、被災者のプライバシーを確保するために紙管と布で間仕切りして簡易個室をつくる方法を実演しました。

坂さんが考案した間仕切りは、長さ2メートルの紙管にあけた穴に別の紙管を通して組み立て、布を安全ピンでとめて垂らす簡素なもので、ごく短時間で設置できます。この日は約450人の被災者が生活している体育館で一間をつくりました。家族で避難しているフェデリカ・ロンケッティさん(21)は「いまは他人の頭がすぐそばにある状態で寝ている。いい考えだと思う」。

坂さんの間仕切りは、東日本大震災や熊本地震の避難所でも活用されました。海外での紹介は初めて。坂さんは「プライバシーは人権の最低限のもの。それすら守られない避難所が世界中にある。少しでも改善したい」と話していました。

 

⑦被災者支援、吹奏楽の調べ

日本大震災や熊本地震の被災者らを支援するチャリティー演奏会「ブラスエイド20166」が3日、橿原市の県橿原文化会館でありました。約800人が参加。東日本大震災で親をなくした子どもや、熊本地震の被災者への義援金を募りました。

県内で活動する市民バンドのほか、中学や高校の吹奏楽部計18団体が出演しました。合同バンドを組むなどして、クラシックやポップスの曲を奏でました。

王寺町の市民吹奏楽団「セントシンディアンサンブル」は県立登美ケ丘高校と共演。夏の甲子園中継でエンディング曲を歌ってきたシンガー・ソングライターの西浦達雄さんがゲストで登場し、演奏に合わせて「栄冠は君に輝く」などを歌いました。

最後に出演者らが「風になりたい」を合奏し、会場を盛り上げた。橿原市の増井蘭子さんは「出演する娘の応援で来ました。社会人の方々と一緒に演奏することができて、とてもいい経験になったと思います」と話していました。

 

⑧元九州学院球児「感謝を白球に」!マスターズ甲子園開幕

元高校球児が出身校別に同窓会チームを組んで青春時代の夢を追う「マスターズ甲子園2016」が本日5日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕しました。1922年に大阪府立第十四中学(旧制)として設立以来、現役・OBを通じて「甲子園初出場」となった鳳(おおとり)高校OBなど16チームの選手が、開会式で入場行進しました。

熊本地震の被災地から出場した九州学院OBチームの清崎貴之さん(30)が「私が今ここにいることは奇跡でしょうか。感謝の気持ちを白球に込め、復興への道を、ここ聖地甲子園から歩んでいくことを誓います」と選手宣誓しました。13回目の今年は16都府県で予選があり、337チームが参加。代表16チームが6日まで、熱戦を繰り広げます。

 

⑨「蒸気霧」幻想的な光景広がる

昨日4日朝の熊本県内は各地で冷え込み、天草市の海岸では、水面の蒸気が冷やされて「蒸気霧」という霧が出て、幻想的な光景が広がりました。

気象台によりますと、昨日4日朝の熊本県内は、強い寒気などの影響で各地で11月下旬から12月上旬並みの冷え込みとなり、阿蘇市乙姫では最低気温が氷点下0度4分と今シーズン初めて氷点下になりました。

この寒さの中、天草市河浦町の崎津集落では「蒸気霧」が発生しました。

「蒸気霧」は、陸の冷たい空気が海などに流れ込み、水面の蒸気が冷やされて出来る湯気のような霧で、地域によって「けあらし」とも呼ばれています。

地元の教会の建物が白い霧の中に浮かび上がり、漁船が立ちのぼる霧に包まれながら行き交う幻想的な光景が広がりました。

 

⑩地震の悪影響「半数」!県内零細企業90社アンケート

日本政策金融公庫が9月中旬に実施した県内の従業員20人未満の零細企業90社へのアンケートで、熊本地震の悪影響を受けている企業が約半数を占めました。消費の落ち込みや仕入れ価格の上昇で、厳しい状況が続いています。

地震で業況に「マイナスの影響があった」と回答した企業の割合は、4~6月期が59.8%、7~9月期も50.6%に上りました。来年4月までの見通しでも48.1%と、半数近くが悪影響の長期化を予想しています。

一方、プラスの影響は、見通しを含め25%前後にとどまりました。零細企業には復興需要が行き届いていない現状がうかがえます。

影響の内容は、自社の被災による減収が4~6月期には36.8%に上りましたが、7~9月は25.3%、今後の見通しは18.5%に低下しました。取引先の被災による減収も同じ傾向を示しました。

しかし、観光客の減少や自粛ムードによる消費の落ち込みは、25%前後で横ばい。原材料や商品の不足、価格高騰は20%台前半で徐々に増えています。

日本公庫熊本支店は「売り上げは持ち直してきたが、仕入れ価格や人件費の上昇で採算が厳しい企業が多いようだ」とみています。

 

⑪熊本城応援の個人向け国債販売へ!肥後銀行

肥後銀行は10日、個人向け国債「熊本城応援プラン」の販売を始めます。購入額に応じ、同行の負担で熊本市の熊本城復元整備基金に寄付します。来年3月末まで全店で取り扱う。

熊本地震で被災した熊本城の復興支援と国債の販売促進の“一石二鳥”を狙って企画しました。期間3年、5年の固定金利型と10年の変動金利型の3商品。購入額500万円未満は0.1%相当額、500万円以上は0.2%相当額を寄付します。

100万円以上の購入者には、阿蘇中岳の火山灰で作ったくまモンの写真立てを贈ります。寄付額が1万円以上(購入額500万円以上)の場合、市が1日に受け付けを始めた「復興城主」に登録されます。

同行と鹿児島銀行の九州フィナンシャルグループ(FG)は、熊本城や阿蘇神社など文化財の復興支援に力を入れています。子会社を含むグループ全体で、2018年までの3年間に総額20億円を寄付する計画です。

 

⑫地震で山荒れ、慣れた山も「注意を」!山都町の一時遭難

山都町の目丸山で起きた山岳遭難は昨日4日、山中で一夜を過ごした3人が無事保護されました。登山していた5人はいずれも登山歴10年以上のベテランで目丸山にも何度か登っていましたが、今回はこれまでと別のルートで挑んで道に迷ったとのことです。登山客が普段ほとんど利用していない上、4月の熊本地震や6月の豪雨で山が荒れていたことも一因となりました。

山都署などによりますと、5人は3日午前9時ごろ、小松神社登山口付近を出発。予定より時間が掛かったため、頂上へいくのは断念。午後13時ごろ下山を始めましたが、はぐれた3人が行方不明になりました。

このルートは5人とも初めて。「倒木などで回り道を強いられ、方向感覚を失った。登山者が少ないため草が生い茂って道が見えにくく、思った以上に傾斜もあった」とリーダー役の男性(63)。「難しさを知らないまま、このルートを選んでしまった」と反省しています。

捜索に協力した営林署OBの田中保廣さん(67)は「目丸山では、熊本地震と豪雨で土砂崩れや倒木が発生した。ぐらぐら揺れる浮き石も増えている」と指摘。「周囲の山でも地盤が緩んでおり、注意してほしい」と呼び掛けています。

目丸山は別の登山口から登れば、山頂まで1時間半ほどの穏やかなルートもあります。地元で山岳ガイドを務める寺崎彰さん(58)は「同じ山でも、登山口によって厳しさは全く変わる。日ごろ使われていないルートは迷いやすく、ベテランでも注意が必要」と話していました。

 

⑬仮設住宅など回り紙芝居の上演会!岐阜の住職・宮地さん

熊本地震の被災者に温かな気持ちを取り戻してもらおうと、岐阜県恵那市の住職宮地直樹(じきじゅ)さん(48)が、オリジナル紙芝居を持って益城町や御船町の仮設住宅などを回っています。これまで、13カ所で上演してきました。

宮地さんは、十数年前から大人向けの紙芝居を制作。寺だけでなく、名古屋の繁華街も回ります。東日本大震災の被災地も訪ねており、熊本では6月、知人からの依頼で、益城町の車体整備会社のシャッターに大笑いする人たちの壁画を描きました。

今回は、自作の紙芝居15作品を携え、10月31日に熊本入り。3日に御船町の東禅寺であった上演会では、少年時代の記憶をたどる「金魚すくい」と、家族のつながりを描いた「手」を披露しました。同町の津金志乃舞さん(44)と岩本千歳さん(44)は「静かな語り口で心にすっと入ってきた。懐かしい気持ちになりました」。

「紙芝居を通して、子どもの頃を思い出し、ほっこりした気持ちになってもらえれば十分です」と宮地さん。昨日4日に帰郷しました。

 

⑭“ライダーの拠点”カフェ、大観峰から高森に移転

熊本県高森町河原の旧河原小校舎に「ASOケニーズカフェ」が10月下旬、オープンしました。阿蘇市の大観峰周辺にあったライダーらの集うカフェ「茗ケ原茶寮(みょうがはらさりょう)」が移転。南阿蘇観光の“二輪の拠点”として早速、県内外からバイクが集結しています。

茗ケ原茶寮は2005年夏から、梅田吉一さん(62)と妻亜矢さん(59)が経営。来客が増えて手狭になり、約20年前に廃校になった山あいの同校舎を町から借り受けました。

カフェの杉板張りや外壁のペンキ塗りなどは、常連客のライダーら延べ300人以上が協力しました。「みんなで作り上げたお店。地元の方にも楽しんでほしい」と亜矢さん。

店名は、カフェを訪れていたオートバイ元世界王者のケニー・ロバーツさんの快諾を得て決定。名物だったチキンソテーや自家焙煎コーヒーなどのメニューも健在で、常連客らが次々に訪れています。

吉一さんは「熊本地震や阿蘇中岳の噴火などもあったが、観光客が戻るきっかけの一つになれば」と願います。

本日5日午後14時からは、地域おこしを兼ねたオープン記念イベントが同校体育館であり、歌手の関島秀樹さんが出演します。入場料は同カフェのコーヒー券などが付いて千円。

営業は午前10時~日没まで。毎週木曜が定休で、木曜が祝日の場合は水曜か金曜が休み。同カフェTEL0967(65)0055。

 

⑮「シェイクアウト訓練」県内一斉に46万人参加!地震から素早く身を守れ

地震を想定し、その場で身を守る行動を一斉に取る「シェイクアウト訓練」が昨日4日、県内で行われました。小中高校や企業などから、昨年より5万人多い約46万人が参加しました。

熊本市東区の熊本マリスト学園中学と高校では、授業中に校内放送で訓練の緊急地震速報が流れると、生徒や教職員約700人が教室の机の下に素早く潜り込み、かがんで身を守る安全行動に取り組みました。4月の熊本地震では「焦って動けなかった」という中学1年生(13)は「もし大きな地震がきたら、今度はちゃんとした行動ができるようになりたい」と話していました。

 

⑯南阿蘇村復興計画に住民の意見を!ワークショップ始まる

熊本地震で甚大な被害を受けた南阿蘇村で、村が来年1月の策定を目指す復興計画に関する住民参加のワークショップが昨日4日、スタートしました。特に被害が大きかった12地区を対象に実施予定。村は「復興計画に、できる限り住民の意見を反映させたい」と話しています。

村は9月末から12地区で、被害状況などを報告する説明会を開いてきました。ワークショップでは、少人数での意見交換を軸に集落再生事業の検討や自力再建の可否など、地域ごとの将来像を描いていきます。

この日は10月上旬まで地域の大部分で断水が続いていた長野地区と袴野地区が対象で、約30人が参加。数人ずつに分かれてテーブルに広げた地図を見ながら、「現地で自宅を建て替えたいが資金がない」「土砂災害が怖い」など住まいに関する悩みや、「生活道路を復旧してほしい」「農地の宅地化を早くしてほしい」など地区内の課題を出し合いました。

村はワークショップで出た意見を参考に、有識者らによる策定委員会での議論を経て素案を作成、村民に示す方針。参加した男性は「言いたいことを言ったが、どこまで住民の思いが行政に伝わるか。絵に描いた餅で終わらないか心配だ」と話していました。

 

⑰肥後てまり秋風に揺れ、熊本市2460個

アーケードに吹き込む秋の風に揺れて、ゆらり、ゆらり。熊本市中央区の下通商店街に、色とりどりの肥後てまり2460個がお目見えしました。明日6日まで。

江戸時代に誕生したとされる郷土玩具。「やぐら」と呼ばれる木製の枠に釣り糸で提げています。「あんたがたどこさ、肥後さ、肥後どこさ、熊本さ…」。揺れる様子を眺めていたら、懐かしいてまり歌を思わず口ずさんでいました。

 

2.ここ数日間の地震

2016/11/05 07:01 05日 06:58頃 宮城県沖 1

2016/11/05 02:28 05日 02:23頃 鳥取県中部 1

2016/11/04 22:18 04日 22:15頃 鳥取県中部 1

2016/11/04 12:09 04日 12:06頃 鳥取県中部 1

2016/11/04 09:19 04日 09:16頃 熊本県熊本地方 2

2016/11/04 07:45 04日 07:42頃 鳥取県中部 1

2016/11/03 20:53 03日 20:50頃 愛媛県南予 1

2016/11/03 13:05 03日 13:01頃 徳島県南部 2

2016/11/03 08:42 03日 08:40頃 鳥取県中部 1

2016/11/03 02:58 03日 02:54頃 鳥取県中部 1

2016/11/02 15:09 02日 15:06頃 秋田県内陸北部 1

2016/11/02 14:44 02日 14:40頃 鳥取県中部 1

2016/11/02 14:36 02日 14:33頃 秋田県内陸北部 3

2016/11/02 14:30 02日 14:27頃 鳥取県中部 2

2016/11/02 12:16 02日 12:13頃 秋田県内陸北部 2

2016/11/02 07:42 02日 07:37頃 福島県沖 3

2016/11/02 07:36 02日 07:32頃 沖縄本島近海 1

2016/11/01 23:02 01日 22:57頃 熊本県熊本地方 1

2016/11/01 20:24 01日 20:21頃 鳥取県中部 2

2016/11/01 19:09 01日 19:06頃 鳥取県中部 1

2016/11/01 17:54 01日 17:51頃 熊本県熊本地方 2

2016/11/01 17:03 01日 16:59頃 福島県浜通り 2

2016/11/01 16:34 01日 16:30頃 熊本県熊本地方 1

2016/11/01 16:10 01日 16:06頃 沖縄本島近海 1

2016/11/01 11:50 01日 11:47頃 鳥取県中部 1

2016/11/01 06:45 01日 06:42頃 鳥取県中部 1

2016/11/01 04:05 01日 04:02頃 千葉県東方沖 1

2016/11/01 03:36 01日 03:33頃 鳥取県中部 2

2016/11/01 02:35 01日 02:32頃 熊本県熊本地方 2

2016/11/01 02:11 01日 02:08頃 鳥取県中部 1

2016/10/31 20:10 31日 20:07頃 鳥取県中部 1

2016/10/31 18:19 31日 18:14頃 鳥取県中部 1

2016/10/31 17:59 31日 17:56頃 愛媛県南予 1

2016/10/31 13:00 31日 12:57頃 鳥取県中部 1

2016/10/31 12:00 31日 11:57頃 新潟県中越地方 1

2016/10/31 11:50 31日 11:46頃 新潟県中越地方 3

2016/10/31 10:42 31日 10:39頃 鳥取県中部 2

2016/10/31 05:51 31日 05:46頃 鳥取県中部 1

2016/10/30 14:24 30日 14:21頃 青森県東方沖 1

2016/10/30 13:16 30日 13:13頃 三重県南部 1

2016/10/30 09:41 30日 09:38頃 長野県北部 1

2016/10/30 08:53 30日 08:50頃 熊本県天草・芦北地方 1

2016/10/30 08:40 30日 08:37頃 熊本県天草・芦北地方 2

2016/10/30 04:18 30日 04:15頃 和歌山県北部 1

2016/10/30 01:23 30日 01:19頃 鳥取県中部 1

2016/10/29 20:55 29日 20:52頃 鳥取県中部 1

2016/10/29 20:53 29日 20:50頃 鳥取県中部 2

2016/10/29 18:20 29日 18:17頃 鳥取県中部 1

2016/10/29 17:53 29日 17:50頃 鳥取県中部 1

2016/10/29 17:31 29日 17:28頃 鳥取県中部 1

2016/10/29 16:21 29日 16:17頃 三陸沖 1

2016/10/29 13:51 29日 13:45頃 鳥取県中部 2

2016/10/29 13:47 29日 13:43頃 鳥取県中部 4

2016/10/29 07:02 29日 06:57頃 宮古島北西沖 2

2016/10/29 06:04 29日 06:01頃 鳥取県中部 2

2016/10/29 06:02 29日 05:59頃 岐阜県飛騨地方 2

2016/10/29 04:02 29日 04:00頃 熊本県熊本地方 1

2016/10/29 02:22 29日 02:19頃 鳥取県中部 1

2016/10/29 01:33 29日 01:31頃 鳥取県中部 1

2016/10/29 01:29 29日 01:26頃 鳥取県中部 1

2016/10/29 00:35 29日 00:31頃 鳥取県中部 1

2016/10/28 23:33 28日 23:29頃 鳥取県中部 1

2016/10/28 22:59 28日 22:55頃 千葉県北東部 1

2016/10/28 21:44 28日 21:41頃 鳥取県中部 2

2016/10/28 20:13 28日 20:10頃 鳥取県中部 2

2016/10/28 17:17 28日 17:14頃 有明海 1

2016/10/28 15:54 28日 15:51頃 鳥取県東部 1

2016/10/28 14:48 28日 14:45頃 福島県沖 1

2016/10/28 12:22 28日 12:19頃 浦河沖 1

2016/10/28 10:15 28日 10:12頃 鳥取県中部 1

2016/10/27 23:18 27日 23:14頃 熊本県熊本地方 1

2016/10/27 19:40 27日 19:37頃 鳥取県中部 2

2016/10/27 11:23 27日 11:20頃 福島県沖 1

2016/10/27 10:45 27日 10:43頃 鳥取県中部 1

2016/10/27 08:50 27日 08:47頃 鳥取県中部 2

2016/10/27 06:43 27日 06:40頃 鳥取県中部 1

2016/10/27 05:10 27日 05:07頃 鳥取県中部 1

2016/10/27 03:40 27日 03:37頃 鳥取県中部 2

2016/10/27 01:37 27日 01:34頃 鳥取県中部 1

2016/10/26 23:57 26日 23:52頃 熊本県球磨地方 1

2016/10/26 22:43 26日 22:40頃 有明海 1

2016/10/26 21:39 26日 21:36頃 鳥取県中部 2

2016/10/26 21:32 26日 21:29頃 鳥取県中部 1

2016/10/26 20:38 26日 20:35頃 熊本県熊本地方 1

2016/10/26 19:59 26日 19:56頃 鳥取県中部 1

2016/10/26 19:16 26日 19:12頃 千葉県北西部 2

2016/10/26 15:40 26日 15:35頃 トカラ列島近海 1

2016/10/26 15:37 26日 15:33頃 トカラ列島近海 2

2016/10/26 13:06 26日 13:03頃 有明海 1

2016/10/26 12:50 26日 12:45頃 鳥取県中部 3

2016/10/26 11:36 26日 11:33頃 鳥取県中部 1

2016/10/26 11:26 26日 11:23頃 鳥取県中部 1

2016/10/26 07:35 26日 07:31頃 鳥取県中部 3

 

(続く)