こんにちはスター

東大阪病院 看護部 外来看護師のUです。

 

私は看護部感染対策委員会のメンバーとなり2年目となりましたニコニコ

 

外来に来院された患者さんの症状はさまざまです。

熱や咽頭痛などの上気道症状を訴える方や咳などの呼吸器症状、下痢や腹痛など消化器症状を訴える方など来院理由はさまざまです。

 

病院では、「もしかしたら何らかの感染症を持っているかもしれない」という標準予防策の考えに基づいて感染対策を行いますが、場合によってはさらに厳重な感染対策を講じる場合があります。 

 

当院は2023年10月に新築移転をしましたが、それまでの旧病院では隔離場所も限られており、コロナ禍では対応に悩むこともありました悲しい

換気をするために窓を開けるため室温管理がしにくかったり、絶えず対応できる部屋を確認しながら患者さん対応をしていました。これは結構なストレスに感じていました。 

移転した新病院では救急外来に念願の陰圧室が設置されました。 指差し

 

 

 

陰圧室とは 室内の空気や空気感染する可能性のある病原体が外部に流出するのを防ぐために気圧を低く設定した部屋です。病原体が浮遊している空気を外に出さない為気圧が低く設定されています。 実際に熱発患者さんで感染症が疑われる場合に第一選択として隔離室を使用しています。主に結核や重症急性呼吸器症候群(SARS)、水痘、麻疹などの空気感染する可能性が高い疾患の治療室として使用されます。 

 

隔離することは患者さんへ不安やストレスを感じさせてしまうことなので、声掛けして(理由を説明し)ご案内しています。 陰圧室の入口には「使用中」「空室」の札を表示して情報の共有を図り、スタッフ間でも声掛けを行い周知に努めています。 患者さんが待機している間、体調変化がないかなど声掛けしながら表情やバイタルサイン、全身状態の観察等観察しています。今回の移転で外来に陰圧室が設置され、患者さんの誘導(部屋の選択)のストレスが激減しました。今後も陰圧室という心強いエリアで 患者さんへ心強い気配りができるように職員全員で努めていきたいと思います看板持ちキラキラ

 

 

---

社会医療法人有隣会 東大阪病院は地域住民のみなさまの多大なご協力を頂いて、2023年10月に移転し、新病院で新たな出発をすることになりました。
引き続き地域に根差した、よりよい診療を目指してまいりますので、ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます