10月14日金曜日昼◆熊本地震から今日で半年!!!◆
【熊本地震・被災者生活・復旧復興情報】
*下記熊本地震から半年情報はあらゆる箇所で重複しています。ご了承ください!
皆様こんにちは。今日で熊本地震から半年が経ちました
一連の熊本地震で最初に震度7の揺れを観測してから本日14日で半年です。熊本県内では災害関連死を含めて110人が亡くなり、避難所には依然、不自由な生活を強いられている人がいます。道路や水道が復旧していない地域もあり、半年たった今も生活の再建が課題となっています。
一連の熊本地震で熊本県内では、市町村が災害関連死と認定した54人を含め、合わせて110人が亡くなりました。熊本県によりますと被害を受けた住宅は、およそ17万2000棟に上り、住宅や道路などの被害額は3兆78億円余りに達しているということです。
仮設住宅については、これまでに、計画の94%にあたる4052戸が完成しました。このため、最も多い時で855か所だった避難所は9か所になったものの、およそ200人が依然身を寄せ、不自由な生活を強いられています。
一方、震度7の揺れが2度観測された益城町では大きく壊れた住宅が手つかずのまま残っているほか、大規模な土砂崩れが起きた南阿蘇村などでは道路や水道が依然復旧していない地域もあり、半年たった今も生活の再建が課題となっています。
一連の地震で大きな被害を受けた熊本城の中にある加藤神社では、早朝から祈りをささげる人たちの姿が見られました。
このうち、熊本市の78歳の男性は「地震から半年がたちましたが、1日も早く熊本が復興してほしいという思いで祈りました」と話していました。
毎日、訪れているという74歳の男性は「壊れた城を見ると、つらい気持ちになります。熊本の人たちに笑顔が戻ってほしいという思いで祈りをささげています」と話していました。
また、国の重要文化財に指定されている楼門のほか拝殿が倒壊する大きな被害を受けた阿蘇市の阿蘇神社では、本日14日朝は倒壊した拝殿に向かって一日も早い復興を祈る人の姿が見られました。
地震のあとも毎日参拝を欠かさないという近くの68歳の女性は、「阿蘇の人たちを守ってほしいと祈りました。阿蘇神社は阿蘇のシンボルなので1日も早い復旧を願っています」と話していました。
神社や阿蘇市は楼門について、6年後の平成34年度中の修復を目指すという計画をまとめていて、来月にも工事が始まります。
熊本県益城町の坂田由理子さん(68)は、一連の地震で自宅が倒壊し、92歳の母親の山内由美子さんを亡くしました。
地震のあと、熊本市中央区のアパートに移り住み、夫と2人で暮らしています。
坂田さんは、「最初のころは、地震で崩れた家の中から聞こえた苦しそうな声の母を思い出すのが怖くて母の写真を見る勇気がありませんでした。今は気持ちが落ち着き、けさも母の写真に向かって『元気にやっています』と報告しました」と話していました。
益城町の避難所では、半年がたった今もおよそ100人が不自由な生活を強いられています。
4か月近く避難所で生活している88歳の女性は、「半年は長く、震災のことを早く忘れようとしましたが、気持ちの整理がつきませんでした。ただ、これまでなかなか進まなかった自宅の修復がようやく始まることになり、少しずついい方向に向かっていると思うので、元気に頑張ります」と話していました。
来週、仮設住宅に引っ越すという59歳の男性は、「地震や自宅の倒壊、避難所生活などいろいろなことがありすぎてこの半年は長かったという思いです。
仮設住宅には4回目の応募でやっと入居が決まりましたが、これから先の生活の見通しが立っていないので不安です」と話していました。
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今月8日に熊本県の阿蘇山の中岳第一火口で発生した爆発的な噴火では、上空からの観察などから、噴出した火山灰や噴石の量は、去年9月の噴火の10倍余りにあたるおよそ51万トンに上ると見られるという推計結果が熊本大学などの分析でまとまりました。
今月8日に、阿蘇山の中岳第一火口で発生した爆発的な噴火について、熊本大学などの研究チームは、阿蘇山の周辺で火山灰などを採取するとともに、ヘリコプターによる観察を行って、今回の噴火で噴出した火山灰や噴石の量を推計しました。
それによりますと、中岳第一火口の周辺では、大きいもので直径が5メートル~10メートルほどの噴石が確認されたほか、火山灰や噴石などの厚さは最大で1メートル~1メートル50センチほどに達していたということです。多くは火口周辺に堆積していましたが、火口から2キロ以上離れた地域でも火山灰や小さい噴石が確認され、今回の噴火に伴って噴出された噴石や火山灰は、およそ51万トンと推計されるということです。これは、去年9月の噴火のときの10倍余りに上り、昭和54年の噴火の際とほぼ同じ量にあたるということです。
分析を行った熊本大学の宮縁育夫准教授は「今回の解析ではより遠くまで飛んだ火山灰は計算に入れておらず、さらに増える可能性がある」としています。
*ブログでも同じ熊本情報を掲載しています。ご参考までに
http://ameblo.jp/onmitsudoshintenpoji/entry-12209562638.html
1.被災地情報
①今日で半年!熊本の今を探る!
熊本地震の発生から半年。未曽有の「2度の最大震度7」が襲った被災地では、多くの避難者が応急仮設住宅などへ移り、生活再建へ向かう下地が少しずつできつつあります。変わっていく風景がある一方、依然として倒壊した住宅や寸断された道路、復旧の見通しが立たない文化財が残ります。復興への道のりは、始まったばかりです。
家屋の倒壊などによる直接的な死者は50人。一方、車中泊の後にエコノミークラス症候群(肺塞栓(そくせん)症など)を発症したり、地震時のけがや環境の変化が原因で亡くなったりした「関連死」の死者は時を追って増え、直接死を上回る55人にのぼります。6月の豪雨の際、地震でゆるんだ地盤が招いた土砂崩れで亡くなった5人も「地震の死者」と認められ、犠牲者は熊本県内の計110人になりました。
被害を受けた住宅は、全半壊に一部損壊も含めて熊本県で約17万棟、大分県で約7900棟。直下を断層が走る熊本県益城町では、全1万戸の98%以上が被災する甚大な被害が出ました。
さらに今も新たな被害が加わっている。支援金の額などが決まる、り災証明書の発行に向け、被害程度を区分する調査が続いているためです。1次調査は建物の外観で見ますが、不服として2次調査に進めば内部の状態も含めて判断されます。被害程度が重くなるケースが多く、2次調査を依頼した人は全体の3割近くに上ります。
本震翌日の4月17日に18万人を超えた熊本県内の避難者数は、およそ半年で約200人まで減っています。855カ所を数えた避難所も集約が進み、残るのは9か所。今月末には、約100人がいる益城町の避難所が閉鎖される予定で、避難者「ゼロ」へ近づいています。
家を失った人の当面の住まいとして、応急仮設住宅が整備されていったことなどが要因です。最初の仮設は6月3日に完成し、これまでに16市町村で4千戸余りが入居可能になりました。さらに200戸超の増設が予定されており、今なお残る避難者には完成を待つ人も多くいます。100カ所ほどの仮設団地では、集会場や自治会組織づくりが進んでいます。
一方、熊本市や隣接する都市部では、自力でアパートなどを探して申請する「みなし仮設」を選択した被災者も多く、その数は1万戸を超えました。
災害救助法では、仮設住宅の入居期限が2年と定められています。しかし、生活再建のめどが立たない人もおり、阪神・淡路大震災では解消までに5年かかりました。東日本大震災の被害を受けた岩手、宮城、福島県では5年を超えた今も4万人以上が仮設で過ごしています。
熊本県によりますと、県内の農林水産業の被害額は推計約1487億円。産出額全国6位(14年)の農業ではトマトやデコポンの廃棄、鶏の圧死などの被害が出た。ビニールハウスや畜舎など約1500カ所の施設が損傷し、1万カ所以上の田畑が亀裂や液状化などに見舞われました。米が作付けできず、大豆などに転換された農地は800ヘクタールに上ります。
商工業の被害額は推計8200億円。これは事業所の建物や設備の被害で、県は観光業の宿泊キャンセルや売り上げ減の損失などもあわせれば1兆円を超えると見ています。一大観光地の阿蘇地方へは、阿蘇大橋の崩落などでアクセスが不便な状態が続きます。一方、阿蘇山上へは9月に東登山道が通行可能に。観光施設も部分的に営業を再開し、観光客も戻り始めています。
「復興のシンボル」と言われる熊本城。熊本市は完全復旧までに20年を要するとしています。634億円と推定される費用も、今後さらに増える可能性があります。
1877年の西南戦争でもほとんどが残った堅牢な石垣は50カ所が崩落。宇土櫓(やぐら)など13の重要文化財も全て被災しました。まずは3年間で、市中心部から多くの市民が見守る天守閣の復旧を目指します。
復元整備に1万円以上を寄付した人を芳名板に刻んで「一口城主」とする制度も休止中。ただ、熊本市はその代わりに、11月1日から新たな「復興城主」を募る制度を始めます。芳名板がある城内には立ち入れないため、熊本城公園内の観光施設にスクリーンを設け、必要事項を入力すれば、名前が映し出される仕組みになります。
熊本県社会福祉協議会のまとめでは、これまでに全国から復興支援のために社協を通して県に入ったボランティアは、延べ11万人を超えました。
熊本県への義援金は総額450億円以上で、そのうち330億円以上が被災自治体に配分されました。ふるさと納税も急増。4月15日以降の半年足らずで、昨年1年間の45倍以上に当たる45億円超に上っています。寄付者のほとんどが使途に復旧・復興を希望し、「返礼品はいらない」と伝える人も多くいました。
県のキャラクター「くまモン」を商品などのイラストに使う許諾申請数も、地震後に飛躍的に増えました。県によりますと、チャリティー商品を作りたいとの要望が数字を押し上げています。
②熊本地震半年、仮設9割が完成!
県内ではこれまでに4052戸の仮設住宅が建てられ、11月中には市町村が必要とする4303戸の建設が完了する見通しです。
③熊本地震、発生から半年、各地で犠牲者悼む姿!
被災地では、各地で犠牲者を悼む姿がありました。
➃熊本地震発生半年!友失った被災者「寂しさは変わらん」!
前震で倒壊した自宅の下敷きになって死亡した熊本県益城町惣領の荒牧不二人さん(当時84歳)宅には同日早朝、親友だった同町古閑、電気工事業、西村治信さん(83)が訪れて手を合わせました。
自宅で精米所を営んでいた荒牧さん宅は、解体がようやく半分だけ進み、13日には建物の下敷きになっていた荒牧さんの車が半年ぶりに姿を現したまし。西村さんは「よく一緒にコイとかハヤとか釣りに行きよった。わが家より、荒牧さんの家で飯を食うことの方が多かったぐらい。半年たったけど寂しさは変わらん」と語っていました。西村さんは毎日、自宅から荒牧さん宅に通い、解体に立ち会っているとのことです。
⑤「湯が出るだけに悔しい」農地に温泉、営業15年に幕!
阿蘇山麓に広がる熊本県南阿蘇村。「地獄」「垂玉(たるたま)」と伝統ある名湯が並ぶ一帯で、一軒の小さな温泉が短い歴史に幕を閉じます。農業用の水を求めるうちに湯が湧き出て始まった「蘇峰温泉ゆうやけ」(同村河陽)。障害者に優しいバリアフリーの造りが親しまれましたが、経営する後藤司人(もりと)さん(61)と妻の智子さん(57)は、熊本地震で被災した施設の再建を諦めました。湧き続ける湯に後ろ髪を引かれつつ、心を決めました。
「自然を観光に生かすのは難しいね」。12日の昼すぎ、4日前に噴火した阿蘇山・中岳の噴煙を山越しに見ながら、司人さんはつぶやきました。瓦は落ちて柱はゆがみ、地面の亀裂に草が生い茂る。半年前のまま時が止まったようですが「湯は変わらず出るんですよ」。火山の恵みを受けて15年続いた温泉は、大地の異変によって終止符を打たれました。
開業の発端は、智子さんの父、偉裕(ひでやす)さん=2008年死去=が農業用水を求め、田んぼの脇を掘削したことでした。58度の湯が湧き出ました。農業には使えない。偉裕さんは「ここで温泉をやる」と言いだしました。
こぢんまりとした施設でも、開業するには数千万円の投資が必要でした。夫と村で学習塾を経営していた智子さんは夫婦で大反対しましたが、父の熱意に押されて01年に開業し、家族総出で手伝うことになりました。
.玄関から浴槽まで完全バリアフリーにこだわりました。長男の裕弥さん(30)が自閉症で、家族でゆっくり出掛けることができなかった経験から、障害を気にせず過ごせる温泉を目指しました。「ここしか入れない」と障害者の常連が根付きました。100%源泉掛け流しの湯も人気になりました。
地震で温泉施設は大規模半壊し、隣の自宅は全壊しました。周囲の同業者は大きな被害を受けながらも、再建を目指して動き始めました。避難生活の中、常連客からは差し入れとともに再開を望む声が届きまし。ただ、夫妻は「神様が決めたこと」と閉館を選びました。ゼロからやり直す体力も気力も、もう残っていませんでした。
「湯船から見る夕焼けは最高だった。湯が出るだけに悔しい」。思いもよらず村の主要産業である観光に携わった後藤夫妻。その復興を、少し離れた立場から見つめていきます。
⑥黙とうする熊本知事!
犠牲者を悼み黙とうする熊本県の蒲島郁夫知事が熊本県庁で黙とうしました。
⑦犠牲者に黙とう=知事や職員、熊本地震半年
熊本県庁では蒲島郁夫知事や職員約2000人が犠牲者の冥福を祈り、午前9時に黙とうをささげた。
記者会見した蒲島知事は「仮設住宅の建設や10月末の避難所閉鎖にめどが立った」と述べ、地震からの復旧に一つの区切りがついたとの認識を示しました。その上で「今後は県民や経済を元気にするための行政に取り組んでいく」と語りました。
⑧熊本地震から半年、企業は災害対策強化の動き!
熊本地震では、大手メーカー各社の工場も大きな被害を受けましたが、発生から半年がたち、ほとんどで操業は再開しています。企業の間では、今回の地震を教訓に災害への対策を強化する動きも始まっています。
トヨタ自動車は、グループ会社の熊本市内の工場が被災した影響で、国内のほとんどの工場で車の組み立てを一時、停止しました。ことし8月に操業は再開しましたが、国内全体でおよそ8万台分の生産の遅れの影響が残り、現在、挽回のための生産を続けています。トヨタは、部品の調達先が1か所に集中しないよう、供給体制の見直しを進めています。
ホンダは、大津町にあるオートバイなどを生産する工場が操業を停止し、先月、全面的に復旧しました。今回の地震を受けて、全国の工場で耐震基準を見直しているということです。
ソニーは、菊陽町の半導体工場が被災し、先月末には出荷量が地震前の水準に回復しました。熊本県内には多くの半導体関連の企業が集積していますが、今回の地震では復旧に必要な資材や部品の確保に時間がかかったことから、東芝やルネサスエレクトロニクスなどほかの企業と部品などを融通できる体制づくりを始めることになりました。
三菱電機は、熊本県内に液晶パネルと半導体を生産する2つの工場があり、ことし6月末までに復旧しました。しかし、工場の配管などの設備で想定を超える被害が出たことから、地震対策を強化することにしています。
サントリーは、ビールや飲料水を生産していた熊本県嘉島町の工場が現在も操業を停止しています。このうちビールは、来月の生産再開を目指していますが、飲料水やお茶については来年春以降になる見通しです。
一方、日本損害保険協会のまとめによりますと、損害保険各社が先月30日までに保険金を支払った件数は23万6000件余りで、保険金の総額は東日本大震災に次ぐ3621億円に上ります。各社は、保険金の支払いをさらに早めるための体制の見直しを進めていて、損害保険ジャパン日本興亜は災害が発生した際に東京の本社などの社員が現地でスムーズに住宅の査定などができるよう、あらかじめ方針を決めることにしています。
⑨16市町村長、復興「4~6年」過半数!
熊本地震から半年を迎えるのを前に、応急仮設住宅が整備された県内16市町村長の聞き取り調査の結果をまとめました。復興までに要する年数は5年程度と答えた首長が10人で最多。全ての市町村が厳しい財政運営を強いられ、全首長が「復旧・復興には財政支援が必要」と訴えています。
懸念事項の順位付けでは、5人が1番に「財源不足」を挙げ、「道路などのインフラ被害」「住まい確保」「産業面への影響」が続きました。阿蘇市と南阿蘇村、山都町は国道57号や阿蘇大橋などの道路網と農地の被害が「住民の生活だけでなく、基幹産業の農業・観光にとっても大きな打撃」と危機感を募らせています。
住宅被害が大きかった熊本市は、液状化宅地や一部損壊世帯への支援を課題に挙げました。益城町と宇土市は「それぞれの項目が重要で密接に関係している」として、順位付けできないと回答しました。
全自治体が歳入不足となっており、本年度の見込み不足額は熊本市が約54億円、阿蘇市は約49億3千万円。総額では250億円を超えます。各自治体とも貯金にあたる財政調整基金からの繰り入れや起債で補塡しており、自治体財政に長期間の影響を与えそうです。
復興までに要する年数は、被災者の生活再建や復旧工事の完了を目安に「4~6年」と考える首長が大半を占めましたが、益城町は「10年以上」と答えました。
全自治体が防災計画を見直す予定で、職員の配置や備蓄量、車中泊や自主避難所の支援体制、仮設建設用地の確保など、今回の反省を改善点としています。
災害時に求められる首長の責務として、ほとんどが「情報収集・発信力」と、素早く最善の決断をするための「判断力」を挙げました。地震の教訓としては「共助の重要性」「庁舎の耐震化」「支援へつながる人脈づくりの必要性」などと答えました。
⑩関連死認定待ち125人!仮設住宅94%完成!
応急仮設住宅の建設が進み、避難者は大幅に減少。一方で震災関連死の認定が増加し、この1カ月で直接死を上回りました。認定の可否を待つ人は現時点で少なくとも125人に上ります。今後生じかねない関連死も含め、人的被害がどこまで広がるかは見通せません。
県によると13日現在、地震による家屋倒壊や土砂崩れなどで亡くなった直接死は50人。持病の悪化や衰弱などの関連死55人は、この1カ月間の認定で12人増えました。増加分には生後約3週間で死亡した新生児もいました。6月の大雨による二次災害の死者5人を含め、熊本地震の死者は110人に上っています。
震災関連死は原則、災害弔慰金等支給審査委員会の答申を基に市町村長が判断。弔慰金申請を却下する場合もあります。5日現在の県のまとめでは認定55人、却下17人。申請者のうち125人が首長の判断に至っていません。
仮設住宅は16市町村で整備を進めており、目標に掲げる4303戸の94%に当たる4052戸が完成。全戸完成は11月中を見込んでいます。アパートなどを活用するみなし仮設の申請は23市町村で1万606戸。このうち1万476戸が許可されています。
⑪復興願う1万4000発!15日、八代花火大会!
第29回やつしろ全国花火競技大会が明日15日、八代市の球磨川河川緑地で開かれます。全国各地の30業者が参加。熊本地震からの復興祈願花火など1万4千発が打ち上げられます。午後18時から「10号玉」「5号玉」、連続打ち上げの「スターマイン」の各部門で競います。
復興祈願花火「感動のワイドスターマイン」は、天草市出身の放送作家小山薫堂さん作詞で、人気グループ「嵐」の「ふるさと」に合わせ、全長400メートル幅で約1500発を打ち上げます。大会記念Tシャツを1枚2500円で販売し、このうち500円を復興義援金に充てます。
有料観覧席(約8千席、一部売り切れ)は前日までローソンチケット、当日は会場で販売。駐車場(一部有料)は20カ所6100台分用意し、シャトルバス(往復500円)も走らせます。花火の楽しみ方を学ぶ無料セミナーは午後14時、同15時半の2回、八代市萩原町の萩原会館で開きます。
花火競技大会の終了は午後20時15分の予定。同日は同14時から会場周辺を車両進入禁止にするなど規制します。市観光振興課TEL0965(33)4115。
⑫ 支援者の拠点ボランティアビレッジ閉鎖へ!
熊本地震の災害ボランティアに宿泊場所を提供してきた熊本市西区池田の「ボランティアビレッジ」が、本震から半年となる16日に閉鎖されます。5月3日の開設から延べ1300人以上のボランティアが利用し、支援者の活動拠点となってきました。
ビレッジは一般社団法人「チーム熊本」が運営。熊本地震を機に、竹あかり演出で全国を駆け回る「ちかけん」(熊本市)の池田親生さん(34)と三城賢士さん(33)が中心となって立ち上げました。
宿泊先が必要な全国のボランティア向けに、テントと車中泊できるスペースを提供。ボランティアを求めている支援先の照会にも取り組みました。ボランティア同士の交流にも力を入れ、6月に開いた復興支援イベントには、著名なアーティストも駆け付けました。
リーダーを務めた東海大4年の片山広大さん(22)は「支援のため、さまざまな人が熊本を訪れてくれた。ビレッジは閉めるが、今後もチーム熊本として支援を続けたい」と話しています。
明日15日夜には、半年間の活動報告会などを開きます。同ビレッジTEL090(4582)9288。
⑬被災地住民を無料招待!30日にロアッソ応援のサッカーフェス!
ロアッソ熊本を応援する「みんなで行こうJ実行委員会」は、30日に開催する「第10回くまもとサッカーフェスタ」に熊本地震の被災地7町村の住民を無料招待します。
同日のJ2第38節ロアッソ熊本-コンサドーレ札幌戦(15時、熊本市うまかな・よかなスタジアム)に合わせた復興支援企画。会場で、大津町、南阿蘇村、西原村、御船町、嘉島町、益城町、甲佐町の在住を示す身分証明書などを提示すれば無料で入場できます。
また、日本財団と熊日販売センターの協力で、この7町村を発着する応援バスツアー(無料)を企画。希望者最大600人を募集しています。応募多数の場合は抽せん。締め切りは20日。申し込みは九州産交ツーリズム=ファクスTEL096(323)1777へ。
サッカーフェスタでは、ゲームに先駆け、被災地・上益城郡の中学選抜チームによる特別試合、県内市町村のキャラクターショー、物産展などを予定しています。問い合わせはアスリートクラブ熊本TEL096(283)1200、または熊日デジタルセンターTEL096(361)3224。
⑭「復活」への祈り込め 来年4月14日、マーラー交響曲を演奏!
「復活」の響きで熊本地震の犠牲者を悼み、復興を祈念しようと震災1年の来年4月14日、県内の音楽愛好家有志がマーラーの交響曲第2番「復活」の演奏会を開く準備を進めています。九州交響楽団を中心に国内全てのプロオーケストラから奏者が結集するとのことで、かつてないスペシャルオーケストラが演奏。主催者は「復活へ向かう熊本の姿を世界に発信にしたい」と意気込んでいます。
苦闘や困難を越え、壮大な祈りの歌を全5楽章で奏でるマーラーの「復活」はオーケストラとバンダ(別動の楽隊)、合唱、女声ソリスト2人が紡ぐ大曲。大規模編成のため演奏機会は少ないですが、復活の標題に込められたメッセージ性の高さから阪神大震災や東日本大震災の復興祈念でも演奏されています。
熊本での演奏はくまもと音楽復興支援100人委員会の共同代表で、NPO法人オーケストラ創造理事長の坂本一生さん(53)=熊本市中央区=が企画。県内の企業経営者や音楽愛好家らによる100人委は地震後、県外の音楽家や地元演奏家によるミニコンサートを続けています。
スペシャルオケは120人前後で、NHK交響楽団や日本フィル、大阪フィルなど国内全てのプロオケから参集。一部は在熊のアマチュアオケにも参加を呼び掛け、約200人の合唱団は県内外の有志で編成します。いずれもボランティアで参加。指揮はニューフィルハーモニーオーケストラ千葉(10月から千葉交響楽団に改称)音楽監督の山下一史さんが務めます。
演奏会は熊本市中央区の県立劇場コンサートホールで、来年4月14日午後20時ごろ開演。前震が起きた午後21時26分に演奏を終え、黙とうをささげます。被災者300人を招待する予定。
坂本さんは「(100人委で続けている)小さいコンサートでもみんな感動してくれる。『復活』という特別な演奏で、元気になってもらいたい。圧倒的な音楽の力で、熊本の復活に弾みを付けたい」と話していました。
⑮シネプレックス熊本、劇場名変更し12月に営業再開!
ユナイテッド・シネマ(東京都)は12日、熊本地震の影響で休館中のシネプレックス熊本(熊本市中央区)の営業を12月に再開すると発表しました。劇場名を「ユナイテッド・シネマ熊本」に変更し、リニューアルオープンします。
再開後は、県内初の体感型アトラクション4Dシアターも導入。映画の場面に合わせて上下左右に動く座席のほか、劇場内に吹き出す風や水、香りなどの特殊効果で臨場感を演出します。100席前後の専用スクリーンを用意するとのことです。
同社によりますと、同館は前震後の4月15日から営業停止。建物内の一部で壁の亀裂や天井崩落などがあり、復旧作業を進めています。
県内のシネコンは現在、TOHOシネマズ宇城(宇城市)、同光の森(菊陽町)が営業を再開。同はません(熊本市)、イオンシネマ熊本(嘉島町)が休館しています。
2.ここ一週間の地震
2016/10/14 04:00 14日 03:57頃 島根県東部 2
2016/10/13 20:11 13日 20:07頃 宮城県沖 1
2016/10/13 05:07 13日 05:04頃 岐阜県美濃中西部 1
2016/10/13 01:22 13日 01:18頃 茨城県沖 2
2016/10/12 22:35 12日 22:32頃 熊本県熊本地方 2
2016/10/12 19:24 12日 19:20頃 福島県会津 1
2016/10/12 18:30 12日 18:27頃 十勝地方南部 1
2016/10/12 15:59 12日 15:56頃 熊本県熊本地方 3
2016/10/12 15:57 12日 15:54頃 熊本県熊本地方 1
2016/10/12 08:09 12日 08:05頃 房総半島南方沖 2
2016/10/12 06:20 12日 06:17頃 熊本県熊本地方 2
2016/10/12 04:06 12日 04:02頃 十勝地方南部 3
2016/10/12 01:19 12日 01:16頃 熊本県熊本地方 1
2016/10/11 12:40 11日 12:37頃 茨城県南部 1
2016/10/11 06:50 11日 06:45頃 熊本県熊本地方 3
2016/10/11 01:04 11日 01:00頃 福島県沖 2
2016/10/10 21:58 10日 21:55頃 内浦湾 1
2016/10/10 20:53 10日 20:49頃 栃木県北部 1
2016/10/10 15:32 10日 15:28頃 埼玉県南部 1
2016/10/10 08:19 10日 08:15頃 秋田県内陸北部 2
2016/10/10 07:24 10日 07:21頃 熊本県熊本地方 1
2016/10/10 07:19 10日 07:15頃 茨城県沖 2
2016/10/10 06:48 10日 06:45頃 日向灘 1
2016/10/10 06:06 10日 06:03頃 鳥取県東部 2
2016/10/10 03:57 10日 03:54頃 熊本県熊本地方 3
2016/10/09 16:17 09日 16:13頃 茨城県北部 2
2016/10/09 08:29 09日 08:24頃 父島近海 1
2016/10/09 03:43 09日 03:39頃 熊本県熊本地方 1
2016/10/09 03:39 09日 03:36頃 釧路地方中南部 2
2016/10/09 03:32 09日 03:28頃 沖縄本島近海 3
2016/10/08 08:25 08日 08:21頃 秋田県内陸北部 1
2016/10/08 07:40 08日 07:36頃 秋田県内陸北部 2
2016/10/08 01:51 08日 01:46頃 熊本県阿蘇地方 2
2016/10/07 16:40 07日 16:37頃 茨城県北部 1
2016/10/07 09:17 07日 09:14頃 浦河沖 2
2016/10/07 08:37 07日 08:33頃 内浦湾 3
2016/10/07 00:57 07日 00:52頃 台湾付近 1
(続く)