ずっと以前、
私にとっての不可侵の、スーパースターといえる存在が、西洋に7人、日本に7人いる、と書いたことがある。
コピペになるが、
西洋からいくと、
日本では、
という面々である。
ルネサンスの巨匠から、宮崎駿だけは今も健在だ。
今になって思えば、二つの欠点がある。
ひとつは、「アート」というくくりながら、絵画彫刻など、純粋美術的な視点で線を引いたこと。
音楽や文学など、当時は、別ジャンルで、
自分なりのスーパースターを紹介しようと思っていた。
実際は、旧の作品に触れる時間もなく、新しい作品を楽しむ精神的余裕もなく、それっきりになっていた。
もうひとつは、個人名ばかりで、実際の作品、「マスターピース」に関する言及が欠けていたこと。
彼らがいなくては、数々の名作もけして生まれなかった、という意味で、彼らはまさにスーパースターだが、
彼らが全くの個人で、先達や同時代人、当時の社会状況や科学技術から、何の影響も受けなかったとすれば、
それらの名作はうまれてきたか?
生み出されてきてはいても、決して名作にはなりえなかったのではないか。
今ここでは、音楽と文学を中心に、自分の一部である、といえるような、
スーパースターとマスターピースを、思いつくまま、そしてとりあえず7件、
追加で挙げておこうと思う。
これまた、私的なことであり、皆さんからの意見は無用である。(^^)
1.ビートルズと「サージェントペパーズ」
私が中学生のころ、解散後のジョンとポールが、商業的にも芸術的にも、ピークだったように思う。
2.スティービー・ワンダーの「キーオブライフ」
日本ではニューミュージック、海外ではロック一辺倒でパンク、と流れかけていた自分の音楽嗜好を、反省させてくれた大きな2枚半組
3.宇多田ヒカル
デビュー作も衝撃だったが、「ハートステーション」には救われた。
尾崎豊の影響を受けているというのも好感
4.(紫式部)「源氏物語」
5.宮沢賢治「永訣の朝」
今はなくなった高校の図書館の、湿っぽい空気感とともに。
6.手塚治虫「火の鳥」
7.スティーブ・ジョブズと「Mac&iPhone」
若いころは、ソニーとホンダが、松下電器とトヨタとの比較で、日本のベンチャーであった。
それこれひっくるめて、技術で世界を変えた人物と作品として、忘れてはならないと思う。
(2021年・福光美術館のアートブリュット展より)