おはようございます
昨日のお話褥瘡(じょくそう)ってなあに?の続きです。
褥瘡(じょくそう)はどんな人がなりやすいのでしょうか。
自分で体位変換ができなくて、長期間寝たきり状態にある人、
ご飯が食べれず栄養状態が悪い人、皮膚が弱くなっている
(高齢者、排泄物や汗により皮膚のふやけがある、むくみが強い、
抗がん剤やステロイドなど薬の副作用で免疫力が低くなっている)人に
褥瘡が発生しやすいと言われています。
そして、体重による体の部分の圧迫だけでなく、摩擦やずれなどの刺激が
繰り返されている場合にも褥瘡になりやすいです。
また、上記の理由以外にも発症した病気の影響で発生しやすいものがあります。
代表的な病気は下記の通りです。
褥瘡発生の危険因子として特に注意すべき疾患
うっ血性心不全
骨盤骨折
脊椎損傷
糖尿病
脳血管障害
慢性閉塞性肺疾患
肝臓疾患
褥瘡の危険因子として考慮すべき疾患
悪性腫瘍
アルツハイマー病
関節リウマチ
骨粗鬆症
深部静脈血栓症
パーキンソン病
末梢血管障害
尿路感染症
明日は褥瘡(じょくそう)になりやすい体の部位や前触れや見分け方などを
話したいと思います