ある夜勤の出来事

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こんにちはWハート

東大阪病院看護部 急性期内科病棟主任Uです。


私は、2016年から認知症ケアプロジェクトを担当させていただいています。
認知症の患者さんは、日々の生活に不安を感じ、戸惑いながら生活をされています。
認知症ケアプロジェクトでは、必要な薬剤とスタッフの対応で、患者さんの不安や戸惑いを

すこしでも取りのぞくことができればと考えていますにこっ


ある夜勤帯に病棟で心が温まる出来事がありました。


夜勤だった私は、詰所(スタッフステーション)で書類の整理をしていました。
Aさんという患者さんは認知症の周辺症状から、落ち着きがみられない状況で、

転倒の危険が予測されたため、詰所(スタッフステーション)で車椅子にお座りになり、

スタッフと一緒に過ごされていました。


現場はコール対応、点滴管理、排泄介助・・・と、夜勤のスタッフはみな早足です焦る
そのような中でも一人ひとりのスタッフが、Aさんに声を掛け、手を握り、目線を合わせ、

Aさんが不安にならないよう関わっていました。

 

そのうちAさんも安心されたのか、少しずつ落ち着かれ、

「今日は家に帰らないで、ここに泊まろうかな」とおっしゃいました。

Aさんは、スタッフと冗談を言いながらベッドに戻り、朝食までぐっすりお休みになりましたzZ*


認知症の方は、快と不快を感じる力が強くありますが、

快を感じることで、安心に繋がり、心身ともに穏やかになります。

 

看護師の業務は忙しいから、と言い訳にせず、向き合ってくれた一人ひとりのスタッフに、

そしてAさんに、「ありがとう」と心から思えた出来事でした。