「もしもし?オレだよオレオレ」ってな具合でしばらく前に知り合いの実家に電話がかかってきたようです。それも彼ががたまたま実家に帰省していたときに(出かけてて留守だったそうですが)。でた彼の母親はちょっとからかってやろうと、「今どこにいるの?東京?」と返して「うん、東京。実は会社の使い込みが・・・」となってきたので電話切ったようですが、いまだにこのオレオレ詐欺、26年度中には全国で5500件以上、約175億円の被害があったそうです。警察ではオレオレやら架空請求などの「振り込め詐欺」、そしてそれ以外のギャンブル必勝法やら異性との交際斡旋などの「振り込め詐欺以外」をひっくるめて「特殊詐欺」と呼称しており、この被害総額がなんと560億円、件数にして13371件あったそうです。すると一件あたりの被害額は400万円以上ですよ。これはひとつの「特殊詐欺市場」ですね。就労人口はどのくらいなんだろとアホなことを考えてしまいますが、それにしてもまだまだ被害があるんだなという印象です。とにかく、怪しい話には一切乗らない、本人確認をしっかりと、ですね。かくいう私にも時々メールが送られてきて、「是非あなたに3200万円差し上げたい!」という奇特な方がいらっしゃるようで、ほしいんですが辞退しています。
この振り込め詐欺系の話、海外ではどうなんだと思っていたら中国では発生しているそうです。ここ数年で激増しているようで、最近の年間被害額は2000億円相当にも上るそうで、宝くじ当選詐欺、住宅賃貸料振込み詐欺、税金の還付詐欺、など、やはり中国は犯罪も東を向いているんだなあと実感した次第です。しかしこの被害を食い止めた画期的なケースが最近あったそうで、南京に住む鋼材関係の仕事をしている男性、鉄鋼資材の売り込みの電話がかかってきて、値段交渉の末約630万円相当で商談が成立、上海の倉庫へと引き取りに部下を派遣しつつ金額を指定口座に振り込んだそうです。倉庫に行った部下、確かに鋼材はあったもののそれは別の所有者がいて、おかしいと気づいて犯人に電話するもノーアンサー。ようやく詐欺に気づいた男性、あわてて銀行に相談すると画期的な手段を提案されたとのこと。それが「犯人のネット口座のログイン画面で、でたらめなパスワードを入れて一時的に口座をわざとロックさせる」というもの。確かにネット口座などは不正防止のために数度パスワードを間違えると利用停止になりますね。これを活用して口座を凍結、既に一部払いだされてはいたものの少なくとも残っていた580万円程度を一時的にせよ保全することができたそうです。後に警察に相談して正式に口座は凍結され、その後犯人も逮捕されたそうですが、確かにこの方法、一時的にせよ口座を凍結するのには使えそうですね。さすが中国、4000年の歴史はダテだないですね。かつての時代のように、かの国に学ぶことは今でもありそうです。